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オペナースの基本!手術中に特に注意すべき3つの場面

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手術では些細なことが患者さまの命に直結するため、どんな状況であっても「確認」作業を怠ることはできません。
今回は、手術室看護師が特に注意したい3つの場面を取り上げてみたいと思います。

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カウントをするとき


手術室看護師は、手術介助の他に「カウント」という重要な役割があります。体内残存を防ぐために、ガーゼや針糸、手術器械といった手術に使用するすべての物を数えながら管理しています。しかしながら、ガーゼや針糸の紛失、手術器械の一部破損などが発生する可能性があります。

手術はいつもスムーズに進行するとは限りません。術中の出血や他診療科の介入、執刀医の交代、体位変換や術式の変更があるとカウントが合わなくなりやすいので細心の注意が必要です。

また、「心配だからと何度もカウントする」と余計に手術介助が遅れたり現状把握がしづらくなったりしてしまうことも。「一度で正確にカウントする」「常に現状(今どこに何がどのような状態であるのか)を把握しておく」方が賢明です。

手術器械の破損を防ぐために、術前(洗浄・滅菌・術前カウントの各段階において)に丁寧な動作確認をすることがとても大切になります。
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滅菌物を展開するとき


手術室看護師になると滅菌物を多く取り扱います。手術器械を準備する専属のスタッフを置く施設もあるかと思います。しかしながら、滅菌物の展開には落とし穴がたくさんあります。

パッケージの破損や滅菌期限切れ、間違った道具の展開、滅菌不良など、準備やセッティング段階に防げるものと、展開時の落下、清潔な器械台や滅菌物への未滅菌部分の接触など展開時に起こりうるものがあります。

再度滅菌するとなれば、手術の延期や中止、延長に繋がります。例え緊急時であっても滅菌物の確認作業を怠らず、手術に用いる道具は丁寧に取り扱う必要があります。


検体を取り扱うとき


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検体の種類は、ゲフリールにて術中に評価され術式に影響するものや、培養などその後の治療方針に関わるもの、インフォームドコンセントに用いるもの、研究材料などがあります。

肉眼では違いがわからないものも多々あります。摘出した執刀医と看護師、病理診断科とで印(摘出する検体に印として異なる色の糸を結ぶなど)の共有も必要です。また、膵臓は摘出されたまま放置してしまうと膵液で自己消化をしてしまうため、すぐに洗浄が必要になります。

このように、検体の特性によっては処理を必要とするものもあります。

そのほかには、破棄や紛失、取り違えや保存方法の誤り、置き忘れなどが発生しやすいため注意します。コミュニケーションエラーを防ぐためには、執刀医、直接介助看護師、間接介助看護師できちんと声に出して情報伝達します。

リンパ節郭清など多くの検体が摘出される手術では、ホワイトボードを活用して表にすると一目瞭然です。


おわりに


手術介助での看護師としての責任は重大です。しかしながら、それを恐れていては命は救えません。それぞれの場面において、手術室看護師チームとしての対策を練ることで、安全な手術が提供できるように努めています。



Writer…suke

Illust…Mana.Ishiguro
Twitter:@mana_utd


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