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「“あなたで良かった”と言ってもらえることが、一番のやりがいです」訪問看護師インタビュー・柴田亜実さん

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在宅ケアのニーズが増すなか、その一翼を担う訪問看護師に注目が集まっています。そんな在宅領域で活躍するナースへのインタビューシリーズがスタート。今回は、LE在宅・施設 訪問看護リハビリステーション蒲田に勤務している柴田 亜実(しばた あみ)さんを取材。訪問看護のやりがいや大変さ、想いについて伺いました。


プロフィール
柴田 亜実(しばたあみ)様

LE.O.VE株式会社 LE在宅・施設 訪問看護リハビリステーション蒲田勤務の27歳。看護学校卒業後、神奈川県内にある総合病院の集中治療室勤務を経て、2017年より現職。趣味は、健康や美容について勉強すること、韓国料理を食べること。

目次


苦手だった訪問看護への挑戦
誰が担当しても変わらない看護ケアの大切さ
在宅看護の魅力を知ってもらう機会を増やしたい


苦手だった訪問看護への挑戦


——現在の職務内容について教えてください。

主に蒲田や大森、羽田方面のご活用者さま宅を訪問し、看護を担当しています。自転車で約20~30分圏内にあるお宅を、1日5~6件訪問しています。ご活用者さまのなかには、廃用症候群や肺炎、悪性リンパ腫のほか、鬱病を始めとした精神疾患など、さまざまなご病気を抱えていらっしゃる方がいます。

——なぜ訪問看護師になろうと思われたのでしょうか?

看護学校を卒業後、前職の総合病院の集中治療室で約1年間勤務していましたが、昼夜問わない不規則な勤務で生活リズムが崩れてしまったほか、人間関係にも悩んでほとんど毎日泣いている状態でした。「3年間は病院でがんばろう」と考えていましたが、その後の看護師としての道のりをイメージすると、病院以外での看護経験を身につけることも必要なんじゃないかと考えました。また、例えばビジネスメールを書くなど、社会人として必要最低限のスキルも学べるところで働きたいと思うようになり、転職を決意しました。

実は私、もともと在宅領域が得意ではなくて、学生時代も在宅看護実習が一番苦手でした。療養者さまが暮らす環境に入り込んで、その方に合わせたこだわりなどを考慮して動くことが上手くできなくて。転職エージェントへ相談した時にまず、「病院以外で勤務経験を培いたいと考えているけど、在宅分野に苦手意識がある」ということを伝えました。するとエージェントから、「自分の苦手なところが分かっているなら、克服して自分の強みにしてみませんか」とアドバイスを受けました。その言葉を聞いたときはちょっと驚いたし、戸惑いましたが、よく考えてみるとその通りだなと思ったんですよね。それで訪問看護に挑戦することに決めました。

——訪問看護師になることに不安はありましたか?

ありましたね。病院では二人一組で患者さまのケアをしていたので、訪問先で一対一でご活用者さまに関わることに不安を感じていました。また、看護師として1年ほどしか経験のない私が、「ちゃんとご活用者さまをケアできるのか」「一人前の訪問看護師としてやっていけるようになるのか」と悩んでいました。あとは病院のシフト勤務に慣れていた体が、週5日勤務に適応できるのかも心配でした。

そういう状況を入職する前に伝えていたため、今の職場に入職後、研修期間中に3店舗での勤務を経験させてもらいました。そこではご活用者さまへどのようなケアをしているのか、訪問地域によっても少しずつ異なるご活用者さまの特徴などを知ることができました。ステーションごとにスタッフのカラーも違っていて、ご活用者さまとの関わり方にも個性がありました。それらを間近に見て学ぶことで、訪問看護業務のイメージができました。入職前に感じていた不安も解消されましたね。


誰が担当しても変わらない看護ケアの大切さ


——訪問看護のやりがいについておしえてください。

「一人のご活用者さまに長く、深く関わることができる」というところに訪問看護の楽しさがあり、やりがいを感じています。一人のご活用者さまを年単位で担当することが多いなかで、ちょっとした関わり方一つでご活用者さまが変化していく様子を目の当たりにできる機会がたくさんあります。入職直後に担当したご活用者さまについては、最初のころ「柴田さん、やり方が違う」とお叱りを受けることもありました。しかし最近では「柴田さんが今までで一番良くしてくれている」とうれしいお言葉をいただくことが増えました。

また、奥さまが急に入院されたご活用者さまがいて、訪問時には少しでも気持ちが和らぐようにと、なるべくご活用者さまのそばに座ってケア以外の会話をして、お話を聞くように心がけていました。するとその方からは「自分がつらい時に話を聞いてくれたことで、気持ちがすっきりした。柴田さんに毎週来てほしい」とおっしゃっていただき、その方が施設に移られてからも月2回ほど担当させていただいています。たくさんのご活用者さま宅へ訪問していますが、「柴田さんが担当で良かった」と言ってもらえることが、一番のやりがいです。

——訪問看護の大変なところは何ですか。

自身の体調やモチベーションの管理ですね。私たちも人間なので、体や心の状態にはどうしても多少の波があります。ご活用者さまの多くは自分より高齢で人生経験が豊かな方なので、こちらのちょっとした表情や仕草、声色などから、調子が悪いことを読み取られてしまう恐れがあります。「いつもと違うな」とご活用者さまに思われて、ご心配やご迷惑をおかけしないように、訪問中には細心の注意を払っています。

——訪問看護師として働いてみて、前職の病院勤務とどんな違いを感じましたか?

「ご活用者さまとのコミュニケーション量」ですね。病院時代より、患者さまと意思疎通を図る機会が圧倒的に増えました。一人ひとりに合わせたケアを提供するため、ご活用者さまと普段から会話することはとても重要だと考えています。特に私の場合、前職では病院の集中治療室で勤務していたため、人工呼吸器をつけていたり、麻酔が効いていて覚醒していない患者さまを担当する機会が多く、患者さまとコミュニケーションを取ることはほとんどありませんでした。だから、そのギャップは大きかったですね。


——訪問看護師として大切にしていることは何ですか?

自分が担当しなくなって他の看護師が担当するようになっても、ご活用者さまが元気に過ごし続けられる看護をしていくことが大切だと思っています。当社の代表も言っていることですが、訪問看護師は業務のなかで話し相手になったり、元気を与えたりすることで、ご活用者さまから感謝されやすい存在です。だけど私たちは一看護師であり、ご活用者さまは人生の先輩である場合が多いです。だから決しておごることなく、つねに謙虚に目の前のご活用者さま一人ひとりと向き合っていきたいと考えています。

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▲職場の同僚たちと(右側が柴田さん)。ステーション内はいつも明るく、相談もしやすい雰囲気だと言う。


在宅看護の魅力を知ってもらう機会を増やしたい


——これから訪問看護師としてどんなことに力を入れていきたいですか??

在宅看護の働き方や魅力をもっと知ってもらえるようになりたいですね。看護師のなかには、病院やクリニックでの働き方しか知らない、在宅看護を実際に学ぶ機会がない、という方が多いのが現状です。看護師が学生の時からインターンなどで在宅看護に携われる仕組みを作っていけたらいいですね。在宅看護を学んだうえで病院で働ければ、例えば「退院支援の時にはこうしよう」「在宅へ戻った時に必要なケアはこれだ」というように、看護師としての視野も広がり、できることも増えるはずです。少しでもそういった環境を整えるお手伝いをしていきたいと思います。

——訪問看護に興味があるけど迷っている、または訪問看護の素晴らしさを知らないという看護師へ一言お願いします。

「訪問看護には、病院である程度実務経験を積まないと挑戦できない」と考えている方も多いでしょう。でもそんなことはありません。実際、私も看護師経験1年ほどで在宅医療の世界へ飛び込みましたが、今では訪問看護師として4年目を迎え、後輩を指導する立場になれました。思い切って挑戦して良かったと思います。「きちんと訪問できるか」「手技が衰えないか」など初めて訪問看護に足を踏み入れようとする方の不安は尽きませんが、やってみたい気持ちや理想の看護ケアについて思いを受け入れ、指導してくれる会社にきっと出会えるはずです。ぜひ挑戦してみてください。

▼記事に関連する施設の情報はこちら(看護のお仕事)

LE 在宅・施設 訪問看護・リハビリステーション 蒲田支店


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