お電話でカンタン登録

0120-963-668

受付時間:9:00-21:00 (土日祝除く)

学生時代から憧れていた訪問看護師に。「やりがいは利用者さまとのコミュニケーションです」訪問看護師インタビュー・上平 将太さん

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
1640_top.jpg


在宅医療の最前線で活躍する訪問看護師へのインタビューシリーズ。今回は、ケアーズ港南台 訪問看護リハビリステーションに勤務する上平 将太(かみたい しょうた)さんを取材。訪問看護のやりがいや⼤変さ、思いについて伺いました。

プロフィール
上平 将太様(かみたい しょうた)さん
ケアーズ港南台 訪問看護リハビリステーション(神奈川県)勤務の28歳。看護学校卒業後、急性期総合病院の脳神経外科病棟に2年半、脳神経外科病院に2年半勤めたのち、2020年春より現職。現在は、利用者さま宅を回りながら、訪問看護師として充実した日々を送っている。

目次


学生時代から憧れがあった訪問看護
やりがいは利用者さまとコミュニケーションを取ること
今後はITのスキルも身に付けていきたい



学生時代から憧れがあった訪問看護


——現在の職務内容について教えてください。

当ステーションのある港南区を始め、栄区、戸塚区、磯子区の利用者さま宅を訪問し、看護を担当しています。訪問件数は1日4~5件で、移動には車を使っています。利用者さまが抱える病気はさまざまで、脳神経や泌尿器に疾患がある方や、内分泌系の糖尿病、循環器系の心不全、狭心症、心筋梗塞、神経難病の方もいらっしゃいます。小児科の利用者さまも2件ほど担当しています。

——訪問看護師になる前はどんな経験をされてきましたか?

病院附属の看護学校を卒業後、急性期総合病院の脳神経外科病棟に就職しました。脳神経外科に進んだのは、学生時代の実習で脳出血や脳梗塞で麻痺が残る患者さまが回復する過程をみて、看護のやりがいを感じたからです。同院に2年半勤めた後、専門性を高めるために単科の脳神経外科病院に転職しました。

——なぜ訪問看護師になろうと?

実は学生時代から訪問看護に興味を持っていました。学校の実習で精神疾患をお持ちの患者さま宅へ訪問看護に伺う機会があったのですが、その患者さまは部屋が荒れていて、認知能力も低下している状態でした。でもそんな状態でも自宅で生活できていることに驚き、在宅での看護に興味が湧いたんです。当時は、「いずれは訪問看護師になりたい」と漠然と考えてはいたのですが、まずは看護の基礎を身につけるため、病院で経験を積むことにしました。訪問看護師になることを見据えて、急性期・回復期・リハビリテーションとステップを踏もうと思ったんです。

——訪問看護師になることにハードルを感じませんでしたか?

多少感じていました。病院の脳神経外科だと専門分野でケアをしますが、訪問看護だと専門的な診療科はなく利用者さまを総合的に看なければならないので、触れたことのない分野にも携わらなければなりません。そんなとき疾病も病態も全く分からなかったので不安を感じましたね。担当につく前に利用者さまの症状を確認して、本やインターネットで病気を調べたり、先輩スタッフに聞いたりして、知識をつけるようにしていました。

サブ画像jpg.jpg


▲写真右から2人目が上平さん。事務所ではスタッフとの交流を大切にしている。


■やりがいは利用者さまとコミュニケーションを取ること


——訪問看護でどんな時にやりがいを感じますか︖

利用者さまと上手くコミュニケーションが取れて関係が良くなったときですね。初めて訪問する利用者さまだと、緊張されていて上手く話せないことが多いんです。不信感や拒否感をあらわにされることも少なくありません。けれど訪問を重ねたり話をしたりしているうちに、利用者さまの警戒が減って関係が良くなっていくんです。訪問看護の楽しいと思えるところですね。

以前、週1回の入浴をサポートしている利用者さまに、入浴を週2回に増やしたいと言われたことがありました。その時はすぐにケアマネジャーに連絡して即日対応してもらい、利用者さまからは「早い対応で助かった」と感謝の言葉をいただきました。利用者さまの要望に答えるのは大変でしたが、思い出深いエピソードです。

——訪問看護の⼤変なところはどこですか。

はじめのうちはオンコールで緊急の対応がないかと不安でした。ただ先輩スタッフから対応方法を学んだので、今では緊急時にも利用者さまの話をゆっくり聞いて、適切な判断と対応をすることができます。特にオンコールの対応では電話口の「口調」に気をつけています。緊急時には不安を感じている方も多いので、ゆっくりしゃべったり、男性の訪問看護師だと声のトーンが低く、冷たく聞こえてしまうので、なるべく高めのトーンで話したりするようにしています。相手に安心感を持ってもらえるように意識していますね。

一番印象に残っているのは「熱が40度近くある」と電話されてきた利用者さまです。その方はとても焦った口調で、慌てて電話を切ってしまうほど混乱されていました。そこで折り返し電話をかけ、声をかけつつ血圧など状態を確認して、緊急性があると判断して緊急搬送の対応をしました。私が電話口で冷静に話して、利用者さまを落ち着かせることができたことは、緊急対応の自信につながる経験でしたね。

——訪問看護師として⼤切にしていることを教えてください。

利用者さまにコミュニケーションを楽しんでもらえるよう、少しオーバーなリアクションをするなど表情やしぐさに気を使っています。特に今の時期はマスクをしていて目元しか見えないので、表情が読み取りづらいと思うんです。笑顔や驚きなど表情一つひとつをはっきりさせて、身振り手振りを交えて楽しげに話すようにしています。


■今後はITのスキルも身に付けていきたい


——訪問看護師に挑戦してみて、率直にいかがですか?

すごく良かったと思います。利用者さまと関わるのは楽しいです。病院と違って一人ひとりの利用者さまとゆっくり関われるので、より良い関係構築もできます。時間をかけて利用者さまを知っていくところから始まるのが訪問看護だと思うんです。今は在宅治療ならではの経験ができていると実感していますね。

——これから訪問看護師としてどんなことに力を入れていきたいですか?

看護スキルはもちろんですが、ITのスキルも身に付けていきたいです。これからの時代、スマート社会になってITスキルが必要になっていくと思うんです。看護師として働いているとITスキルを学ぶ機会はあまりないのですが、ケアーズ港南台はIT分野にも力を入れていて定期的にセミナーや研修が開かれているので、積極的に参加してスキルを磨きたいですね。ITスキルを習得したら看護業務に活かしたいとも考えています。

——訪問看護に興味があるけど迷っているという看護師へ一言お願いします。

訪問看護は意外とハードルの低い領域だと思います。私は脳神経外科の単科の経験しかなかったので、知識面で不安がありました。でも分からないことは学んでいける環境があります。

大事なのはコミュニケーションを取ることです。これは病院も在宅も変わらないのではないでしょうか。利用者さまとじっくり関わりたい人や話好きな人は訪問看護師に向いていると思います。忙しくて看護業務ばかりに追われている方は、ぜひ見学や体験で訪問看護の現場に触れてみてほしいです。

▼記事に関連する施設の情報はこちら(看護のお仕事)

ケアーズ港南台 訪問看護リハビリステーション


cta_banner_070.jpg