看護部・院長ブログ紹介_vol.11

2022.10.11

看護師として長く働き続けるには、日頃から自身のメンタルをコントロールし、モチベーションを維持することが大切です。

そこで本記事では、マインドフルネス・緩和ケア研修会での気付き・看護師特定研修の魅力について語られた内容を紹介しています。業務上の悩みで頭がいっぱいな看護師さん、ケアの在り方を考え、医療の質向上に取り組む看護師さんは、ぜひ本文を覗いてみてください。

(1)医療法人社団リカバリー こころのホームクリニック世田谷のブログ

医療法人社団リカバリー こころのホームクリニック世田谷は、精神科や認知症の方に訪問診療・訪問看護を提供しているクリニック。
人生についての新たな意味や目標が見出されていく過程「リカバリー」の支援に重きをおき、医師・看護師・作業療法士・精神保健福祉士・公認心理師などの専門職スタッフがチームを組んで対応しています。

▲高野先生の診療の様子/画像提供:こころのホームクリニック世田谷

同クリニックの院長やスタッフが綴るブログには、どなたのメンタルヘルスにも役立つ記事が満載です。
その中から今回は、公認心理師が担当した記事《悩み事でいっぱいな心を整える方法【マインドフルネス】》に注目してみました。

人は悩みがあるとそれに囚われてしまい、他に意識が向きづらくなるものです。中には心配しても仕方がないことに思いを巡らしたり、過去を思い返して苦しんだりする人もいます。
そのような状態を回避する方法として紹介されているのが、「マインドフルネス」です。マインドフルネスとは、自然に浮かぶ考えや感情に対し「良し悪し」の判断をせず、単に「〜なんだな」とありのままを受け止めていくことを言います。

今見えるもの、感じたことだけをそのまま受け止めるよう心をフルに使うと、気持ちを穏やかに保ちやすいのだとか。
「空が見える、青い」と眼の前のことを言葉にしたり、食べ物の味や食感、物を触った感覚なども言語化することで、上手くトレーニングできるそうです。日頃から練習しておくと、いざ辛くなったときに良いツールとして活用できるようですよ。

▲心理師さん/画像提供:こころのホームクリニック世田谷

マインドフルネスは、患者さんのみならず、多くの方の公私においてもメンタルヘルスの維持に有益な方法だと言えます。
悩みを抱え、日々頑張っている看護師さんにとっても、耳寄りな情報ではないでしょうか。ぜひ目を通してみて、健やかな毎日にお役立てください。

(2)やまと在宅診療所あゆみ仙台の院長ブログ

仙台市青葉区・太白区・宮城野区・若林区を対象エリアに、往診や訪問診療を行うやまと在宅診療所あゆみ仙台。
患者さん一人ひとりの背景をよく知り、相手の気持ちを尊重した在宅医療の提供に努め、地域の人々がいつでも心穏やかに生活できるようサポートしています。
また、チーム全体でより良い地域医療を形作ることを目指しており、24時間体制で電話による相談・情報提供を行い、夜間や休日でも安心できる医療環境の整備に尽力しています。

そんな地域に根ざした同診療所の院長ブログからピックアップするのは、《第282話 報いの時》という記事。
ここでは、仙台医療センターで開催された緩和ケア研修会のことが綴られています。

緩和ケア研修会に参加した院長は、血液悪性疾患で長期間化学療法を受けていた患者さんが、仙台医療センターから同診療所での在宅緩和ケアへ移行した際の様子を発表したとのこと。

この研修会で院長は、医師や看護師などの医療スタッフが、患者さんとそのご家族が終末期をどう過ごすかという意思決定に真摯に向き合いながら深く関わっていることを知ったそうです。
それと同時に、病院からバトンを受け取った診療所側は、診察を通して患者さんにとって自宅で過ごす時間は家族との絆を再確認する貴重な時間になっていることを知ったと述べています。

記事には、上記以外にもさまざまな思いが記されているので、ターミナルケアや在宅医療についてさらに理解を深めたいという看護師さんは、最後まで一読してみてくださいね。

(3)社会福祉法人京都社会事業財団 京都桂病院の部門ブログ

社会福祉法人京都社会事業財団 京都桂病院は、基幹病院として京都市西部・乙訓地域・京都中部に住んでいる方々の健康に寄与している病院です。
救急治療に注力する中で、高度ながん治療の提供も行うなど、急性期および高度急性期を広く担っています。

▲新救急集中治療棟イメージ/画像提供:京都桂病院

同病院では、そうした院内の情報をブログを通して公開中。
救急科の日々の様子が垣間見える記事も掲載されており、たとえば《看護師特定行為研修でモチベーションアップ!》という記事もその一つです。

こちらの記事によると、同病院では看護師特定行為研修に力を入れているとのこと。
なんでも、ER・CCMで活躍する看護師さんの半数以上が、特定行為が行えるようになることを目指しているそうです。

そこで積極的に院内外の研修生向けの講義や実習に関わり、看護師さんたちの知識や技術のスキルアップを図っていると言います。
看護師の領域と異なる部分があるため大変な一方で、行える範囲が広がることで自然と看護師さんが活躍できる範囲も広がったり、全体的な業務効率が上がったりと多角的に見て魅力が多いと感じられるようです。

それと同時にやりがいやモチベーションアップにもつながることから、看護師特定行為は良い循環をもたらしてくれるものと言えるのかもしれませんね。

ブログにはこのほかにも、同病院の救急科の実情が見える記事が充実しているので、ぜひアクセスして気になる記事をチェックしてみてください。
同病院の取り組みを知ることで、参考になる情報が得られるかもしれませんよ。

登録は1分で終わります!

この情報はお役に立ちましたか?

インタビュー参加者全員にギフト券3,000円分プレゼント!