看護師国家試験当日まで、私は焦りが強く毎日夜中まで勉強していた。周囲の友達に比べて、自分はすごく出来ていないと、ひたすら焦っていた。
国家試験当日まで、頭にぎゅうぎゅうに知識を詰め込むので必死でどう過ごしていたかなどは覚えていない。
国家試験後、母が雪のなか駅まで迎えに来てくれて、
夕飯がおでんだったことは覚えている。
見たいわけでもないテレビを眺めて、布団に入りながら国家試験前の日常感が急に溢れ出してきて、頭は疲れてぼんやりしたまま深い眠りについた。
国家試験後、正直に言うと「ちょっとご馳走だったりして・・・」なんて期待していた面もあったが、あのときの「日常のごはん」は私をすごく安心させてくれたとも思う。(が、ご馳走も食べたかっ・・・・・・・いえ何でもないです。)
中山有香里
【『看護師メシ』バックナンバー】
『看護師メシ』vol.3 ~休憩室を襲う「カップ焼きそば」~
『看護師メシ』vol.4 ~特別感がある「パン屋さんのパン」~
『看護師メシ』vol.10 ~折れた心を癒やした「天津飯」~
『看護師メシ』vol.11 ~無言のコミュニケーション「隠しオヤツ」~
『看護師メシ』vol.12 ~後輩の差し入れ「アップルパイ」~
『看護師メシ』vol.13 ~職員食堂の人間模様と「カツ丼」~
『看護師メシ』vol.14 ~落ち込む新人時代と「炊き込みご飯」~
『看護師メシ』vol.15 ~かたくなな患者さんの「娘さんのお弁当」~
【プロフィール】
中山有香里
看護師?イラストレーター。著書に『ズルいくらいに1年目を乗り切る看護技術『悲しいくらい人に聞けない看護技術』(メディカ出版)
Twitter:@musashi_0303
Instagram:@zurukan.yukari33
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