医療業界でも、グローバル化・IT化は着々と進んでいます。そのため医療従事者は、自身の周囲のみで完結していたコミュニケーションの輪を、さらに広げる必要があるでしょう。今回は、医療が届かない場所で医療活動を行っている法人や、心に響く話し方を教えている法人をご紹介します。看護師として自身の視野やコミュニケーションの幅を広げたい方は、読んでみてください。
世界には、貧困や医師不足、大規模災害に直面している方、日本国内でも離島・僻地に住んでいる方など、十分な医療が行き届かず困難な状況に立たされている方が数多く存在しています。
ジャパンハートは、医療が届きにくい場所にも適切かつ高度な医療を提供し、少しでも多くの命をつなぎとめようとしている国際医療NGOです。すべての人が健やかな人生を歩めるよう、各種医療活動を行っています。
画像提供:ジャパンハート
ここでは、同団体がこれまで行ってきた海外医療活動をいくつかご紹介します。
・カンボジアでの医療活動
医療活動の拠点として「ジャパンハートこども医療センター」を設立。医療人材の育成環境を整え、一般外来診療や外科治療、産科診療などに対応しています。また、貧困を理由に治療継続が困難な小児がん患者のため、2018年より小児がん治療を開始。治療によって免疫力が低下している子どもに、衛生面や栄養面に配慮した食事を提供できるよう、調理環境の整備にも努めています。
・ミャンマーでの医療活動
医療費が高額でなかなか治療を受けられずにいるミャンマーの人々のために、現地にて診療や手術活動を実施。病院へのアクセスが困難な地域の方々に対しては、無料での出張診療を行っています。また、僧院に住む子どもの衛生環境改善のために、僧院での往診や衛生指導も行っています。
画像提供:ジャパンハート
国際看護師研修は、グローバルに活躍できる看護師の育成を目的とした研修です。国内の離島やアジアの開発途上国、被災地など、人材や医療物資が不足している環境で適切な医療を実践し、看護師として、人として自分の可能性をさらに広げたいための方の研修を行なっています。
国際助産師研修は、国際的なあらゆる医療現場で活躍する助産師の育成を目的とした研修です。人材や医療物資が限られた医療現場における助産実践能力や判断力、コミュニケーション能力を養い、この世界のどこかでなくなっている、救えるはずの小さな命をひとつでも救うための研修を行なっています。
国際的な医療現場で自身の看護と向き合い、さらなる成長につなげたい看護師さん、助産師さんは、研修に参加してみてはいかがでしょうか。
新型コロナウイルス感染拡大による医療崩壊を防ぐための緊急支援や、アジア途上国における感染拡大防止のための医療支援を実施。クラスターが発生した医療機関への医療者派遣や、医療物資の配布、感染防止のためのレクチャー実施などを行い、新型コロナウイルスに立ち向かう医療従事者をバックアップしています。
(認定)特定非営利活動法人ジャパンハート
https://www.japanheart.org/
株式会社MICIN(マイシン)は、医療とテクノロジーの融合によって、医療革新に挑んでいる企業です。「すべての人が、納得して生きて、最期を迎えられる世界」をビジョンに、アプリケーション事業やデータソリューション事業、デジタルソリューション事業などを展開しています。
アプリケーション事業では、オンライン診療サービス「curon(クロン)」や、薬局専用・オンライン服薬指導サービス「curonお薬サポート」などを提供。これまで対面でしか行えなかったような診察や服薬指導をオンライン上で実現し、医療の可能性を広げています。
データソリューション事業では、健康診断結果や手術動画などの医療データを、AIによって解析。生活習慣と病気との因果関係や熟練の医師の技術などを集約・解析することで、より適切な治療法を導き出しています。デジタルソリューション事業では、臨床開発向けオンライン診療システム「MiROHA(ミロハ)」を提供。デジタルツールを活用した多彩な開発手法を提案し、臨床試験の効率化・品質向上を図っています。
「クロン」は、かかりつけ医による診察を、インターネット上で行うアプリケーションです。診療予約から問診、診察、処方、決済、薬の発送手続きまで、すべてオンラインで完結できるのが特徴です。
「クロン」の導入により、定期的な通院が困難な方も、無理なく治療を続けることが可能。そのほか、交通費や時間を削減できる、スケジュール通りに診察してもらえる、会計や薬の処方の待ち時間がかからないといった点が、患者のメリットです。
病院側にも、初期費用や月額費用がかからないため導入しやすい、二次感染防止につながる、スムーズな診療が可能になるといったメリットがあります。
【オンライン診療サービス「curon(クロン)」画面イメージ】
画像提供:株式会社MICIN
「curonお薬サポート」は、予約、ビデオ通話によるオンライン服薬指導、決済、配送までオンラインで完結するサービスです。オンライン診療サービス「クロン」を導入している全国約5,000施設の医療機関と連携ができるのが特徴です。
オンラインで診察したものの、薬局に処方箋を出しに外出し、お薬ができるまで店内で待たなければならないという体験をすることなく、自宅で服薬指導、決済、お薬の受け取りまで完了することができるようになります。
このサービスは、電話診療や他のオンライン診療サービスを受診した患者もアプリのインストールが不要で手軽に利用できる点が、患者にも薬局にもメリットです。
【curonお薬サポート 利用フロー】画像提供:株式会社MICIN
株式会社MICIN
https://micin.jp/
日本心に響く話し方協会は、その名の通り「心に響く話し方」をレクチャーしている一般社団法人です。芸能界で役者として活躍していた代表理事が、役者として培った表現スキルをベースに、オリジナルメソッドを提案。心に響く話し方を習いたい方・教えたい方向けに、「自分の心に響く言葉」を使った話し方講座を行っています。
看護師にとって、患者とのコミュニケーションは必要不可欠です。講座に参加して心に響く話し方をマスターすれば、より患者のニーズに沿った、きめ細かな看護を提供できるようになるでしょう。講座は一部オンラインでも実施されているので、興味がある方は同法人の公式サイトにてご確認ください。
▲代表理事:宮北結僖(みやきた ゆき)様/
画像提供:一般社団法人日本心に響く話し方協会
自分らしい話し方を養うためのセミナーです。初対面でも会話が弾む話し方を、実践を交えて学んでいきます。体験セミナーでは、「自分に響く言葉で、相手に伝わる話をする」ことをベースに、伝えたいことを相手にイメージしてもらえる話し方を学びます。初級セミナーでは、人に好かれる声・分かりやすい話し方を、腹式呼吸や滑舌レッスンとあわせて習得。言響セミナーでは、表情・目線を活かした話し方や初対面でも会話が弾む話し方、言葉に感情込めた話し方など、より実践的な話し方を身につけます。講座は毎回完結型なので、どの講座からでも参加可能です。
「患者さんの本心をうまく引き出せない」「患者さんに言いたいことをうまく伝えられない」など、コミュニケーションに関する悩みを抱えている看護師さんは、参加してみるとよいでしょう。
画像提供:一般社団法人日本心に響く話し方協会
インストラクターによる実践型個別レッスンです。個々の悩みや会話レベルに合わせたパーソナルレッスンを行っています。重点的に教えてほしいポイントがある方や、他の人にレッスンを見られるのが恥ずかしい方も、安心して相手の心に響く話し方を身につけることができます。実際に患者との接し方を学ぶため、多くの医師や看護師、薬剤師などの医療従事者が、レッスンを受講しています。
言響表現塾は「自分の言葉で、相手の心に響く話ができる」ようになる塾です。オンラインにより自宅から全6回4ヶ月で代表宮北結僖の22年以上の役者経験をベースにしたオリジナルメソッドが学べます。少人数制で個別レッスンなども充実。発声を含め様々な話し方、表現法を学び、最終回修了時には10分~15分のセミナーや講演を発表するところまで指導します。
一般社団法人日本心に響く話し方協会
https://genkyo.jp/
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