
日々の看護実践において、患者さんやご家族の不安に寄り添い、地域やライフステージに応じた支援を届ける姿勢は欠かせません。本記事では、多職種で地域とつながるイベントの様子や、思春期特有の繊細な悩みに配慮した環境づくりなど、現場の温かな取り組みをピックアップしました。日々の看護ケアのブラッシュアップや、患者さんへのアプローチを広げるきっかけとして、ぜひ役立ててみてください。

1930年に開院して以来、徳島県鳴門市の地域医療を支えてきた医療法人緑会 小川病院。脳神経内科や糖尿病内科などの専門医が揃い、高度な画像診断とリハビリテーションを組み合わせたチーム医療を実践しているのが特徴です。救急告示病院としての役割や多角的な病棟機能、併設する介護事業所との連携を活かし、入院から在宅復帰、終末期まで24時間体制で途切れのないサポートを提供しています。
同院では院内での出来事を発信するブログも運営しており、その中から今回注目したのが《【イベント】看護の日》という記事です。
記事には、看護週間にあわせて開催されたイベントの様子が綴られており、当日は会場に飾られた看護師やリハビリスタッフからのメッセージ、職場の雰囲気を伝えるパネル展のほか、師長による当院の施設説明が行われたとのこと。さらにリハビリテーション課の指導による健康体操をはじめ、血圧脈波や握力といった健康チェック、健康相談など充実した内容だったようです。

特に印象的なのが、同院のデイケアを利用している男性から寄贈された手作りの船の模型のエピソードでしょう。
以前は大海原でマグロを追っていたという男性が丹念に生み出した繊細な作品群。参加者の方へ記念品としてその作品が贈られたエピソードからは、利用者さん一人ひとりの趣味や特技を大切にする、温かな関係性が伝わってきます。

多職種が一体となって健康をサポートする同院の取り組みは、地域交流を深める素敵なヒントになるのではないでしょうか。イベントを通した地域の方々との関わり方に興味がある看護師さんは、ぜひ記事を開いて内容をチェックしてみてくださいね。

長野県塩尻市にて、小児疾患からアレルギー、発達相談まで幅広く対応し、子どもたちとそのご家族の健康を支えている、らいおんこどもクリニック。日本小児科学会認定専門医である院長・髙山和生先生を中心に、小さな体で病気と戦う子どもや、不安を抱える保護者に寄り添った診療を行っています。感染・非感染外来の動線分離やCLS監修の内装により、誰もが安心できる環境を整備しているのが特徴です。さらに事前問診や音声入力カルテなどのシステムを活用し、診療業務の効率化を図りながら、患者さん一人ひとりに丁寧に向き合う診療を目指しています。

そんな同クリニックの温かい取り組みは、こちらのブログ記事《日記:らいおんのひとコマ5》からも感じられるのではないでしょうか。
記事で綴られているのは、国際女性デーに寄せた、思春期を迎える子どもたちへの配慮や環境づくり。思春期を迎えると、小児科を受診する中学生や高校生の女の子のなかには、生理や体の変化に関する悩みを抱える子が増えてきます。しかし、「恥ずかしい」「どう相談したらいいかわからない」と一人で抱え込んでしまうケースも少なくありません。
そこで同クリニックでは、中学生以上の女の子の診察時には、可能な限り女性スタッフが付き添うことで、不安を和らげる配慮をしているそうです。また、トイレには生理用ナプキンを常設し、急に必要になった際にも気兼ねなく使える環境を整えています。
HPVワクチンについても、その必要性や安全性について十分に理解できておらず、接種に不安を感じる方もいることから、理解を深めていただくための丁寧な情報提供や相談対応を大切にしているとのこと。一方的に接種を勧めるのではなく、患者さん自身が納得して判断できるよう支援しています。「愛は子宮を救う」プロジェクトの紹介や関連冊子の配架などを通じ、主体的な選択を支える情報発信にも熱心な様子がうかがえます。

患者さんの不安や羞恥心に寄り添い、誰もが安心して声を出せる居場所を作り上げる同クリニックの姿勢は、日々の看護実践においても大いに学び取れるのではないでしょうか。
記事の制作について
「レバウェル看護 看護師さん向けお役立ち情報」では、
記事の制作・公開にあたってのポリシーを定めています。
詳細は下記よりご確認いただけます。
キャリア
働く場所
選考対策
資格
その他
読みもの
連載