院内業務の効率化と働きやすさの実現に寄与している企業

2022.10.17

日々の看護業務を行う上で、目の前にある課題や改善すべきことに頭を悩ませる看護師さんも多々いることでしょう。

本記事では、そうした医療現場で起こりやすい問題解決に向け、業務効率化に繋がるアイテムを提案している企業に注目しました。現状の問題を打開し、働きやすい職場作りをしたい看護師の方は、最後まで目を通すことで解決の糸口が見つかるかもしれません。

河淳株式会社

日本国内はもとより、海外にも複数の拠点を設けハードウェア事業やホテル事業、メディカル事業、流通事業など多岐に渡って事業を展開している、河淳株式会社。モノ作りでは現場の声に耳を傾けニーズをしっかりとキャッチアップし、提示された問題の改善・解決に向けて一切妥協しない製品開発を行っています。

与薬インシデントを防ぐ「N与薬カートロング・ワイド」

▲Nカート与薬ロング/画像提供:河淳株式会社

与薬業務を行う看護師の役割は、医師が処方した医薬品を指示通りに正しく内服させ、その前後の効果や副作用の有無を観察することです。与薬は患者への介入を伴い、直接薬を与えられる患者にとって与薬の最終段階を担う看護師は、いわば最後の砦とも言えます。
与薬における医療事故は未だゼロではなく、看護師は常に安全性に配慮し、慎重に業務に携わらなければなりません。

そうした与薬インシデントを防止し、看護師の与薬管理業務の負担を軽減するべく誕生したのが、「N与薬カートロング・ワイド」です。
同製品はシャッターレス式の与薬カートとなっているのが特長で、医薬品を出し入れする度に発生する煩わしいシャッター開閉の手間をなくしました。その代わり、ワンアクションロック機能を備え、本体上部にあるロックレバーを左右にスライドするだけで、簡単にロックと解除ができる画期的なシステムを採用。
具体的には、ロックしている状態のときは与薬コンテナが引き出せず、反対に解除すると引き出せるといったアイデアが光る同社独自の仕組みとなっています。
こうした与薬コンテナの制御機能が搭載されていることにより、スムーズな与薬管理業務に加え、セキュリティ管理の面でも安心です。

▲Nカート与薬ワイド/画像提供:河淳株式会社

さらに注目したいのが、ワンアクションで集中ロックできる上、同時にプライバシー保護も行えること。
たとえば、与薬カートをロックするとそれに連動してブラインドユニットが持ち上がり、患者の病室や名前が書かれた個人情報を隠すことができます。一方で、ロックを解除するとネームプレートが見えるようになるというシステムです。与薬管理をする上で、看護師が配慮すべきことも実現させた製品だと言えるでしょう。

また同製品には、与薬コンテナ内に設置するミニケースのスライダーローテーション機能が備わっているのも魅力。与薬コンテナの傾斜を利用し、内服する当日分の医薬品が最前列に自動で滑り移動するこの仕組みは、医薬品の処方切れや与薬漏れをひと目で確認できるため大変便利です。

同社が手掛ける製品を知ることで、看護師として与薬業務に対して改めて責任ある業務であることを再認識し、誤薬防止の意識をさらに高めるきっかけになることでしょう。

カルー株式会社

IT技術を駆使し、医療機関と患者の情報格差を埋めるためのオンラインサービスを提供している、カルー株式会社。代表的なサービスに、病院検索サイト「Caloo」や動物病院検索サイト「Calooペット」があります。患者の最適な医療の選択と、医療機関のサービス向上をサポートするべく、双方を繋ぐプラットフォームとして進化し続けている企業です。

WEB問診システム「アポクル問診」

▲画像提供:カルー株式会社

院内業務で頭を悩ませる問題の1つに挙げられるのが、問診票の確認やカルテへの転記といった問診票関連の業務に時間がかかることです。
特に、初診の患者の場合は問診で確認する事項が多く、看護師や患者にも大きな負担がかかってしまいます。
診察する医師へスムーズに橋渡しするための問診業務ですが、ときには患者の書いた字が読みにくかったり、必要な回答が得られなかったりすることもあり、結局は再度聞き直して確認の手間が生じてしまったという経験もあるのではないでしょうか。
そうした紙の問診票への記入は、看護師の業務のパフォーマンス低下にも繋がってきます。

そこで同社が提案しているのが、WEB問診システム「アポクル問診」です。
同システムは、医療従事者と患者の双方にとって画期的な機能が備わっています。

▲画像提供:カルー株式会社

たとえば、通常は医療機関の待合室で問診票を記入するところ、患者自身のスマホやタブレットを使って外出先から問診の回答を入力することが可能。患者は自分のタイミングで回答できるほか、診察までの待ち時間を大幅に短縮できます。
混雑を避けて来院できるため、患者のストレスも軽減できるでしょう。
またコロナウイルスの感染症対策として院内滞在時間も削減でき、加えて画像アップロード機能があるため保険証の確認が可能です。
接触を避けたい、できる限り滞在時間を減少したい、事前に問診を確認し診察の効率を上げたいという要望を叶えています。

同システムは電子カルテとの連携が可能で、サーバにアップロードされた問診の回答データをコピーし、オフラインにて転記できる仕組みになっています。問診情報を、診察室にいる医師とWEB上でスマートに共有できるのも魅力です。
また、患者が答えた内容によって次の質問内容が変わるドリルダウン型が採用されているのも注目すべきポイント。複数の回答を選択した際の分岐にも対応しており、質問内容や文言などはカスタマイズできます。そのため、紙ベースでは困難な掘り下げた問診が叶い、医師は具体的な症状を知ることで患者へ的確な治療方法を提案できるでしょう。また予約システム「アポクル」とも連携しているため、予約管理画面から問診の回答結果を確認することができます。

同システムによって問診業務の時間と労力を大幅に削減し、業務の効率化を図るとともに、捻出できた時間を患者と向き合う時間に充てられるのではないでしょうか。

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株式会社レオクラン

医療・福祉・保健の分野において、ICTを活用した医療情報システム導入の支援や医療機器の選定と提案、医療機関のコンサルティングなど幅広く事業を展開している、株式会社レオクラン。医療機関が質の良い医療を提供できるようさまざまな角度からアプローチし、それぞれが持つ課題解決に向けてトータル的にサポートしています。

タッチパネル式入力アプリ「BEAR-D」

患者にとって、体調が優れない中での診療待ちの時間はとても長く辛いもので、そのストレスは計り知れません。それも、待ち時間が長ければ長いほど患者へ負担がかかり、終いには医療機関へのクレームに繋がってしまうことも考えられます。

そうした診療待ち時間にかかる負担を軽減させるべく、同社はタッチパネル式入力アプリ「BEAR-D」を開発しました。
同サービスは、患者が待ち時間にタブレットにて問診票を入力し、診療までの時間を短縮できるというものです。問診票の内容は医療機関ごとに自由に作成することが可能で、フローや診療科目に応じて独自の質問を入力することができます。
たとえば、ある一定期間だけ対応する予防接種やイレギュラーな診療への対応などが発生した場合は、その都度すぐに入力内容を作成し使用が可能です。患者の状態によって入力用の帳票が複数必要な場合も便利で、複数作成した帳票を同時指定し回答を得る機能も備わっています。

問診票の質問は、患者が入力した性別や年齢、身長といった基礎情報に加え、直前の質問への回答内容によって次の質問を自動的に判断し、提示させる仕組みとなっています。医療機関ごとに専門性が分かれるため、さまざまな質問の条件を設定できるのは魅力なのではないでしょうか。きめ細かい質問を投げ、状態の詳細を知ることで素早く適切な処置を施せます。

タブレットでの質問への回答は、使い慣れていない世代にとっては難しいと感じるかもしれません。しかし、同サービスはシンプルな設計で、高齢者や子どもでも操作しやすいのが特長です。
画面には大きなボタンが表示されており、選択項目や数値を入力しやすくなっています。また、タッチした箇所に印をつけるシェーマ入力にも対応しているため視覚的にも分かりやすく、どなたでも簡単に使えるでしょう。

なお、電子カルテとの連動も可能で、メーカーの規定はありません。患者が回答した問診データはすぐに電子カルテへ自動転送されるため、業務の負担を減らすことができます。

実際に、同サービスを導入している医療機関は全国で200施設以上にも上り、使い勝手のよさと患者満足度の向上に役立っている結果なのかもしれません。

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