看護師ニュース・特集
2022.11.7
地域住民の方々はもちろんのこと、場合によっては遠方に住む方に対して健康をサポートすることもあるでしょう。その時々で状況や対応者は異なりますが、根底にあるのは病気で悩んだり、苦しんだりする人々を助けたいという思い。
そこで本記事では、そんな思いが垣間見える医療機関のブログ記事を集めてみたので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
医療法人社団 くじら在宅クリニックは、東京都豊島区と周辺エリアにて、24時間365日対応の訪問診療を提供しています。
内科や精神科、緩和ケアのほか、認知症や糖尿病、床ずれなども診療。
患者さんとご家族の心に寄り添うことをモットーに、住み慣れた環境で快適かつ安心な毎日を過ごせるようサポートしています。
そんな同クリニックの院長が、訪問診療に際し考えていることを綴った記事《訪問診療でこころがけていること》をブログにアップしていたので注目してみました。
院長によると、患者さんは訪問診療を通して「安心」を求めていると感じるのだとか。
背景には病気への不安があり、それは「知らない」ことによって増幅しているのではと言います。
実はこのように考えるようになったのは、車に詳しくない院長自身が車の警告アラームに驚き、不安になったことに起因しているとのこと。
「知らないだけですごく不安になる」と実感した院長は、それ以降よりわかりやすく話すこと、先の見通しを伝えることを心がけているそうですよ。
医師や看護師には当然のことでも、病院へ行けない患者さんにとってはどうなのかと考える院長の姿勢は、訪問診療において非常に大切なものでしょう。
記事には実際の温かい声掛けも紹介されているので、訪問診療に興味のある看護師さんはもちろん、外来や病棟などに勤務している方もぜひ熟読してみてください。
また、ブログには同クリニックが標榜する診療科に加え、プラスアルファの情報も掲載されています。
さまざまな医療現場で活かせる知識が得られるので、他記事も併せて目を通してみてはいかがでしょうか。
宮城県仙台市にて、がん患者を対象にセカンドオピニオン相談のほか、施設や専門医の仲介、往診・診察の同行などを行っている、がんコーディネートくりにっく。
リンパ浮腫関連の資格を有する看護師や、がんの病状を知り尽くしたさまざまな専門家と連携し、がん患者の心に寄り添った診療を実施しています。
そんながん患者の心の拠りどころとも言うべき存在の同クリニックですが、運営するブログの中の記事《くりにっく初の外国人クライアント様診療》によると、外国籍の方へ対応する機会もあったようです。
診療方法は、患者さんの母国からインターネットを通じてオンライン面談で行われ、当日は患者さんのご家族も一緒に参加されたのだそう。
前準備として、病歴や検査結果を打ち合わせ、資料は翻訳してもらうなど、診療時間以外にも多くの方々の協力を経て当日を迎えられたと言います。
そうした外国籍の方の診療を実施する中で感じたのが、事前準備の大変さや言葉の壁、通訳の方との連携の難しさといった診療上の課題でした。
しかし、小回りが利く同クリニックだからこそ課題を拾い上げやすいという点を挙げ、課題解決に向けた今後の診療体制について院長の思いが綴られています。
詳しい内容は、当該記事に記載されているエピソードに注目してみてください。
院長の体験を通して、外国籍の患者さんと関わる際の現場の課題と実情を把握できるため、ある程度の心構えができるのではないでしょうか。
そのほか、ブログにはがん患者さんとの関わり方を模索している看護師さんに役立つ記事が網羅されているので、併せて読んでみることをおすすめします。
新潟県長岡市にあるおやなぎアレルギークリニックは、アレルギー疾患・小児疾患・乳幼児健診を標榜しています。
食物アレルギーをはじめ、気管支喘息やアレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎といったあらゆるアレルギー疾患に対応する同クリニックのモットーは、アレルギーでも苦労しない「不苦労」を目指すこと。
豊富な治療経験と専門知識を持つ医療スタッフが、アレルギー疾患に悩む患者さん一人ひとりの身体状態・症状に合わせて最適な治療を提供しています。
そんな同クリニックのブログでは、アレルギー知識から子育て関連まで幅広いジャンルの記事を掲載。
今回は、その中から同クリニックの活動がわかる《県保育士会研修の講師を務めました》という記事をピックアップしてみました。
ここでは、院長が講師を務めたという新潟県保育士会のキャリアアップ研修のことが綴られています。
記事によると、県保育士会キャリアアップ研修は保育士の資質向上と専門知識・技術を修得するというもので、アレルギー分野の講師として院長が定期的に招かれているとのこと。
この日は、「園での食物アレルギー事故を防ごう!」というテーマで講演を行うことに。
近年、食物アレルギー持ちの園児が増加していることによる保育園での対応について、3時間語ったそうですよ。
そのときの様子について院長は、「3時間喋り続けるのは非常に疲れたが、参加者が真剣に聞いてくれてうれしかった」と述べています。
子どもから大人まで、誰にでも起こり得るアレルギー。
身近な疾患なだけに「もっと理解を深めたい」という看護師さんも多いのではないでしょうか。
そんな看護師さんは、隅々までブログに目を通してみてくださいね。
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