業務負担の軽減や、医療格差をなくす取り組みで寄与している企業

2022.11.15

本記事では、医療従事者の業務負担を軽減し、安心安全に医療提供できる製品を手掛けている企業と、ITを駆使して遠隔医療を支援している企業を紹介します。

特にICU勤務の方や地方勤務の方、医療業界で話題となっている取り組みに関心がある看護師の方は、ぜひ最後まで目を通して気になる企業をチェックしてみてください。

シーホネンス株式会社

1957年に設立して以来、半世紀以上もの間、医療・福祉向けのベッドメーカーとして業界を牽引してきた、シーホネンス株式会社。常にユーザー目線でニーズを汲み取り、「安全」「衛生的」「快適」な製品開発を行っています。また、医療福祉用具も手掛けるなど、業界に特化した技術と、長きに渡って得た信頼で独自の付加価値サービスを提供している企業です。

医療用ベッド「Eleganza5 (エレガンザファイブ)」

▲画像提供:シーホネンス株式会社

看護師は配属先によって、高度な管理を必要とする患者へ看護を行うことがあります。特に、ICUなど片時も目を離せない容態の患者へは24時間体制で看護を行い、常に緊張状態を保つこととなります。

そうした緊張状態がピークに来ると、予期せぬ事態が起こる可能性も考えられるため、医療従事者にはほどよい緊張感を保ちつつ、できるかぎりICUでの業務の負担を軽減する体制や環境が必要かもしれません。

そこで注目したいのが、同社が手掛ける医療用ICUベッド「Eleganza5 」。
同製品は、緊張感が続く中での看護業務を支えるさまざまな機能が備わった高機能ICUベッドです。

▲画像提供:シーホネンス株式会社

たとえば、ベッド本体が左右に最大15°傾斜するラテラル機能が搭載されているのが特長で、看護師は前かがみになって患者の体位変換を行う必要がありません。腹臥位療法や体位ドレナージを行う際にも有効な機能で、看護師の腰や背中などにかかる負担を大幅に軽減できるでしょう。
また、足元のフットスイッチで簡単に操作でき、ハンズフリーとなるため、目の前の患者に集中できます。

ベッド側面の足元部分には、患者が立ち上がる際の支えとなるモビリフトが備わっており、グリップ部分のボタンを押せば患者自身でベッドの高さの調整が可能。早期リハビリや早期離床に向けて、患者の自立性を高める機能も備わっています。

同製品は、体圧分散や呼吸のサポートなどを考慮した多様なポジション設定が可能で、全部で5パターンを展開。患者の状態によって使い分けできるのも魅力でしょう。

ベッド側面の頭部分には操作パネルが内蔵されており、メモリー機能を備えた体重計や離床センサーなどが搭載されているのもポイントです。操作パネル1つで、全てのコントロールと情報把握ができます。

なお、同製品には搬送時の速度調節を自動で行う機能や、誤動作・誤使用防止、自動ブレーキ機能といった機能も備わっているため移動時のリスクを回避できるでしょう。

こうした同社が手掛ける製品により、看護師の業務負担を軽減できると同時に、患者へのより手厚い看護の実践に期待できるのではないでしょうか。

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ViewSend ICT株式会社

医療画像情報管理システムや遠隔画像診断支援システム、在宅医療支援システムの開発・製造・販売を行っている、ViewSend ICT株式会社。ICTを利活用した医療レベルの均てん化を目指し、医療従事者の労働負担の軽減も視野に入れた事業展開で、格差のない医療体制づくりに寄与しています。

遠隔医療支援システム「ViewSend Anywhere」

医療業界において、医療機関の規模や人数体制、高額医療機器の導入、専門医の人数などを原因とした地域の医療格差が問題となっています。
しかし、地域によってはこれら全てを改善するのは難しいのが現状です。

そうした地域の医療格差を解消する手立てとして同社が打ち出したのが、医療ICTネットワークを駆使した医療連携です。
医療ICTネットワークを通じて、質の高い遠隔医療が叶う「ViewSend」システムを開発しました。

同システムは、専用ViewSendビューワを用い、シンプルな画面構成で扱いやすさがあり、強固なセキュリティを保てます。
一方で、同社が提携する医療機関にて画像診断報告書を作成できる遠隔画像診断や、遠隔でのカンファレンス会議で医用画像の診断支援が可能な遠隔医療支援、大学病院との連携をスムーズに行う地域連携地域包括ケアといった、地域医療をサポートするサービスが強みです。

たとえば、同システムのモデル「ViewSend Anywhere」は、外出先や連携先の医療機関など外部から、医療情報と医用画像を参照できます。

PCだけでなく、タブレットやスマートフォンにも対応しており、移動中であってもすぐさま医用画像を確認し、出先での画像診断が可能。そのため、急患への対応も迅速に行えます。

CTやMRIなどの医用画像は、数百枚のスライスを高速表示する仕組みになっており、瞬時に確認できるためストレスを感じません。
また、どのデバイスであってもDICOM画像がそのまま高画質で表示されることで、外出先でも正確な遠隔読影が可能です。
そして、中核病院間での医療連携を実現させている豊富な実績があります。

同社が手掛けるこのシステムは、医療従事者のジレンマを解消し、医療の地域格差を埋める手段として今後ますます期待できるでしょう。

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株式会社TCL

四輪車と二輪車に関する部品やアイテムを取り扱っている、株式会社TCL。ドライブレコーダーやバッテリー充電ソリューション、配線コネクターなど、人々が安心安全で快適なカーライフを送るための製品を企画・販売しています。同時に、時代のニーズや社会の課題に切り込んだ画期的な製品も手掛けている企業です。

院内感染対策「EZDOME HOUSE」

日々の業務において、隔離が必要な患者へ対応する際や、院内の混雑を避けたい場合など、院内とは別のスペースを確保した方が良い状況も多々あることでしょう。
しかし、臨時診察室や隔離スペースを確保したくても、そう簡単に実現させるのは難しいものです。

そこで同社が提案するのは、多目的ハウス「EZDOME HOUSE」の活用。
同製品は、プレハブ工法を採用したDIY型ドームハウスです。簡単な工具を使い、約40枚のパネルを組み立てる仕様となっており、90分ほどでスピーディーに完成するその利便性の高さが話題を集めています。専用のキャリーを本体の底部に取り付ければ、ドームごと移動することも可能です。

パネルは高密度ポリエチレン製のため汚れが付きにくく、万が一汚れた場合は丸洗いや消毒することもできます。手軽さがある一方で、二重構造パネルの断熱性と保温性に優れている特性を活かした、快適な室内環境であることも注目されている理由でしょう。

そのほか、同社は医療現場の声をもとに、さまざまなオプションパーツを展開しています。たとえば「両開きドアキット」は、車椅子やストレッチャーなども出入りできるように間口を広げた設計となっており、付属のアルミスロープを設置すれば移動する際にストレスがかかりません。

同製品は標準仕様でも十分に通気性がありますが、さらに換気効率を向上させたい場合はドアや窓を増設させることも可能です。医療機関向けの多様なオプションの中から、必要なものを選択し使い勝手の良い空間にアレンジできる魅力があります。

医療業界で話題を集めている同製品は、実際に450基以上が全国各地の医療現場で有効活用されています。
こうしたさまざまな工夫が凝らされた同社の製品を知ることで、医療従事者をサポートする存在や取り組みについて改めて気づくきっかけになるのではないでしょうか。

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