看護師の“夜勤72時間ルール”を解剖してみた!あなたは賛成派?反対派?

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“夜勤72時間ルール”。看護師さんなら一度は耳にしたことのある制度ではないでしょうか。
ここでは、改めて“夜勤72時間ルール”について学び、このルールが看護師さんに与えている影響をみていきます。

※1※2 調査方法:インターネット調査/調査期間:2024年2月7日~2月13日/調査概要:「看護師転職サイト」を対象としたユーザー満足度調査/調査対象:男女、全国、看護師・准看護師資格保有者かつ対象看護師転職サイト利用経験者、20~29歳 107s(※1)、20~34歳 175s(※2)/調査実施:株式会社エクスクリエ/比較対象サービス:「看護師転職サイト」主要10サービス(専用サイトのあるサービスのみ・求人結果の表示ページは除く)

“夜勤72時間ルール”とは?おさらいしてみた!

医療行為の対価として病院に支払われる「診療報酬」。厚生労働省が制定しています。
この「診療報酬」が、平成18年(2006年)に改訂されたことで新たに登場したのが“夜勤72時間ルール”です。
これにより、看護師の夜勤は「月に72時間まで」と定められました。
看護師を過酷な勤務から守り、質の高い医療・看護の提供につなげることが目的です。
このルールを守らない病院は、診療報酬のランクを下げられてしまいます。
収益が低下すれば、その病院は経営難に陥る危険性があります。病院側はルールを守るしかないというわけです。

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“夜勤72時間ルール”にはこんな弊害が!

看護師を守るために制定された“夜勤72時間ルール”ですが、問題点もあります。

看護師の収入減少

夜勤手当は看護師の収入に大きな影響力を持っています。
ところが、“夜勤72時間ルール”が適用されたことによって、夜勤に入る回数が減ってしまう看護師が多く発生しました。

夜勤が減れば夜勤手当が減り、収入が減少してしまいます。
これにより、収入が減った分をカバーしようとWワークを始める看護師も増加。
本業の病院での勤務が終わった後に他の病院でアルバイト…これでは過酷な労働であることに変わりありません。
この問題は、“夜勤72時間ルール”を作ったことによる最大の弊害とも言われています。

病院(医療機関)運営の危機と看護師の人員不足

“夜勤72時間ルール”を守らないと、病院が受け取る診療報酬はランクダウンしてしまいます。

しかし、“夜勤72時間ルール”に従うと、2交替勤務制の看護師は月4回までしか夜勤に入れないということになります。
ルールを守っていると、病院は看護師不足に悩まされることになるのです。
こういった夜勤の人員不足を補うために、夜勤専従の看護師を雇う病院もあるようです。

しかし、人材を確保するため求人を高待遇にして募集すれば人件費がかさんでしまう…結果、人員不足は解消できず、“夜勤72時間ルール”が看護の質の向上に繋がらないという病院が出てきてしまいました。
特に、看護師不足が深刻な中小規模の施設や地方の病院などにとって“夜勤72時間ルール”は厳しい条件のようです。

“夜勤72時間ルール”には例外がある!

看護師の勤務に大きな影響を与える“夜勤72時間ルール”ですが、これが適用されない例もあります。
同じ病院の中でずいぶん多く夜勤に入っている人がいる、という場合は以下のパターンにあてはまるのではないでしょうか。

ルール適用外の病棟

夜勤にあたる時間帯でも日勤の時間帯と同様の配置を必要とする病棟には“夜勤72時間ルール”は適用されません。
たとえば、集中治療が必要な救急救命センター、ICU、NICUや、緩和ケア病棟、回復期リハビリテーション病棟、精神療養病棟などが挙げられます。

夜勤専従の看護師

フルタイムではない、夜勤専従の看護師も“夜勤72時間ルール”があてはまらない例です。
“夜勤72時間ルール”が始まった2006年時点で、夜勤専従看護師の夜勤時間は上限144時間とすでに“夜勤72時間ルール”は適用されていませんでした。
さらにこの上限も2012年の改訂により撤廃。
現在は夜勤のみの勤務でも、フルタイムの看護師と同じ週40時間の勤務ができるようになっています。

看護師の労働環境改善のために制定された“夜勤72時間ルール”。
しかし弊害も多く、看護師不足を解消するためにルールの緩和措置を取る動きも見られます。
“夜勤72時間ルール”、あなたは賛成ですか?反対ですか?

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