
本記事では、子どもの服薬をサポートする補助食品を開発した企業、医療従事者の針刺し事故を防ぐ製品を提案する企業、放射線業務での被ばく管理を手助けする製品を手掛けた企業をご紹介します。
保護者の方の悩みにアドバイスすることが多い看護師さんや、業務中のリスクを防ぐ製品に関心がある方は、ぜひ情報収集の一つとしてお役立てください。
トイレタリーやコスメティックス、漢方をはじめとする医薬品、食品と複数の事業に取り組むクラシエ株式会社。「夢中になれる明日」というスローガンのもと、多くの人々が夢中になれるような、生活に密着した製品の製造販売を行っている企業です。
同社の製品は独自の視点から開発されているのが特長で、中でも「知育菓子®」は子どもたちの自信を育むきっかけにもつながっています。

子どもは、薬に対して「苦くて美味しくない」「飲み込みにくい」などの苦手意識を持っているケースが少なくありません。
小児科の看護師として働いていると、そうした子どもの様子に困っている保護者の方と関わることもあるのではないでしょうか。
そこでアドバイスを求められた場合に備えて知っておくと良いのが、服薬補助食品「おくすりパクッとねるねる」です。
同製品は、医療現場で活躍している薬剤師からの「子どもの服薬時にねるねるねるねを使っている」という声をヒントに、医療機関との共同研究を経て商品化されました。
作り方は同社の知育菓子®である「ねるねるねるね」と同様、水と粉でねるねるを作り、そこに散剤もしくは顆粒剤を入れて混ぜ合わせるだけです。

ふわふわの泡沫で薬の独特の苦味や匂いを包み込み、感じにくくさせるのがポイント。アレルギー物質やカルシウムは使用していないため、安心して子どもに与えられます。※本品は小麦・卵・乳を使用した設備で製造しています
また、味はメロンソーダとイチゴの2種類です。
各3袋がセットになっており、そのときの気分によって選べるのも子どもにとってうれしい要素でしょう。
さらに、1回ごとの使い切りタイプなので長期的な保管も容易です。
実際に使用した方からは、「味が美味しいようで子どもが抵抗なく飲んでくれる」「賞味期限が長くて使いやすい」「子どもと楽しみながら作れるのが良い」などの声が寄せられています。
「結ぶこと」を経営理念に掲げ、人や企業、地域、市場などを結び新たな価値の創造を目指すサイド・インサイド株式会社。メディカルデバイスの企画から販売までを手掛け、医療従事者のアイデアを製品化するサポートをする、柔軟性の高さに強みを持つ企業です。
メディカル事業とライフスタイル事業の2つの事業を通して人々のよりよい暮らしを、そして社会の発展を目指しています。

往診や訪問看護といった院外における在宅医療の現場では、看護師のみなさんは採血や点滴などのために穿刺を行うことがあると思います。
ご使用後の注射針は特に注意が必要です。万が一誤穿刺すると、患者さんの血液や体液から感染する可能性があります。
このような事故を防ぐために、携帯型注射針廃棄ケース「スライドポーイ」をご提案しています。
同製品は、院外へ持ち運びやすい注射針廃棄ケースで、バッグの中に入れても場所を取らないコンパクトサイズ。入れられる注射針の本数は、目安として3本までとなっています。
耐貫通性試験の基準(※)を満たしているため、持ち運ぶ際、針がケースから貫通することはありません。

本体内部には、注射針に付着した血液や体液を吸収するための吸収体が備わっています。
併せて個別に脱脂綿やガーゼなどを入れておくことで、より血液や体液の漏れを防ぐことが可能です。
使用方法については、本体の爪かけ部分を引き上げ、ふたを横にスライドさせるだけ。片手でスライドできるので、もう片方の手が塞がっている状態でも開けやすいのが特長です。
そして、注射針の針先を本体の奥に向けて入れた後、ふたを元の位置に戻して爪かけ部分をしっかりと押し下げたら処理完了です。
注射針を同製品から取り出す必要はなく、ケースごと感染性廃棄物として廃棄できます。
※公益財団法人日本産業廃棄物処理振興センター:適正な感染性廃棄物容器の基準
1923年に創業して以来、時代の流れに伴って常に革新的なエネルギー・環境技術を推進してきた富士電機株式会社。コア技術のパワー半導体およびパワーエレクトロニクスを武器に、エネルギー・インダストリー・半導体・食品流通に関する事業を展開している企業です。
各分野の課題解決につながる製品やシステムを提供することで、現代も未来も安心して過ごせる社会の実現に寄与しています。

医療現場では、レントゲンやCTといった被ばくリスクのある放射線業務を行うこともあるでしょう。
しかし、長期的に放射線業務を続けていると健康面に影響が出てくる可能性もあることから、放射線業務従事者の健康を守るため法令によって線量限度が定められています。
そこで目に見えない線量を見える形で表示し、適切な被ばく管理をサポートするのが警報付個人線量計「DOSEi series」です。
同シリーズは、γ(X)線用の「DOSEi – γ」、γ(X)線と中性子線の両方を測定できる「DOSEi – nγ」の2タイプを用意。測定範囲は広く、γ(X)線では0.001mSv~999.9mSv、中性子線では0.1mSv~999.9mSvに対応しています。
線量を測定できるだけでなく、積算線量のリアルタイム表示や線量率の表示も可能です。
警報機能については、大・中・小・オフの4段階からなる警報音鳴動、警報ランプの点滅を完備しています。
また、オプションとしてバイブレータ振動もあり、高レベルでの被ばく管理を実現できるでしょう。

そのほか、耐水・耐ノイズ性能、わかりやすいLCDディスプレイ、本体のみでさまざまな設定ができる操作性の高さなど、充実した機能性となっています。
そして、ポケットに入れられるコンパクトサイズで軽量な点も見逃せません。
業務の度に身につけることが求められるものだからこそ、身体への負担を抑えられる同製品の設計に魅力を感じられるのではないでしょうか。
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