
本記事では、適切な病床稼働と円滑な作業を支えるシステムを提供する企業、整形外科領域の教育と診療補助を兼ねたシステムを開発した企業、折り畳み式の採尿コップを独自開発して革命を起こした企業を紹介します。
「各部署への確認が多くて仕事が進まない」「本来の業務に力を入れたい」という看護師さんは、ぜひくまなく目を通してみてくださいね。
世界135か国以上に製品を展開する医療機器メーカーのゲティンゲ。一人でも多くの方に命を救う医療技術を届けるため、臨床で使用される機器の他、医療現場のワークフロー最適化に向けたソリューションを提供しています。
質の高い医療の実現に向け、医療現場の最適化に向けたサービスに取り組む企業です。
また、集中治療や心臓血管手術、滅菌再生処理、手術室といったさまざまな医療分野を対象に、自社製品によるソリューションを提供しています。

医療現場で働いている看護師さんの中には、入院予約や病床管理などの事務作業が大変で、患者さんの看護に十分な時間を割けないと悩みを抱えている方もいるでしょう。
それだけでなく、病床や患者さんの状況がリアルタイムでわからなければ、各方面に何度も確認する作業が発生して集中力が途切れ、場合によっては抜け漏れが発生する可能性もあります。
そんな看護師さんの負担になっている事務作業を軽減し、かつ病床稼働率アップを図るシステムとして、同社が手掛けるのが「INSIGHT 患者フローマネジメントシステム」です。
同システムでは、「スタッフの割り当て」「リアルタイムな情報共有」「患者情報」「手術予定表」「データの可視化」の5つのポイントを押さえています。

できることは、たとえば各部署の状況をリアルタイム表示、役割の追加・変更や業務の遅れなどを該当するスタッフへモバイルで通知、掲示板・チャットを用いた情報共有が挙げられるでしょう。
すべてシステム上で完結するため、直接その場所に向かう、頻繁に電話するといった確認対応の負担が減り、無理のない円滑なコミュニケーションを実現することが可能です。
伝え忘れや聞き漏らし、情報の不正確さといったコミュニケーションエラーも防げます。
さらに、患者さんの治療情報や各種検査予定をはじめ、患者さんの受け入れ・待機・病床移動・退院予定を含んだ病床の稼働状況などをリスト化。
瞬時に状況と改善余地が見える化できるため、医療の質の向上や効率的な病床管理に有用です。
そのほか、誰がどの患者さんに対応するか簡単に割り当てられたり、予定通りに手術が進行するよう管理する事で時間外のコントロールだけでなく、スムーズな手術進行をマネジメントする機能が備わっておりとさまざまな機能が備わっており、働きやすい職場環境づくりに寄与しています。
情報という新しい角度から医療現場が抱える課題を解消することで、医療従事者の負担軽減、ひいては生産性アップにつながる環境づくりをサポートする株式会社Medeco。大学病院や学会と提携し、医療現場に散在する紙やPDFなどのデータを一つのアプリで簡単に検索できるソリューションを提供しています。
第一弾として、整形外科領域における検査や薬剤の検索、手術で使用するインプラントのカタログや手技書を体系化したアプリをリリースしました。

医療現場の課題は外来や病棟のみならず、「情報共有がうまくできておらずオーダー内容や調達状況がわからない」「検品作業に時間がかかる」「器械搬入が遅れて準備が直前になる」など、オペ室にも多く存在するのが実情です。
多数ある診療科の中でも、整形外科の手術は専門性が高い傾向にあることから、準備や器械出しに頭を悩ませるオペ室看護師もいるのではないでしょうか。
そこで同社は、情報をスマートに共有できる診療補助アプリ「整形外科これだけ」を開発しました。
実際に活躍している現役整形外科医の声が反映されており、整形外科に特化した情報が包括的にまとめられているのが特長です。
同アプリには、整形外科のオペで必要となるインプラントや器械の検索から発注内容の確認、検品、オーダー確認、機械手配まで備わっています。
アプリを通して医師が医療機器代理店にオーダーすると、同時にオペ看護師や医療事務にもその内容を共有することが可能。情報を一つ一つ個別で確認する手間がなくなるため、オペ室・医療課・医療機器代理店で連携が取りやすくなり、円滑な業務を実現できるでしょう。

機能としては、「オーダー情報のチーム共有」「自動検品機能」「適応疾患別インプラント機能検索」「詳細スペックによる絞り込み機能」の4つです。
そして、整形外科を学び始めたばかり、詳細に覚えていないといった医療従事者のために、育成コンテンツを用意しているのも見逃せません。
文章と短い動画で解説している「検査法」、図解による「解剖」や「学会分類」と、身体の部位ごとに知りたいことを検索でき、視覚的にわかりやすい仕様となっています。
そのほか、「略語検索」「スコア計算」などもあり、全医療従事者がしっかりと知識を深めていけるのが魅力です。
1961年に創業して以来、プラスチックの真空成形加工、および樹脂シートの定尺板カット・穴開け・折り曲げ加工の事業を展開する有限会社 相川合成樹脂工業所。特に真空成形は同社の要で、製品立案から試作、製造、販売までシームレスに対応しています。
これまでに手掛けたものは、医療品や自動車部品の搬送用トレイ、ブリスターパック、ラジコンカーボディなど多岐にわたり、より洗練された製品の提供に尽力しているのが特長です。
病気を個人的に検査したり、健康診断を受けたりする際には、郵送された検査キットを用いて自宅で採尿することも珍しくありません。
また、学校検尿では学校から検尿セットが配布され、子どもたちが各々自宅に持ち帰って採尿するでしょう。
しかし、自宅で採尿できる簡便さがある一方、通常の紙コップでは郵送が難しい、子どもが持ち帰る際に潰れてしまうなど、採尿コップに関連する問題もありました。
そこで同社の技術力を活かして生み出されたのが、「折り畳み採尿コップ」です。
その名の通り採尿コップを折り畳めるのが最大の特長で、種類としては50年を超える歴史を持つ「初期型Vコップ」、改良を重ねられた「新型Eコップ」の2つ。いずれも特許を取得した、独自性の高い製品です。

1970年代初頭、学童用の丸い採尿コップ(紙製)を見た取引先の社長から、「コップを折り畳めたら潰れず子どもも持ち帰りやすいのに」との一言を受けて開発されたのが初期型Vコップでした。
左右を内側に入れ込んで折り畳む仕様で、潰れずに持ち運びやすいことから、今でも多方面から支持されています。
そして、より薄さと使いやすさを追求して完成したのが、新型Eコップです。
折り畳んだときにより薄くなるよう、同製品では薄めのシートを使用。剛性はそのままながら、形状記憶効果が抑えられており、折り畳みやすさを実現しています。
折り畳み方は、両端を外側に開くだけの簡易的な方法「タイプA」と、その状態からさらに両端を中央に折り倒して羽を入れ込み、よりコンパクトになる完全な折り畳み方法「タイプB」の2タイプです。
開いた状態のものは院内で、タイプAの状態でパックされているものは郵送用にと状況で使い分けられるため、採尿コップを準備する医療従事者の手間も減らせるのではないでしょうか。

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