
地域住民の方々から親しまれている医療機関は、何かしら選ばれる理由があるのかもしれません。たとえば、来院したお子さんが笑顔になる特別なイベントを実施したり、患者さんが安心して診療を受けられるようスタッフへ定期的に研修を実施していたり。
そこで、本記事では患者さんの心に寄り添った取り組みや院内環境づくり、スタッフの医療人としてのアップデートに力を入れている医療機関を紹介します。ぜひ一読して、新たな取り組みの検討や、自身の看護の振り返りを行ってみてはいかがでしょうか。

静岡県静岡市に院を構える医療法人社団清雅会 いりえ耳鼻咽喉科は、みみ・はな・のどに関する症状の専門家として、地域の人々の健康を支えているクリニックです。
アレルギー性鼻炎といったさまざまなアレルギー症状をはじめ、副鼻腔炎、咽頭炎、中耳炎など、鼻・のど・耳に関わる幅広い病気の診療に携わっています。

そんな同クリニックのブログには、院内の取り組みや日常のひとコマが綴られています。数あるテーマの中から今回は《もう、毎年やっています(^^♪》の記事を紹介します。
同クリニックは毎年、年明けに来院されたお子さんに福袋を渡しているとのこと。
年末年始に体調を崩し、年明け早々病院に来ることになるのは、気持ちが沈むものです。そんな状況にいるお子さんの気持ちを考え、少しでも「来て良かった」と思ってもらえるよう、福袋を用意されているのだそう。
こうした取り組みから、患者さんの気持ちに寄り添うクリニックのやさしさが伝わってきます。
記事内には、福袋がズラリと並べられた写真もアップされており、患者さんのために年始にかけて一生懸命に準備されたことが見て取れます。

患者さんを笑顔にしたい看護師さんは、ぜひ福袋の取り組みを導入してみてはいかがでしょう。患者さんとより良い関係を築くきっかけになるかもしれませんよ。

けやき訪問クリニックは、愛知県名古屋市を中心に訪問診療を行うクリニックです。
「住み慣れた場所で安心して自宅療養してほしい」という思いから、緊急時は24時間365日対応。
がん終末期、心不全、呼吸器疾患の緩和ケア、認知症や骨折、精神疾患などで通院困難な方など子どもから高齢者まであらゆる世代のホームドクターとして、幅広く診療にあたっています。
そんな同クリニックでは、研修会に参加したり医学部実習生を受け入れたりと、より良い医療を提供するための取り組みに尽力。

たとえば、こちらの記事《ACP研修会に参加しました》には、ACP(アドバンス・ケア・プランニング)研修会に参加した様子が綴られているのでご紹介しましょう。
記事によると、こちらは在宅支援センターが主催する研修会で、ケアマネージャーをはじめ、病院のMSWや看護師、薬剤師など、多職種のメンバーと人生会議の考え方・進め方について学ぶというもの。
参加した院長は、在宅医療の現場においては医学的な解決策だけでなく、患者さん本人がどのような生活を望み、何が幸せなのか考えることが重要だと再確認したと同時に、これからの診療に活かしたいと考えたそうです。

「もしも」のときに備えて、その人が望むケア・大切にしていることを考え話し合い、共有する人生会議。
「人生会議に興味がある」「緩和ケア認定看護師を目指している」という看護師さんは、ぜひ参考にしてみてください。

福井県福井市にて、地域密着型の医療を提供している、医療法人 安川病院。1917年の創業以来、地域住民の方々の心の拠りどころとして親しまれてきました。
標榜する診療科目は、内科や神経内科、外科などとし、各分野を専門とする複数人の医師が診療にあたっています。
入院ベッド数は一般・地域包括ケア病棟と障害者病棟の全80床。その他に外来、訪問看護ステーションを備え、急性期から在宅までの患者様の多様なニーズに対応している病院です。

これまで地域住民の方々の健康をサポートしてきた同病院では、これからも変わりなく質の高い医療を提供するために、スタッフの医療知識と技術のアップデートにも余念がありません。
こちらのブログ記事《研修会を行いました》を見ても分かるように、スタッフ向けの研修を定期的に実施しています。
たとえば、「HIV / AIDSの研修会」を実施した日は、福井大学医学部附属病院から感染管理認定看護師を、福井大学松岡キャンパス保健管理センターからはカウンセラーを講師として招きました。
当日は、HIVの知識のほか、標準予防策の大切さや、HIVに感染した方の心理と過ごし方などの講義がカリキュラムに組まれたそうです。
専門領域で活躍する講師陣からは、実際に現場に立ったものしか分からない情報を学び取れたのではないでしょうか。
こうして2日間に分けて実施された同研修会には、多くのスタッフが参加したようで、患者さんの心に寄り添った医療を提供したいという病院全体の思いがうかがえます。

別日に実施した「認知症高齢者への対応」 をテーマにした研修会でも、スタッフそれぞれで気づきがあったとのこと。
こうした定期的な学びの場への参加は、自身の看護観を改めて認識し、振り返りを行うのにも必要なのかもしれませんね。
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