
本記事では、腎不全患者さんとそのご家族がより良い生活を送るためのサポート、および腎不全看護の質の向上に尽力する一般社団法人日本腎不全看護学会をご紹介します。
同法人では、高水準で腎不全看護に取り組む人材を育成するにあたって、認定資格「慢性腎臓病療養指導看護師(CKDLN)」を導入。腎不全患者さんと関わる機会の多い看護師さんにとって、有益な資格と言えるかもしれません。

人々の健康と福祉に寄与し、腎不全患者さんの悪化予防およびQOL向上を目標として掲げる、一般社団法人日本腎不全看護学会。その目標を達成するべく、学術集会・セミナー・関連学会の開催をはじめ、学会誌の発行や研究支援などを行い、腎不全看護の発展に注力している法人です。
また、2003年からは認定資格「慢性腎臓病療養指導看護師(CKDLN)」を導入し、高水準で腎不全看護を実施できる看護師の育成にも取り組んでいます。
糖尿病や高血圧、慢性腎炎などが代表的な疾患として挙げられる慢性腎臓病(参照先:国立循環器病研究センター)。患者数は約1330万人(※)で、年々増加傾向にあることから、いまや国民病とされています。
さらに、治療法には透析療法や腎移植、保存的腎臓療法があり、患者さんによって選択する治療法が異なるため、慢性腎臓病に関わる看護師さんもこれまで以上に、患者さんに寄り添ったスキルが求められるのではないでしょうか。
そこで治療に励む慢性腎臓病患者さんに対し、専門的な知識と技術をもって一人ひとりに最適な看護にあたり、生活をサポートしていくのが同法人の認定資格「慢性腎臓病療養指導看護師(CKDLN)」です。
同資格を取得した看護師は、そのほかにも他職種との連携やほかの看護職への教育、有資格者同士のネットワークづくりなど、より質の高い慢性腎臓病看護の実現に向けて、さまざまな活動を行います。
同資格を得るには、以下の条件を満たしたうえで、筆記試験の受験が必要です。
・日本の正看護師資格を所有
・日本腎不全看護学会正会員歴が通算3年以上
・年度末である8月31日時点で、慢性腎臓病看護領域の実務経験が通算3年以上
・年度末である8月31日時点で、看護実務経験が通算5年以上
・慢性腎臓病領域で看護実践に関連した事例報告を1事例提出
・認定ポイントを30ポイント以上取得
認定ポイントについては、学術集会や研究会、研修・セミナーなどへ参加・発表したり、学会誌に論文を掲載したりして、取得していきます。
慢性腎臓病領域のスキルを磨き、患者さんと深く関わっていきたい看護師さんは、同法人のサイトで詳細を確認してみてはいかがでしょう。
※…CKD診療ガイド2012(日本腎臓学会)
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