
本記事では、重症心身障がい児とその家族を支えるコミュニティサロンを運営する法人、マタニティフィットネスの人材育成に取り組む法人、痛みの評価を視覚化するツールを提供する企業を紹介します。
「活躍できる幅を広げるためにスキルアップを図りたい」という助産師さんや看護師さん、「患者さんやその家族との関わり方を深めたい」「痛みの評価を的確に行ってより良い医療を提供したい」という方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
児童発達支援・放課後等デイサービス「ここね」の運営をはじめ、コミュニティサロンを通して、障がいの有無にかかわらず、誰もが自分らしくイキイキと過ごせる環境づくりに貢献している法人です。
また、コミュニティサロン「COCOLON」を立ち上げ、重症心身障がい児とその家族、支援者たちがつながれる居場所も提供しています。
コミュニティ「COCOLON」の魅力は、なんといっても多様なコンテンツと会員同士の交流にあるでしょう。

コンテンツの一つ「イベント情報」には、オンラインおよびオフラインで開催するイベントの情報を掲載しています。
たとえば、オフラインでは、重症心身障がい児とその家族が一緒に写真を撮れる「アニバーサリーフォト」、リハビリの相談と実践練習ができる「こども発達サポートルーム」などを開催。そのほか、「COCOLONプラネタリウム」や「COCOLON ハロウィンパーティー」といった楽しいイベントも定期的に実施されています。
一方、オンラインで開催されているのは、子どもからパパ・ママまで幅広い世代の楽曲をピアノで演奏する「Monthly Concert」、支援者に役立つ情報が得られる「COCOLONセミナー」などです。
「COCOLONセミナー」は、重症心身障がい児のケアに関するさまざまな情報が得られるので、知識を深めたい看護師さんにも有用でしょう。
「動画」のコンテンツも充実しており、過去のイベントレポートをはじめ、学びや遊びに役立つ動画を配信しています。
また、手元にある写真をアップできる「みんなのフォトライブラリ」は、日々の記録や可愛い瞬間を会員同士が共有し合えるコンテンツです。
24時間限定公開機能や投稿後の編集・削除機能を備え、気軽に投稿しやすいシステムがポイントといえます。

そして、重心障がいを抱える子どものパパ・ママにとって心強いのが、情報交換できる「掲示板」でしょう。
掲示板では、医療的ケアやリハビリ、食事、遊びといったどんな些細な悩みや疑問でも気軽に相談することが可能。それぞれ異なる境遇にある会員から、アドバイスや共感が得られる環境が整っています。
支援者の立場に立つ看護師さんにとっても、参加してみることで新たな視点や気づきが得られる貴重な場となるかもしれません。
前身となるホスピタルハイハットを経て、2008年に改組した一般社団法人日本マタニティフィットネス協会。産婦人科医監修のもと、妊産婦の健康づくりや産後ケア、マタニティフィットネスの研究、人材育成といった事業を展開しています。
妊婦の健康管理や出産などに対して良い影響が期待できるとして、妊娠中の適度な運動の重要性を普及啓発し、ママと将来生まれてくる子どもがともに明るく、健やかに過ごせる社会づくりに寄与する法人です。
同法人では、人材育成の一環として認定資格「JMFAインストラクター」の制度を設けています。
同認定資格の種類として、「マタニティビクス🄬認定インストラクター」や「マタニティヨガ認定インストラクター」、「ベビービクス&ベビーヨガ認定インストラクター」、「メノポーズケア認定インストラクター」など多岐にわたり用意されているのが特長です。また、全国約300の病院・クリニック・産院がJMFA施設として登録しているため助産師、看護師の受講者が多いのも大きな特長です。
認定資格を受けるには、講習会で「講義」と「実技」を受講し、「筆記」と「実技」からなる認定試験に合格しなければなりません。

たとえば、「マタニティヨガベーシック認定インストラクター養成講習会」では、妊婦さんにもインストラクターにも程良い30分から45分のレッスンを行えるスキルを習得できます。
講義内容は「フィットネス基礎理論」や「マタニティフィットネス理論」、「産科学」など。オンデマンド動画なので、自分のペースでいつでも視聴できるのが魅力です。
一方、実技は1日目がZoomを用いたオンライン、2日目は対面で実施され、遠方にお住まいの方でも受講しやすい体制が整っています。
講義の段階から、動きとレッスン中の声かけが入ったモデルレッスン動画で予習できるため、運動の指導経験がない医療従事者の方でも安心して実技に取り組めるでしょう。
また、認定試験はワークブックと実技動画を提出する形式が採用されており、現地へ試験を受けに行く負担が軽減されているのもポイントです。
認定試験に合格し晴れて認定資格を取得した後、別途で開催される2つの必須講座を受講すると、「マタニティヨガエキスパート認定インストラクター」としてスキルアップを図ることもできます。

妊娠から出産、産後、更年期まで、女性のライフステージは変化に富み、各ステージで特有の健康課題や不安を抱えることも多いのが実情といえるでしょう。
そこで産婦人科で活躍する助産師さんや看護師さんは、サポートする幅を広げるきっかけとして、同認定資格の取得を考えてみるのも良いかもしれません。
看護医療用パンフレットや学会発表用ポスターのデザインをはじめ、医療に関連するサイトの構築とロゴマークの作成、感性評価ツールの企画開発、研究成果の冊子の出版など幅広い事業を展開している株式会社KANSEI DESIGN。「感性デザイン学」に基づいたサービスで、患者さんと医療従事者をサポートする企業です。
新しい視点から各人の心にフォーカスしたデザインを考案し、「患者中心医療」の実現に向けて尽力しています。

株式会社KANSEI DESIGNが提供する痛みの評価ツール「Pamin(パミン)」は、患者さんが感じている痛みのレベルをわかりやすく表現できる画期的なアプリです。
同アプリは「感覚モダリティ変換」を活用しており、iPadの画面上に映し出された3Dのオブジェクトの見た目を変化させて、痛みの強さと周期を的確に伝えられるのが特長。痛みの言語化が難しい小さな子どもについても、言葉を使わず視覚的に痛みのレベルを伝達できるため、スムーズに業務を進められるでしょう。
小さな子どもから高齢者の方まで直感的に操作できるように工夫が施されており、オブジェクトを指で動かすだけと、操作方法はいたってシンプルです。
左右にスワイプするとオブジェクトの凹凸の差が変化して痛みの強さを、上下にスワイプすると凹凸のリズムが変化して痛みの周期を表せます。

痛みのデータは患者さんごとに直近で7回分、自動で折れ線グラフ化する仕様です。
痛みは7段階で評価され、折れ線グラフの下に表示されたオブジェクトをタップすると、当時の患者さんが感じていた痛みの強さと周期も再確認できます。
また、長期的にデータをとる際には適宜メールやクラウドなどで保存し、過去分を蓄積していけるのもポイントです。
鎮痛剤を使用する目安として利用したり、痛みが出やすい時間帯やタイミングを比較して治療計画に役立てたりと、さまざまな使い方ができるのではないでしょうか。
そして、学術論文によるエビデンスがあり、特許も取得していることから、信頼性の高いツールとして安心して使用することが可能です。
患者さんの痛みをより的確に把握できる同アプリは、適切な治療やケアの提供、ひいては患者さんのQOLを支えるうえで強力な味方となってくれるはず。医療の質を高めるツールの一つとして、同アプリの導入を検討してみてはいかがでしょう。
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