
本記事では、アニマルセラピーの啓発活動に取り組む法人、自宅での見守りシステムを提供する企業、皮膚の水分量を測定する機器を開発した企業を紹介します。
新たな視点から、患者さんのケアに対するアプローチ方法を模索している看護師さんは、最後まで目を通してみることで有益な情報が得られるかもしれません。
子どもから高齢者、病気・障がいの有無、それぞれの立場にまで目を配り、ニーズに合わせたアニマルセラピーを実施する、一般社団法人アニマルセラピーこころサポート協会。2012年より活動を開始し、2017年からは一般社団法人として人と犬の絆を通じた「こころ」の健康増進に取り組んでいます。
事業はセラピードッグの施設訪問をはじめ、セラピードッグやセラピストの育成・認定、アニマルセラピーの啓発活動など多岐にわたり、誰もが笑顔あふれる社会づくりに貢献しているのが特長です。
アニマルセラピーとは、動物と触れ合ったり、関わったりすることでQOL向上を図る活動のことです。
身体的・生理的・心理的・社会的と多角的に効果があるとされ、セラピーを受ける人々に癒しと活力をもたらします。

アニマルセラピーは大きく分けて、情緒の安定やQOL向上を目的とした「動物介在活動」、小学校などで命の大切さや正しい接し方を学ぶ「動物介在教育」、医療現場で医療従事者のもと専門的な治療行為として行う「動物介在療法」の3種類です。
同法人では教育現場や障がい者施設、高齢者施設など多様な場所でアニマルセラピーを実践しており、医療現場もその一つです。
医療現場での導入には衛生面をはじめとする課題がある一方、患者さんの治療意欲が向上する可能性があると考えられています。

たとえば、精神科デイケアでは患者さんの情緒の安定やコミュニケーションの促進などが期待できるでしょう。
整形外科はリハビリ活動に対する意欲、緩和ケア領域は生きる意欲を高められる可能性があります。
患者さんの状態や治療目的に応じてアニマルセラピーを取り入れると、より効果的なケアが提供できるかもしれません。
また、同法人では定期的な訪問以外に、イベントへの参加にも対応。そのため、イベントの一環としてアニマルセラピーを組み込むことで、スポット的な導入のみならず、実際の雰囲気から導入するキッカケにつながるケースもあります。
患者さんをサポートする手段の一つとして考慮する際には、公式サイトで情報収集してみてはいかがでしょう。
1998年に設立して以来、企業向けITソリューションの分野で長年にわたって信頼と実績を積み重ねてきた有限会社エヌ・エム・エス。基幹システム開発からネットワーク構築、保守運用、セキュリティ対策までワンストップで対応できる体制を整え、顧客の業務効率化を支援している企業です。
また、IoTデバイス開発やクラウドアプリ開発のほか、独自にデジタルサイネージシステム「Beapo」や高齢者見守りサービス「みるモニ」を開発するなど、時代に合わせたソリューションも展開しています。
同社が開発した見守りシステム「みるモニ」は、カメラを使わないため対象者のプライバシーを尊重しながら、日常生活の異変を早期に察知できる製品です。テレビの電源状態や人の動き、部屋の温湿度などを検知し、クラウドに記録することで離れた場所からでも安否確認が可能。
インターネット回線や設置工事は不要で、テレビと電源に接続するだけで手軽に利用できます。

同製品は「個人向け」と「自治体 / 団体向け」があり、自治体 / 団体向けでは専用の管理ポータルを提供しているのが特長です。
管理画面には、複数の見守り対象者のテレビ視聴状況や活動状況がグラフでわかりやすく表示されるため、それぞれの状況を一目で把握できます。
また、対象者が同製品に備わっている「緊急ボタン」を押すと、管理画面上でSOSボタンが出現・点滅。管理画面が見れない状況に備えて、専用アプリ「みるモニスマホアプリ」を用いるとより迅速な対応を目指せます。
24時間以上人の動きが検知されずテレビ視聴状況にも変化がなかったり、Apple Watchとの連携により心拍数の異常を検知したりした際も、SOSボタンのアラートが発生するので、万が一の事態にもいち早く気づけるでしょう。

そのほか、警報・注意報の発信機能や対象者への一斉・個別メッセージ送信機能もあり、必要な情報を適切なタイミングでスムーズに届けられます。
対象者の生活状況を把握し、異常の早期発見や適切な介入のタイミングを判断できる同製品は、在宅ケアに取り組む医療従事者の強い味方となるのではないでしょうか。
「医学と科学の協調」を理念に掲げ、医療・理化学機器分野で革新的な事業に取り組む株式会社ヤヨイ。1948年の設立当初から培ってきた、独自の企画力と技術力を基盤とした高品質な自社製品の開発に加え、自社製品および海外製品の輸出入も行うなど、グローバル展開を進めている企業です。
顧客の要望に寄り添いながらも、医療機器と理化学機器の密接な関連性を重視した、時代の先を見据える製品開発を社員が一丸となって実施することで、医療と科学の発展に寄与しています。
皮膚表面の柔らかさや滑らかさを保つには、表層の角層の水分量を意識することが大事です。
また、表層の角層の水分量は健康な皮膚を維持するうえでも大切な要素で、外部環境の変化によって乾燥が進むと肌本来のバリア機能が低下し、さまざまな皮膚トラブルが起きる原因にもなります。
そこで表層の角層の水分量を測定できるのが、同社が提供する皮表角層水分量測定装置「SKICON-200EX-USB」です。

同製品は、3.5Mhzの高周波電流を用いたコンダクタンス測定法を採用。物質の表面を流れやすい一方、イオンの影響を受けにくい高周波電流の特性を活かした仕様となっています。
さらに、安定性のある多重同心円型のセンサーチップのセンサープローブを採用し、水分量の迅速で正確な測定を実現しました。
日常的な操作においては、特別なチューニングやキャリブレーションを必要とせず、電源を入れるだけですぐに使うことができる簡便な操作性が魅力です。
測定したデータは付属のソフトウェアを用いて保存・管理することができ、経時的な水分量の変化の観察が容易です。またCSVファイルとして保存することができるので汎用性のあるデータ利用が可能です。

皮膚状態を客観的に評価するうえで有用な同製品は、美容クリニックや皮膚科といった皮膚に関する診療を行う医療現場に最適です。
数値で示された測定結果を患者さんに共有することで、スキンケアの重要性や治療効果を視覚的に伝えられるので、患者さんの理解が進み協力も得やすくなるかもしれません。
表層角層水分量の正確な測定は、患者さん一人ひとりの皮膚状態に合わせた、きめ細やかなケアの提供につながるのではないでしょうか。
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