
本記事では、臨床現場向けのタッチング技術を教えるアロマケアサロン、医療機器の運営・管理や消耗品の発注を楽にするクラウドサービスを開発している企業、大腸内視鏡検査の前処置の便判定に特化したアプリを提供する企業を紹介しています。セラピー技術やテクノロジーで、看護全体の質をさらに高めたい方はぜひ内容をご覧ください。

ホリスティックアロマケアサロンflowは、「医療の中に、アロマとタッチがあたりまえにある世の中を」という理念を掲げ、アロマサロンの運営と医療従事者・セラピストのタッチケア人材育成に力を入れています。
オーナーの柳澤実和(やなぎさわ みわ)さんは、かつて地方公務員として総合病院に勤務していました。
そこで、患者さんがアロマセラピーによって笑顔を取り戻す姿を目の当たりにし、アロマと人体の知識を学ぶことを決意。
アロマの資格を取得後、高齢者施設で約8年間ボランティアとして活動しました。
現在はホスピスで患者さんにアロマセラピーを提供する傍ら、アメリカの臨床現場で生まれたタッチケア「Mテクニック®」のインストラクターとして、医療従事者へ臨床に活かせる技術を教えています。
患者さんのQOL向上につながる補完・代替療法に興味のある看護師さんは、ぜひ同サロンの活動に注目してみてください。

「Mテクニック®プラクティショナーコース」は、Mテクニック®の手技を用いた全身のタッチング技術を学べる資格講座です。
Mテクニック®とは、臨床アロマセラピーの第一人者であり、正看護師、学術博士のジェーン・バックル博士が考案したタッチケアの手法です。心身のやすらぎをもたらすことを目的としており、体力的に弱っている方にも安全に行うことができます。
同講座では、約60分のフルボディのMテクニック®施術を2日間かけて習得します。
講座修了後、Mテクニック®の実践と症例のレポートを提出することで、プラクティショナーとして活躍できます。
なお、資格条件として解剖生理学を学んでいる必要があり、医療系の国家資格を所持していれば受講が可能です。
受講した看護師からは「患者さんの苦痛や不安、怒りに言葉を用いず、触れるコミュニケーションで寄り添うことができるようになり、自信につながった」との声もあるそうです。
専門性が高く、安全なセラピー技術は、患者さんにより深いケアを実践できる心強いツールになるでしょう。
臨床現場に活かせるスキルを身につけたい看護師さんは、ぜひ詳細をチェックしてみてください。
タッグライン株式会社は、「サービスなしに事業なし」をモットーに、医療機器ソリューションを提供しています。
2019年の設立以来、医療機器の卸売、修理、売却サポートに加え、バックヤード業務のDX化システム開発など、幅広いサービスを手掛けてきました。

主力製品のクラウドサービス「タグサポ」は、医療機器の点検・注文・買取を一括管理できる便利なシステムです。
「てんけんの窓口」「ちゅうもんの窓口」「かいとりの窓口」といった各種機能で、医療機器の運用・管理におけるさまざまな課題をオンライン上で解決します。
さらに同社は、現場のニーズを重視し、毎日医療機関へ訪問してヒアリングを実施。医療従事者の「あったらいいな」をスピーディーに叶えるきめ細やかなサービスで、日々業務に奮闘する看護師をサポートしています。
「タグサポ」は、医療機器の点検・注文・買取をオンライン上で一括管理できるクラウドサービスです。
同サービスは、「てんけんの窓口」「ちゅうもんの窓口」「かいとりの窓口」の3つのシステムで構成されています。

医療機器の点検・管理に特化した「てんけんの窓口」は、説明書や添付文書をデータ化し、シンプルな管理を実現します。
また、機器専用のQRコードシールを作成するQRコードプリント機能も搭載。QRコードの読み取りだけで、瞬時に必要な情報へのアクセスができます。
消耗品の注文・管理に便利な「ちゅうもんの窓口」は、アイテムをカートに入れるだけのECサイトのような感覚で、医療用消耗品を発注できるツールです。
使用期限が近いアイテムを自動検出する機能もあり、発注忘れ防止につながります。
メーカーとの電話対応、発注内容のメモ書きといった細かい作業を省けるのは、嬉しいメリットといえるでしょう。
オンライン上で医療機器を買い取りに出せる「かいとりの窓口」は、不要になった医療機器や備品の写真をアップロードするだけで、査定・買取の依頼ができます。
医療機器の運用・管理、消耗品発注が効率化されれば、その分、患者さんのケアに注力することが可能になります。
ストレスフリーな業務遂行、患者さんファーストなケアを目指す看護師さんは、ぜひ同システムを活用してみてはいかがでしょうか。
株式会社Jmees(ジェイミーズ)は、「情報革命で外科の常識を創り変える」というビジョンを掲げ、革新的なAIソリューションを医療現場に届けている企業です。
「国立がん研究センター発ベンチャー」に認定されている同社は、千葉県柏市に拠点を置く「国立がん研究センター東病院」と共同でAIシステムの開発に取り組んでいます。
共同開発の中で、AIで内視鏡外科手術をサポートするAI手術支援システム「SurVis」と、大腸内視鏡検査の前処置時の排便性状をAIで判定するアプリ「ナースコープ」を生み出し、医療従事者を手厚くサポートしています。
同社の強みは、AIを利用した高度な医用画像認識技術を持っていること。
世界的権威のある国際会議「MICCAI」が毎年開催する、画像認識コンペティションMICCAI Challenge(内視鏡画像認識部門)」に参加した際には、2022年と2024年で世界1位の認識精度を達成しました。
世界トップレベルの技術力を誇る同社は、医療技術を新たなステージへ引き上げてくれる存在といえるでしょう。
AIを活用し、より安心・安全な医療を実践したい看護師さんは、ぜひ下記の製品紹介をご覧ください。

大腸内視鏡検査の際、大腸に便が残っていると検査に支障が出る可能性があり、下剤や腸管洗浄剤を用いて、水のような便になるまで排便を繰り返す必要があります。
そのため、検査介助に関わる看護師は、患者さんが排便するたびにトイレに行き、目視で排便性状を確認しなければなりません。
この目視作業を省き、排便性状の的確な判断をサポートしてくれるのが、大腸内視鏡検査の前処置支援アプリ「ナースコープ」です。
同アプリは、排便をアプリで撮影するだけで、AIが検査の前処置完了の目安に達したかを星1〜星3の基準で判定してくれます。
画像と判定結果は履歴ページに保存されるため、時系列的な変化の確認も可能です。
なお、撮影された画像はAIの教師データとして蓄積され、判定精度の向上に役立てられています。
同アプリは、2024年5月のリリース以降、約2万ダウンロードを突破し、多くの医療現場で活用されています。
実際に使用している施設からは、「トイレに排便性状を確認しにいく手間が減り、看護師の負担が軽減された」という声が寄せられています。
さらに、看護師がトイレに出向く手間を無くすだけでなく、排便を直接看護師に見せる必要がなくなったため患者さんの心理的負担の緩和にもつながっています。

現在、App StoreやGoogle Playより無料でダウンロードして使用することができるため(2025年4月時点)、大腸内視鏡検査の前処置に課題を感じている看護師さんは、導入を検討してみてはいかがでしょうか。
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