オーストラリア、病棟仰天あるあるエピソード ナースの制服・ファッション編

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西オーストラリア、パース在住のKay(けい)です。

日本の総合病院勤務歴通算6年の経験を経て、2005年に西オーストラリアへ看護留学し、2007年にRN(Registered Nurse:正看護師)になり、現在パース市内にある公立病院一般内科病棟勤務10年目になる二児の母です。

オーストラリアの病棟仰天あるあるエピソード、今回は病棟でのナースの制服やファッションについてのエピソードをご紹介します。


日本で看護師さんと言うとやっぱり「白衣のワンピース」といったイメージがまだまだ強いと思います。

ワンピースはデザインがかわいくて好きですが、パンツルックは「仕事ができるナース!」というイメージで私の憧れでした。

最近では白を基調としないスクラブタイプの制服も導入している病院もあるみたいですね。

日本の看護師さんは制服の規制が厳しいなりに、決められた範囲でみなさんオシャレをしていますよね。
では、オーストラリアではどうでしょうか?


制服で通勤?!

 
西オーストラリアの病院のナースの制服は、主に紺色のスクラブの上下(主に公立病院)か、ブラウスにスカートもしくはズボン(主に私立の病院)の二つのタイプに分かれます。

そして、信じられないかもしれませんが、ほとんどの(手術室勤務の看護師さんを除く)看護師さんはユニフォームのまま自宅から通勤します。
日本の病院で整備されているような更衣室やロッカールームがない病院がほとんどなのです。

仕事が終わると、その制服のまま帰宅します。
ですから、地元のスーパーマーケットやショッピングセンターなどで仕事帰りに制服で買い物をするナースをよく見かけるんですよ。

制服は病院から支給され、病院によっては洗濯もしてくれるところもありますが、制服が返ってくるのに3日くらいかかるので、ほとんどのナースは自宅で洗濯しています。

自分で洗濯するとタックスリターン(確定申告)の際に「クリーニング代」として控除対象になるのも嬉しいんですよ。


それってあり? 仰天ナースのファッション


ヘアースタイル


オーストラリアは言わずと知れた多国籍の国。肌の色も違えば、髪の色や髪型がバラバラなのも当たり前なんです。

病棟ではヘアカラーはもちろん、アフリカンスタイルのエクステや編み込み、アフロヘアー、ターバン、イスラム教徒の女性が頭髪を隠すために身に着けるヒジャブなど、なんでもありです。

「乳がんのチャリティーウィークだから髪の毛をピンクにしたの!」というナースもいれば、「白血病のチャリティーで丸坊主にした(髪の毛を剃るということでみんなから集めたお金を寄付するイベント)!」というナースも。
ちなみに、日本人特有の厚い黒髪、ストレートはほかの国の女性から羨ましがられます。

ナースシューズ


安全上「つま先が隠れる靴」と決まりがあるので、日本で主流のナースサンダルは履けません。

つま先が出るサンダルは駄目ですが、つま先が隠れるスリップオンタイプのクロックスは履き心地もよく色も豊富で人気。でも、一番の主流は軽くて動きやすいスポーツシューズです。

みんな色とりどりのスポーツシューズを履いてますよ。

アクセサリー


病院のポリシーで「肘から下はシンプルな結婚指輪以外のアクセサリーはつけない」と決まっていますが、たまにほとんどの指に指輪が付いているんじゃないの?っていう手で働いている看護師さんを見かけます。

介助の際は手袋をしますが、それでも指輪があれば邪魔ですし、手袋を外した際に指輪も一緒に抜けて捨ててしまう事故も起きるので私は結婚指輪も仕事時には外しています。

外した指輪は左の胸ポケットの上にネームバッジの金具に通して止めます。
そうすれば「万が一ネームバッジが取れた時も指輪はポケットの中に落ちるのでなくさないよ」と同僚のナースに教えてもらいました。

ピアスは、今では日本でもさほど珍しくはなくなってきていると思います。
こちらでびっくりしたのは、ピアスの場所が耳だけにとどまらないことです。
耳の軟骨部分はもちろん、鼻、眉毛、舌、そして唇にピアスをしているナースも見かけます。

これもOKなの?


私が一番びっくりしたのはタトゥーです。
日本ではまだまだネガティブイメージがあるタトゥーですが、こちらでは立派なファッションの一部。

ワンポイントはもちろん、両腕や全身に入れている人も珍しくありません。
看護師も例外ではありません。

上腕の袖に隠れる部分ならまだしも、前腕、手首や手の甲にタトゥーが入っているナースを見た時はすごく衝撃的でした。
自由すぎます!オージー(オーストラリア人の事を指す愛称)ナース!

この時期は無礼講?


普段は紺色のスクラブのナースの制服も、あるシーズンだけは色とりどりの色に包まれます。

そうです、クリスマスシーズンです。
この時期は自前で購入したクリスマス模様や色をあしらったスクラブで病棟が包まれます。

12月に入るとサンタの帽子をかぶったり、トナカイの角のヘアーバンドをしたり、ピカピカ光る雪だるまのピアスが耳からぶらぶらしたり、感染予防的にはどうなの?と突っ込みたくなる病棟スタッフであふれかえります。
クリスマスシーズンならではの光景です。


いかがでしたでしょうか?
自由すぎるオージーナース達。
プロの看護師さんだとわかっていてもガーゼ交換してくれる看護師さんの腕にバリバリ刺青が入っていたり、髪の毛がピンクだったら、患者さんもびっくりしてしまいますよね?
多国籍のオーストラリア、「外見で差別をしてはいけない」と法律で決まっているので、個人を尊重し業務に支障のない範囲でファッションを楽しむことが認められているのもオーストラリアならではなのではないでしょうか。

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