患者さんの快適な呼吸と医療従事者の負担軽減をサポートする企業

本記事では、在宅から医療機関まで多角的に吸引ケアを支えるポータブル吸引器を手掛ける企業と、独自の蛇腹構造を採用した人工呼吸器用マスクでNPPV/CPAPの課題解決に取り組む企業をご紹介します。
患者さんの快適な呼吸と医療従事者の負担軽減を両立したケアを目指す看護師さんは、ぜひ各企業の取り組みと製品の特長に注目してみてください。

※1※2 調査方法:インターネット調査/調査期間:2024年2月7日~2月13日/調査概要:「看護師転職サイト」を対象としたユーザー満足度調査/調査対象:男女、全国、看護師・准看護師資格保有者かつ対象看護師転職サイト利用経験者、20~29歳 107s(※1)、20~34歳 175s(※2)/調査実施:株式会社エクスクリエ/比較対象サービス:「看護師転職サイト」主要10サービス(専用サイトのあるサービスのみ・求人結果の表示ページは除く)

株式会社興伸工業

1979年の創立以来、医療・介護の現場に欠かせない医療機器を開発・製造する株式会社興伸工業。主力製品にはポータブル吸引器やネブライザー、救急現場で用いられるレスキューセットなどがあり、現場のリアルなニーズを的確に捉えた、安心して使用できる製品づくりを追求しています。
超高齢社会に突入した現代において、患者さんと医療従事者の双方が快適で幸福感のある暮らしを享受できる社会の実現に貢献している企業です。

ポータブル吸引器「パワースマイルハート」

同社は「この吸引器に携わる人々を笑顔にしたい」との想いを込めて、軽量でプラスチック製の革新的な製品を開発しました。
それが、1994年に誕生した初代の吸引器「スマイル」です。
三電源方式や「おくだけ充電」機能も備え、医療現場に新たな選択肢をもたらしました。

その歴史は、利用者の声と共に進化を遂げます。
2000年の介護保険制度開始を機に家庭での需要が高まっていたことを受け、2004年にはスマイルの後継機となる「パワースマイル」を開発。丸みを帯びたデザインとピンクのカラーリングは、子どもから大人まで幅広い年齢層の方々に親しまれました。
2006年にはカラーリングにブルーを追加し、ピンクと共に愛用されていましたが、2021年に惜しまれつつ製造終了となります。

その後、多くの利用者からの声に応え、2025年に復活したのがポータブル吸引器「パワースマイルハート」です。
新たな製品名に込められた同社の想いは、隠れハートとしてデザインにもさりげなく反映されています。

▲画像提供:株式会社興伸工業

同製品は従来品の改良により、軽量化を実現しながら吸引瓶の容量を700mlから800mlに増量。また、中蓋を廃止することでお手入れや組み立てを容易にしています。
操作面では、ACアダプターと充電池を自動で判別するため、電源スイッチを自分で切り替える必要がありません。
さらに、新しく「バッテリー残量表示機能」が搭載され、一目で使用状況を確認することが可能です。
充電池については、パワースマイルの充電池がそのまま使える、経済的で環境に配慮した設計が特長と言えます。

長年にわたって患者さんと医療従事者を支えてきた同社の吸引器。在宅から医療機関まで、あらゆる吸引ケアの場面で頼れる一台として、看護師さんのケアを支えてくれる存在となってくれるかもしれません。

株式会社iDevice

「頑張った人が報われる社会をつくる」という理念のもと、呼吸器の分野で長年見過ごされてきた課題の解決に取り組む株式会社iDevice。科学的知見と職人の技術を融合させた独自のアプローチで、患者さんの快適性と医療従事者の安心を実現する製品開発に尽力しています。
呼吸器の分野に新たな選択肢を提供し、患者さんと医療従事者の負担軽減につながる、安全で質の高い呼吸療法が当たり前に行われる社会づくりを目指す企業です。

人工呼吸器用マスク「javalla(ジャバラ)」

人工呼吸器用マスクは、密閉性を確保するための圧迫により患者さんに不快感や皮膚トラブルが生じることがあります。
また、装着時のサイズ調整は医療従事者にとっても負担が大きく、現場の深刻な課題となっていました。

そんな中、医療機器開発の講演会で一人の臨床工学技士から「蛇腹構造で圧迫創傷を予防できるのではないか」という提案を受け、4年半の開発期間を経て誕生したのが人工呼吸器用マスク「javalla(ジャバラ)」です。

▲画像提供:株式会社iDevice

同製品の特長は、独自の「蛇腹構造」にあります。
低硬度シリコン素材と丸みのあるデザインを採用し、鼻周囲から空気が漏れないよう鼻溝構造も追加。どのような顔の形にもしなやかにフィットする工夫が施されているため、ワンサイズ設計ながらも低圧で高い密閉性を確保することが可能です。

強く締め付けて固定する必要がなく、優しく肌に当たる柔らかな着け心地は、患者さんの不快感や痛み、圧損傷のリスク低減につながるのではないでしょうか。
また、煩雑なサイジングやドレッシング材による調整の手間が省けたり、ズレてしまっても着け直しを最小限に抑えられたりと、医療従事者の負担軽減も期待できます。

さらに、固定するためのバンドとピンには、それぞれ6色のカラーバリエーションを用意しているのもポイントです。
患者さんやご家族が好みの色と組み合わせを選ぶ楽しさは、治療への前向きな気持ちを育むとともに、医療従事者とのコミュニケーションを生むきっかけを作り出してくれるかもしれません。

▲画像提供:株式会社iDevice

NPPV/CPAPにおける患者さんの快適性の向上、および現場の業務効率化を同時に叶えてくれる可能性を秘めた同製品。呼吸療法のケアに課題を感じている看護師さんにとって、より良いケアを行うためのヒントになるのではないでしょうか。

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