
日本看護協会が定める専門看護師の分野において、最も古い歴史をもつリエゾンナース(精神看護専門看護師)。1994年に専門看護師の制度が発足し、最初に認定された専門分野がリエゾンナースです。
近年、ストレス社会の深刻化が進むなか、メンタルケアに特化したリエゾンナースの需要は高まっていますが、現状におけるリエゾンナースの数は2016年時点でまだまだ少ないです。
今後ますます需要の高さが予想されるリエゾンナース。キャリアアップを目指すなら、リエゾンナースについても理解しておく必要があるでしょう。
リエゾンナースとは、精神看護に関する専門的な知識と技術をもった専門看護師です。
リエゾンには「つなぐ」という意味があり、患者さんと看護師、もしくは看護師同士のつながりを深める重要なポジションを担っています。
精神疾患の患者と、その家族のケアが主な役割となり、それ以外にも医療現場で働く看護師のメンタルケアやカウンセリングに取り組むのが役割です。
精神科だけではなくほかの診療科とも連携し多くのスタッフと関わることになるので、仕事の幅は広く医療の現場において貴重な人材となっています。
リエゾンナースの資格取得は2種類。一つめは、日本精神科看護技術協会が定める10科目の認定試験に合格し、精神科認定看護師の資格を取得する方法です。
この場合、日本精神科看護技術協会が指定する病院で研修・実習を行い、精神科認定看護師の教育課程を修了していることが条件になります。
さらに、看護師の実務を2年以上経験している必要があり、なおかつ精神科での看護実務が3年以上必要です。
2つめは日本看護協会が認定する国家試験に合格し、精神看護専門看護師になる方法。
この場合は看護大学の大学院で修士課程を修了していることが前提で、なおかつ看護師の実務を2年以上経験し、さらに精神科での看護実務が3年以上必要です。
※2016年6月、記事執筆時点での情報です。
いずれもリエゾンナースに変わりありませんが認知度や待遇の問題を考えて、どちらの方法で取得するほうが将来的に有利かを慎重に決断したうえで目指したほうがいいですね。
リエゾンナースの役割は教育活動や研究活動、コンサルテーションやメンタルケアが主ですが、患者のみならず医療現場で働くスタッフのストレス管理やカウンセリングも役割。
プレッシャーと緊張がつきまとう医療現場においてメンタルケアが期待できるという点から、看護師長や看護主任といった責任者として配置されるケースも増えています。
おそらく今後もリエゾンナースの認知度は高まっていくでしょうし、キャリアアップを目指す看護師も増えていくでしょう。
リエゾンナースの可能性と重要性を正しく理解し、キャリアアップの参考に役立ててみてはいかがでしょうか。
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