
自分が病気になったり、家族が病気になったりすると、自分たちだけでふさぎ込んだ気持ちを抱え込んでしまいがちです。しかし、同じ経験をしている方の支えがあれば、前を向く勇気が湧いてくるでしょう。本記事では、ギャンブル問題を抱える家族や、乳がん患者を支援している法人を紹介します。
ギャンブル依存ファミリーセンター ホープヒルは、ギャンブル問題に苦しむ家族をサポートしているNPO法人です。ギャンブル依存症者を抱える家族への正しい知識の提供や、個別相談・家族教室などを実施しています。
そのほか、各種セミナー・講演や出版物の発行などを通したギャンブル依存症に関する啓発活動および、ギャンブル依存に関する専門家の育成も実施。ギャンブル問題を抱える家族が希望を持って新たな一歩を踏み出せるよう支援しています。

ギャンブル依存症は、自分の意志をコントロールできなくなる病気です。
ギャンブルで勝つと、ドーパミンという快楽物質が大量に放出され、ギャンブルをしたいという強い衝動にかられます。しかし、ギャンブルを過度に続けると快楽に対して鈍感になり、なかなか欲求を満たせなくなります。次第にギャンブルがエスカレートしていき、自分の意志や周囲の制止だけではやめられなくなってしまうのです。
病気が進行すると、イライラを抑えきれず周囲を傷つけたり、ギャンブルをするために家族のお金を盗んだり、多くの問題が発生します。いくらギャンブルをやめると約束させても、すぐに破られたり嘘をつかれたりするので、家族も肉体的・精神的に追い詰められてしまいます。
ここで必要なのは、家族だけではどうすることもできないと認めることです。依存症者に振り回されて家族ともども倒れてしまわないよう、専門家や同じ立場の家族に相談し、問題について正しく対処することが大事です。

ギャンブル依存症への対処法は、依存症者の病状や進行具合、置かれている環境などによって異なります。ギャンブル依存症は治る病気ですが、対応を間違えると、回復のチャンスを失うことになりかねません。
そこで同法人は、個別相談に対応するホープヒル相談室を設置。家族が依存症者の状態や周囲の状況を正しく見極められるよう、専門家による個別アドバイスを行っています。相談室では、ギャンブルだけでなく、アルコールや薬物、インターネットやゲームなど、あらゆる依存症に関する相談が可能です。
また、同法人は、依存症者を持つ家族が依存の正しい知識や対応方法を学ぶための家族教室も開催しています。
全国ギャンブル依存症家族の会は、ギャンブル依存症の家族の集まりです。ギャンブル依存症の家族が抱える問題を社会に広く周知するため、啓発活動や情報提供などを行っています。
また、治療施設やセルフケアサービス、行政機関といった関係各所との連携により、依存症者の就労機会を確保するための活動や、ギャンブル依存症問題の啓発および予防教育の推進も目指しています。
ギャンブル依存症者やその家族を苦しみから解放するべく尽力しているNPO法人です。

ギャンブル問題を抱える家族が平穏な日常を取り戻すには時間がかかります。 ギャンブル問題と根気よく付き合っていくためには、家族同士が支えあい、相談できるような居場所が必要です。
そこで同法人は、家族のギャンブル問題を抱える方を対象とした『家族の会』を、全国各地で開催。ギャンブル問題を抱える家族が問題解決に向けて前進できるよう、似たような境遇の人と話し合ったり情報交換を行ったりする場を設けています。
『家族の会』へは、家族にギャンブル問題のある方はもちろん、ギャンブル依存症について知りたい方も参加可能です。オンラインで家族の会を開催している地域もあるので、周囲に依存症問題で悩まれている方がいる看護師さんは、参加してみてはいかがでしょうか。

ここでは、同法人が開催している講演会やセミナーを紹介します。
「ギャンブル依存症セミナー」は、依存症に対する理解と効果的な対処方法を学ぶためのセミナーです。依存症者はもちろん、家族や支援者、一般の方など、幅広く参加できます。
そのほか、回復施設で働くスタッフを講師に招き、依存症家族のための勉強会や講演会なども開催しています。
2020年9月には、コロナ禍で考えるギャンブル依存症問題をテーマにした「全国ギャンブル依存症家族の会総会記念セミナー」を開催。体験談を交えたコロナ禍でのギャンブルの実態が語られるとともに、情報交換、活動報告などが行われました。

ビーシーアンドミーは、乳がん患者を支援しているNPO法人です。乳がんに関する役立つ情報を集めたWebサイト『Breast Cancer and Me』の運営や、乳がん治療に必要な商品を販売する通販サイトの運営、乳がん検診の啓蒙キャンペーンなどを行っています。
乳がんの方が自分らしく暮らせる社会の実現を目指し、各種活動を続けています。
乳がんは、母乳をつくる乳腺にできる悪性腫瘍です。
初期の乳がんは自覚症状がほとんどありませんが、病気の進行とともに、しこりや乳首からの出血、皮膚のただれ、乳房の変形などの症状が現れます。早期発見のためにも、定期的にマンモグラフィー検診を受けることが大事です。
乳がんの抗がん剤治療には、さまざまな副作用があります。しかし、副作用を抑える薬の開発などにより、抗がん剤治療を受けながら日常生活を支障なく過ごしている方もいます。
副作用とうまく付き合うには、抗がん剤による体調変化を把握することが大事です。体調が悪くなる日をある程度予測できれば、仕事や外出などの予定が立てやすくなります。
同法人は、抗がん剤治療中の体調記録に役立つよう、乳がん治療を記録するノートを製作・販売しています。

乳がん治療に役立つ情報や、乳がんととも前向きに生きる女性の体験談などを掲載しているサイトです。
治療の進化により、乳がんは治療や薬である程度コントロールできるようになりました。しかし、乳がんに対するネガティブなイメージは根強く、乳がん告知によって大きな不安と戦っている方も多いのが現状です。
乳がん治療で大事なのは、確かな情報や知識を効率的に集め、自分の進むべき道を自分で選び取っていくことです。同サイトでは、乳がんと告知された方が自分らしい道を選び取れるよう、多彩な情報を提供しています。
もし周囲に乳がんへの不安を抱く患者さんがいたら、このサイトを紹介してみるとよいかもしれません。
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