看護のお仕事で重要なのは、みんなで協力し合って患者さんへのケアを進めるということです。
その中でも特に忘れずに覚えておきたい「7:1看護」と「PNS」について、本記事でおさらいしていきたいと思います。
「7対1看護体制」「7対1病床体制」などとも呼ばれていますが、患者さん7人に対して看護師さん1人が常時勤務にあたるシステムのことを言います。
一般病棟における区分は、今までは「15対1」「13対1」「10対1」に分けられていましたが、2006年に診療報酬が改定され「7対1」という新たな区分が設けられることになりました。
10対1制度に比べ、看護師一人あたりの担当患者数が10分の7になるため、今まで以上に多くの看護師を必要とすることが特徴です。
看護師にとっては、担当する患者数が減ることはメリットに思えます。しかし、看護師不足の病院やクリニックに勤務していると、他の看護師との連携を取るのが難しくなったり、一人あたりの負担が重くなったりといったデメリットが出てきます。
また、平成26年からは、診療報酬改定によって7:1看護を採用している医療機関の病床数を、36万床から27万床に減少させるという方針が掲げられています。これによって7:1看護の病床数の25%が減って、ふたたび10:1看護に戻る可能性が出てきました。
平成28年(現在)では、7:1病棟の段階的減少と、10:1病棟の段階的増加を目指すということで、バランスをみながら今後も看護の方法が変わっていく可能性があります。
医療現場に求められる状況は、日々刻々と変化しています。看護師としてこれから勤務を考えている方、転職を目指している方は、病院ごとの勤務体制を十分にリサーチし、納得したうえで応募することが大切です。
PNSは(Partnership Nursing System/パートナーシップ・ナーシング・システム)の略語で、2人の看護師が安全で高品質な看護を提供する目標を持ち、互いに対等な立場で特性を活かしながら日々の看護やケア、委員会活動・係の仕事などを行うという体制のことです。
パートナーシップを結んだ関係にある相手とは、1年を通じて共に活動し、最終的に得られた成果と責任をどちらも共有します。
基本的に一人一人の技術に依存していた従来の医療環境から、2人以上のチームプレーになったことで、看護師の間のコミュニケーションや協力関係が出来あがったという声が多く聞かれます。
仮に一人の看護師が対応できなくても、もう一人の看護師が対処することで急変された患者さんへの対応も可能に。
また、サボりや手抜きといったミスに繋がるような行為も簡単にはできなくなり、相互に技術を高め合う、良い情報を与え合うなど、看護業務にとってプラスになるような変化も期待できます。
ここまで、看護の現場に欠かせない「7:1看護」と「PNS」について紹介しましたが、どちらもメリットや考えるべき点はたくさんあります。
病床数に対する看護師数の割合によっても、看護師さんが7:1看護で働きやすいと感じるか、そうでないかが変わってきますから、転職の際にはしっかりと情報を集めて、自分に合った環境を探していきましょう。
やはりどんなに魅力的な職場でも、働きやすくなければ長く続けていくことはできません。
転職をしたい病院やクリニックが見つかったら、それぞれの医療現場での勤務体制をしっかりと確認し、納得してから応募が出来ると良いですね。
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