
日本では、未だに子どもへの性教育をタブー視する傾向があります。しかしインターネットの普及により、子どもたちにとって性は身近なものになりつつあります。子どもたちが性被害に会わないよう、早期に性教育を行うための環境を整える必要があるでしょう。
今回紹介するソウレッジは、子どもへの性教育を大人が抵抗なく行えるよう支援している団体です。医療現場で子どもたちと接する機会が多い看護師さんにとっても、社会で生きていくために必要な性教育について考えるきっかけになるかもしれません。
正しい性知識を得る機会がなく、性に関する悩みを抱えてしまったり、性被害に遭ったりしてしまう子どもたちが増えています。
日本では性教育の開始時期が遅く、子どもたちの多くは、インターネットにあふれる偏った性の情報に影響を受けてしまっている状況といえます。また、教員や保護者も早くから性教育を受けているわけではないため、幼いうちから性教育を行うことに戸惑いを感じてしまうケースも多いようです。
ソウレッジは、性被害者にとって生きづらい今の状況を変えるべく誕生しました。性教育を子どもの日常に取り入れたい大人をサポートするため、性教育トイレットペーパーをはじめとした性教育教材の開発・販売や、性教育教材の寄付などを行っています。
同社の製品は「性教育のきっかけをつくるのが難しい」「楽しく性教育を行う方法がわからない」といった、性教育を行う側の問題を解決するために作られました。各製品には、「性教育のハードル」を下げるため工夫が施されています。

同法人が販売している、性教育を身近なものにするためのトイレットペーパーです。ユネスコ国際セクシュアリティ教育ガイダンスを基盤に、医師や助産師といった専門家の監修のもと作成されました。
2020年の時点では、「体の仕組み」「性的同意」「性暴力」「セクシュアリティ」についてプリントされた4種類のトイレットペーパーが販売されています。分かりやすいイラストを通して性について学ぶことができるため、家庭だけでなく学校などでも活用されています。
同法人の公式サイトでは、製品の活用方法や子どもを守るために必要な情報などをまとめたガイドブックが無料公開されています。

子供が成長過程で直面する性の課題について、人生ゲーム形式で学べるゲームです。実際の統計データや、子どもたちの声をもとに制作されました。マスには性に関する質問やクイズが記載されているため、参加者同士が性について話し合いながらゲームを進めていくことができます。
また、同法人は、実際に『ブレイクすごろく』を体験するための保護者・教員向け研修も実施しています。ゲームをきっかけに、「性に関する問題を自分ごととして考えるようになった」「性知識の伝え方を総合的に学べた」といった声が寄せられています。
「プライベートゾーン」について学べるカードゲームです。プライベートゾーンは他人に触らせてはいけない大切な場所であるということを、楽しみながら学べます。可愛い動物の絵柄と簡単なルールを使ったゲームなので、未就学児・小学校低学年を対象とした性教育に適しています。
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