今と昔じゃ働き方が違う!活動の幅が広い現代のナース事情

2016.8.31

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はじめに

最初は病院やクリニックなどで活躍していても、のちのち医療機関以外の職場で活躍される看護師さんも多いのではないでしょうか。

昔は、「看護師=病院」というイメージがありましたね。

今も地域によっての違いもあると思いますが、時代の変化と看護師のライフスタイルの変化によって病院以外で活躍の幅が広がっています。

そんな働き方について一緒にみていきましょう。

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雇用形態のいろいろ

常勤

一般的に言われる正社員や正職員と同じです。看護師さんの間では、常勤という言葉が多く使われています。

日勤に合わせて夜勤にも入るため、夜勤手当ての他各種手当てが充実。福利厚生も整っています。

雇用期間を定めておらず、定年まで働くことができる雇用形態です。安定した収入があり、昇進、昇給や賞与のある職場もあります。

研修や講習会などに参加する補助が出ることや、制度が充実している場合もありスキルアップや、昇進によりキャリアアップも狙えます。

非常勤

パートやアルバイトと同じです。看護師さんの間では、非常勤という言葉が多く使われています。

給与は時給制で、勤務した日数によって収入が変化する雇用形態です。賞与や昇給、福利厚生などは勤務先によって異なります。基本的には勉強会といった業務以外のことに拘束されません。

そのため、勤務する時間や日数の調整がしやすく、自分の都合に合わせて働けることがメリットです。

最近では、日勤のみの非常勤以外に夜勤のみの非常勤「夜勤専従」という働き方もあります。

派遣社員・フリーランス看護師

派遣会社に登録し、派遣会社を通じて勤務するという雇用形態です。給与は派遣会社から支払われ、フリーランス看護師とも言われます。

短期間または1日から数日といった勤務日数の選択ができるので、自分の予定に合わせて働くことが可能です。

職場は病院やクリニック、イベントや健康診断の他、修学旅行などに添乗するツアーナ-スなどさまざま。

場合により、自分1人で判断・処置することもあるので、ある程度知識と技術が身についている方が好ましいかもしれません。

働く場所のいろいろ

病院・診療所

看護師の職場として、一般的に多いのは病院・クリニック・診療所などです。入院施設のある病院では、夜勤で3交代や2交代のシフト制の勤務と、外来の勤務があります。

同じ病院の中だけでも、色々な働き方をしている看護師がいます。病院や診療所では、入院している患者さんと外来受診する患者さんに療養上の世話と診療の介助、患者さんと家族への指導や援助など、業務はさまざまです。

介護施設

高齢社会の現在、高齢者に向けたサービスと施設が必要とされています。

施設の種類は豊富で、機能訓練に特化した施設、医療依存度の高い利用者さまを受け入れる施設、医師が常駐していない施設などいろいろあります。

介護施設の特徴と利用者の介助の程度などにより、仕事や業務内容は異なります。

入居者の体調異変時の対応、健康チェック、点滴や胃ろうの管理などのほかに、生活全般の介助を介護スタッフとともに行うなど多岐にわたります。

企業やホテルの医務室

企業により異なりますが、企業看護師の役割は企業で働いている従業員の健康管理です。医務室に医師がいる場合は、診療の補助や採血などを行います。

医師が常駐でない場合、看護師数人の体制や看護師と保健師、看護師と医師など、医務室によってスタッフの体制は異なります。

ホテルの医務室は、ホテルで働く従業員の健康管理、お客さんの体調不良や怪我など
を、常駐する医師と連携して対応します。

どちらもデータを管理するためにパソコンのスキルが必要な場合があります。

医薬品メーカー・医療機器メーカー

医薬品メーカーで新たな薬品を開発する際、製造販売の許可を得るために行われる臨床試験を治験といいます。

患者さん・被験者さん・医療関係者へのサポートが主なお仕事です。今まで培った知識と技術を活かすことができます。ココで活躍する看護師は、治験看護師や治験コーディネーターなどと呼ばれています。

医療機器メーカーは、医療機器を医療機関に販売する為の仕事をしますので、医療機器への知識が必要です。

どちらも一般企業への就職です。比較的、パソコンや英語のスキルを必要とする企業が多いでしょう。

保育園

出産してからも仕事を続ける女性が増え、核家族化が進む中で乳幼児を受け入れる保育園の需要が高まっています。

地方自治体や0歳児の人数など、保育園によって看護師の配置基準は異なります。こどもの急な体調急変やケガへの適切な対応、健康管理などが看護師の主な役割です。

0歳児のクラスを担当して保育士さんと保育を行うこともあるようです。1つの保育園に対して看護師が1人の場合があるので、保育士さんと連携をとりながら協力しあうことが大切。

特に園児の急病などでは、迅速な対応と判断力が求められます。

おわりに

いかがでしたか?昔に比べて今は看護師が活躍できる場所が増え雇用形態は様々になっています。

病院以外で働くことを考えたとしたら、自身の生活スタイルなどに合わせ、そして看護師として活躍できる場所を探してみるといいですね。

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