
「いつ回復するか分からない私は、病棟勤務は無理ですか?」事故による後遺症で、10年勤めた外科病棟の勤務を諦めた看護師のOさんの場合(32歳/女性)
総合病院の外科病棟で10年勤務していたOさん。ところが、事故による後遺症で思うように働けなくなり、デイサービスへと転職します。デイサービスで1年近く勤めたのち、病棟勤務にやりがいを感じていたOさんは、病棟への復帰を決意。しかし、面接では体調の不調が懸念され、内定がなかなか貰えなかったそうです。そんなOさんに、アドバイザーはある職場を提案します。
少し前になりますが、自転車の不具合で困っていました。走っているとチェーンがすぐに外れてしまうのです。
思い切って自転車屋さんに持って行ったのですが、どうやらチェーンが緩んでいたようでした。すぐに直していただき快調に走れるようになりました。
よくわからないまま困っていないで早く見てもらえば良かったんだなあ、と後から思いました。
今回ご相談いただいた32歳のOさんは、新卒から10年間、総合病院の外科病棟で後輩ナースの指導を担当しながらバリバリ活躍した経歴のある方でした。
しかし、1年前交通事故に遭い、その影響でムチウチの症状が残り病棟での勤務が困難になってしまったそうです。
師長に配置換えをお願いし、比較的業務がゆったりしている内科病棟に移ったそうですが、朝の通勤時間すら辛く、思うように仕事に集中できない日々が続きました。その後、Oさんは体調を崩してしまい、結局退職されてしまったのでした。
そのあとは、身体に負担をかけないようデイサービスのパート勤務に転職したOさん。しかし、もともと病棟勤務が好きだったので、「やっぱり病棟で働きたい」という気持ちが日に日に強くなっていったようです。
事故から1年後、まだ体調は不安定でしたが病棟勤務に戻るべくOさんは転職活動をはじめました。
「正看」「30代で経験10年」「常勤希望」Oさんの条件にあう病院はたくさん見つかりました。しかし、いざ面接となると採用担当者から「体調が悪くなるリスクがあるのでは?」と言われ、不採用に。
Oさんはいくつもの面接を受けたあとも、不採用が続き「このままじゃどこに行ってもうまくいかない…」と悩んだ末、レバウェル看護へご相談くださいました。
「いつ回復するかわからない私には、病棟勤務は無理なのでしょうか」複数の病院から不採用と言われて、病棟勤務をあきらめかけているOさん。10年の臨床経験があるにもかかわらず、すっかりと自信をなくしているようでした。
そこで、同じことを繰り返さないために、まずは体調を崩して退職した病院の勤務状況を詳しく伺いました。
すると、「夜勤など人手がないときは、身体に負担のある業務もしていたこと」「通勤時、運転時間が長いと体調を崩しやすいこと」「長時間座っての記録作業がきつい」など、を話してくださいました。
ここから、Oさんは「身体への負担が少ない」「家から近い」「長時間座って作業する業務がない」といった職場が向いていると分かりました。
「どうしたら無理なく継続して働けるだろう?」いろんな選択肢を考えた末、Oさんには当社が普段からお付き合いのある慢性期病院の病棟を提案しました。
慢性期病棟では、患者さんの療養生活のお世話が多く体力が必要になります。しかし、勤務帯をスタッフが多い日勤中心にすることで、Oさんの身体に無理のない範囲内での仕事ができると考えました。
また、症状が安定している患者さんが多い病棟なので、時間外勤務がほとんどなく、もOさんにとって無理なく働ける環境でしょう。
そのうえ、看護記録には電子カルテを採用しており、長時間座っての作業も少ないようです。
さっそく、お世話になっている師長さんに思い切ってOさんのことを話しました。体調が不安定なことをありのまま説明した上で、「今までの技術・知識が活かせる病棟のお仕事がしたい」というOさんの強い気持ちをお伝えしました。
正直、体調面で不安がある方の採用は、症状が悪化した場合などを考慮するとどうしても躊躇してしまうものです。病院側の立場に立って考えると、仕方ないことだと思います。
しかし、積み上げてきたこれまでの実績や病棟勤務に対する強い意欲を、体調面を理由に「なかったこと」にしてしまうのはあまりにももったいないことです。
私は、師長さんにOさんの体調面のリスクを踏まえた上で、お人柄や今後の可能性について一生懸命お話しました。すると、「経験があってやる気がある方なら、新人教育などもお任せしたいです」という好感触のお返事をいただいたのです。
お話が終わったあと、すぐにOさんにご連絡し、面接の日取りを決めました。Oさんは面接に自信をなくしていましたが、「面接が叶ったということは病院側がOさんに可能性を感じている証拠です」と話し、一緒に面接へ向かいました。
体調面については私から師長さんに詳しく説明してありましたが、面接中にご本人からもきちんと伝えていらっしゃいました。Oさんの誠実な人柄と病棟看護への熱意が伝わる瞬間でした。
師長さんからは、「うちでは看護学生実習を受け入れているので後輩指導の経験があるなら学生指導もできそうですね」と、前向きな言葉をいただき、面接は終了。その後、常勤の日勤帯のみという条件で入職が決定しました。
1か月後、病棟を見に行くと、病棟勤務を諦めかけたとは思えないほどいきいきとしたOさんの姿がありました。
転職が難しいと思われる状況でも、必要とされる場所はきっとあります。「リスクの部分だけ見て諦める前に、良さを活かせる場所を探す」そんなお手伝いができればと思います。
ここでは、身体的な不調が原因で転職に不安を抱えている方に向けて、転職成功のポイントを紹介します。転職を迷っている方は、チェックしてみてください。
まずは、「どのような職場であれば無理なく働けるのか」を明確にすることが大切です。自分の適性を知ることで、長く働きやすい職場を探し出す足がかりとなるでしょう。
転職活動において、「やりたいこと」に注目することは大切ですが、やりたいことの条件のみで転職先を決めてしまうと、前職と同じような理由で働きにくさを感じ退職してしまう可能性が高くなってしまいます。そのため、転職活動を始める前に、自分の適性を知ることにも注力してみましょう。
相談者のOさんは、前職の退職理由から、転職先に求める条件を明確にしました。もともとの転職条件は「病棟の正看護師」でしたが、「身体的な負担が少ない」「長時間座って作業する業務が少ない」といった、自分が働きやすい環境を明確にしたことで、転職の成功に繋がったといえます。
転職活動では、これまでのスキルや経験、熱意などを十分にアピールすることがポイント。
Oさん自身で転職活動をしていたときは、体調に不安があるといったマイナス面ばかりに目を向けてしまい、自分の強みを十分にアピールできていなかったようです。レバウェル看護に相談いただいたあとは、体調面のリスクを踏まえたうえで、これまでの経験、熱意などをしっかり伝えることにも力を入れるように。その結果、スキルや意欲が評価され、内定が貰えました。
転職活動を成功させるためにも、これまでの経験やスキルを洗い出し、自分の強みを十分にアピールできる準備をしておくことが大切です。
「自分に向いている職場が分からない」という方はレバウェル看護にご相談ください。看護師の転職サポートに特化したレバウェル看護では、経歴やスキル、今の状況などをヒアリングしたうえで、あなたに合った求人をピックアップしてご提案いたします。
また、アドバイザーは求人先と直接情報交換をしているため、業務内容や職場の雰囲気、人間関係などの細かい情報の提供も可能。細かい情報を把握したうえで応募先を比較できるので、自分が働きやすい職場をじっくり選ぶことができます。
そのほか、アドバイザーは応募先が求める人材も把握しているため、応募先が求めるニーズに合わせて、応募書類や面接のアドバイスをしてくれるのも特徴。1人で転職活動を進めるよりも、効率的に採用選考の対策を行えるでしょう。サービスはすべて無料なので、お気軽にお問い合わせください。
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