
「ベテラン看護師の居ない職場で働きたい」看護師歴25年の病棟主任Yさんの場合
病棟主任として2年間勤務しているYさん。看護師歴25年というキャリアを持つYさんですが、現在の職場で30年働いているベテラン看護師との関係に悩んでいました。おかしな言いがかりや新人いびりをするベテラン看護師のことを上司に相談するも取り合ってもらえず、今回相談してくださったとのことです。「長く勤めている看護師が居ない所へ転職したい」とおっしゃるものの、今の職場で引き止めに合い、転職するタイミングを掴めないご様子。Yさんが後悔しないよう、アドバイザーがとある提案をしました。
今回ご紹介するYさんは看護歴25年のベテランさん。2年前に「管理職として来て欲しい」と人の紹介で転職し、病棟主任として勤務する正看護師さんでした。
Yさんは優しい性格で、気遣いができる方。でも、逆を返せば、相手のことを気にしすぎてしまうところも…。
特にYさんの悩みは、転職した先の病院に30年いる、いわゆる「お局様」の看護師でした。
初対面からYさんを敵視してきたお局様は、ことある毎に「主任のくせに」と文句をつけてきて、気に食わないときは患者の前でも文句を言う状態。
さらに新人いびりがひどく、配属半年も持たず辞めていく新人が続いていたそうです。
看護師長に相談しても、「あなたがうまくまとめて」と言われてしまい、お局様に直接話をしようとしても話を聞いてもらえなかったようです。ストレスに押しつぶされそうになったYさんは、今回ご相談くださったのでした。
よほどの心労からか、「長く居座っている看護師のいないところ」というYさんのご希望でしたが、管理職までされているYさんです。意義のある転職ができるように話し合い、総合病院の急性期病棟をご紹介することになりました。
しかし、いざ面接日程を決めようとすると、Yさんは「病院から引き止められていて辞められない」とおっしゃるのです。
Yさんが大丈夫であればと、対人問題を解決したケースなどをお伝えし、転職をせず頑張ることを応援することにしました。
しかし、7ヵ月後に再び、Yさんからお電話がありました。ボーナスの額が低かったことと人間関係の悪化で、やはり転職したいとのことでした。
Yさんに収入面のご希望を伺い、いくつか病院をご提案しました。しかし、また紹介の途中でYさんは引き止めにあい、転職を断念するとおっしゃいました。
今までのお話しを伺ってみると、問題のお局様は相変わらずの態度で、注意にもまったく聞く耳を持たず、上司に報告しても環境が改善される兆しはないようです。
Yさんは他の看護師たちに引き止められ、断れない人の良さで無理をされ、辞められない状態に陥っているようでした。
そこで、まずはYさん個人にとって、本当に残った方がよいのか、それとも転職した方がいいのかを話し合うことにしました。
Yさんはまもなく50歳。もし、このまま転職を諦めても、改善されない環境の中で、数ヵ月後か数年後にはやはり「転職したいと思うだろう」とおっしゃいました。
そうであれば年齢的にも、今の段階で見切りをつけ、自分のための道へ進む方がよいのではないか、という結論に達しました。
「でも、引き止めてくれた仲良しの人のことが心残りで」というYさん。
でも、もしYさんが我慢して残れば、病院側は「このままでいい」と思い、状況は改善されないかもしれません。
ご友人は辞めてもご友人。違う形でサポートはできるはず。
Yさんは最後にもう一度、職場へ改善交渉をしてみましたが、何の変化もないことが分かり、退職をされました。
その後、ご紹介した総合病院に入職。様子を伺いに行くと、「人の雰囲気がみんな明るくて優しくてびっくりです」とうれしそうに話して下さいました。
Yさんは前職でできることをしたものの、どうにもならずに転職を選びました。それは逃げたということではないと思います。
年齢を重ねると転職条件が厳しくなることは少なからずあると思います。
辞めないメリット、辞めるリスクなどを比較し、納得のいく判断をして頂きたいと思い、今回はこのケースのお話をさせていただきました。
使命感も大切なことですが、自分の人生は自分しか守ることができません。だからこそ、あなたのことをあなたが一番に考えて欲しいと思うのです。
ここでは、人間関係や労働環境の悪化で転職を考えているものの、タイミングが合わず悩む看護師に向けて解決するポイントを解説します。
今の就業先で過度な不満やストレスを感じている場合、「似たような職場でなければどこでも良い」と考えてしまうかもしれません。しかし、せっかく積み上げてきた看護師としての経験や実績を活かさないのは、もったいないことといえます。一度冷静になり、焦って転職先を決めるのは避けましょう。自身のキャリアが活かせる職場に転職することで、やりがいのある仕事に就くことができ、より条件の良い環境で働けるはずです。
退職になかなか踏み切れない場合、現状を振り返って転職すべきかどうか考えることが大切です。たとえば、「上司から退職を引き止められている」「仲の良い同僚が気掛かりで残していけない」といった理由から、辞めるタイミングを見失うこともあるでしょう。しかし、重要なのは自分が今後どうしていきたいかです。年齢や勤務条件、自分に合った職場環境などを十分に考えて、今の職場から離れるべきかどうか考えてみてください。
レバウェル看護では、看護師さんがベストなタイミングで納得のいく転職ができるよう、アドバイザーがサポートいたします。「今の職場を辞めるタイミングが掴めない」「人間関係が原因で辞めても良いのか判断しにくい」とお悩みの方も、今抱えている不安をお聞きし、今後どうすべきかともに考えます。また、一人ひとりのキャリアや実績、希望条件に沿った求人を紹介することが可能なので、ご自身にとってプラスになる、前向きな転職ができるでしょう。
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