看護学生になると看護学校では3年、看護大学で4年、医療系の高校では5年という期間で看護教育を受けます。
看護教育機関には上述したように様々なものがあるのですが、教育内容にそれほど違いはないといえるでしょう。
看護大学になると高等教育機関になりますのでより高度な授業になります。
そしてどの教育機関にも一貫して共通しているのが就学最後の1年間には、病院での病院実習が組み込まれていることです。
ここでは病院実習で得られるものについて紹介します。
高い志を持って看護師になることを目指す人が多いと思います。
患者さんのために”看護”をしたいから看護師になる!
看護師になって社会貢献をしたい!
世のため人のためになるような看護師になる!
そのように考えて看護教育を受けている人が多いことでしょう。
これが理想の考え方だとしたら、そこから現実の世界を見ることができる場所、それが病院実習です。
どんな業界でも、世界でも理想と現実があります。
しかし看護師という仕事はその”理想”と”現実”のギャップがあまりにも大きいのではないでしょうか。
それが病院実習で目に見えてくるのです。
理屈ではわかっていても、様々な看護業務をこなすことは過酷なことなのです。慣れてしまえば大丈夫…と心に言い聞かせても、まずは病院実習でそこを乗り越えていかなければいけません。
他にも医療の現場では見たことがないような大量出血や外傷などを見ることもあるでしょう。病院実習はまさに生きた授業ということが言えるというわけです。
病院実習の多くは大規模な病院(古い言葉では総合病院)で行われます。
そこには医療(看護)を学ぶ上で必要なものがほぼ備わっているからです。
外来でしたら、どのような患者さんがくるか予想もつかない緊張感があります。
入院病棟では決められた患者さんのケアが主な仕事になります。
病院実習で得られる最大のものとは医療現場そのもののことでしょう。
医療の現場で何が起こっているのか。さらにはそこで働く看護師はどのように動いているのか。
そして実習生である私は、そういった世界にこれから飛び込んで行けるのか…。まさにそのような自問自答をしなくてはいけない状態に置かれるといってもいいでしょう。
多くの看護学生がそこで前向きに看護師としての仕事に改めて向き合うことができます。
それが病院実習の最大の目的と言ってもいいでしょう。
看護師としてこれからやっていく、看護師になりたいと強く思う気持ちを養う上で、病院実習という勉強の場は看護師養成の場としてなくてはならないものなのです。
実際に病院実習の場で、それまでの人生の中で見たこともないような状況の中で卒倒してしまう看護学生も少なくないようです。
だからといってそれで看護師になる道を断念する看護学生はほとんどいないということですから、習うよりは慣れろという病院実習の効果というのは計り知れないものがあります。
看護学生にとっては初めてみる医療現場の最前線と言える病院実習。
理想と現実のギャップに押しつぶされることなく、いわばそのギャップを少なくすることでより一層看護師になるんだという気持ちが強くなっていくことが大いに期待されるの場なのです。
看護学生の皆さん、病棟実習頑張ってください!
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