人工知能(AI)の発展が加速しているのをご存知ですか? ニュースでは人間には勝てないと言われていた囲碁の勝負にAIが勝利したり、計算されたヒット小説をAIが書き賞をとったりと、連日、AIに関する話題はつきません。
そんな中、グーグルの創業者の一人であるラリー・ゲイジは、「AIの発達により多くの職業がロボットに代わられる」と発言をし、ビル・ゲイツやスティーブ・ジョブズも同様の警告を発しています。
そんな「消えゆく職業」の中になんと「看護師」も入っているというのです!? 「看護は、人が人を看るもの」という常識をAIは超え、看護をするのでしょうか?
今回はちょっと恐ろしい話ですが、AIと看護について考えていきたいと思います。
「人間最後の発明品」と言われているAIは、人間の脳みそのように情報を取捨選択し、自分で判断、考え、結論を出し、学習、成長していくコンピューターのこといいます。
ある意味では「YES]ですが、ある意味では「NO」と言えます。
精密さや正確性、計画性などAIと自身が修正していく能力を持てば、かなりの精度となることは予測されます。人間よりも早く回答にたどり着き、危険回避する能力もあるでしょう。
しかしAIに完璧は存在しません。なぜならそれは作られたものだからです。
危険予測能力でAIは停電を予測し、予備電源を起こすことはできるかもしれません。
でも、現在のスーパーコンピューターがどれだけの大きさかご存知ですか? それだけのシステムや学習領域を確保するとなれば、AIのコンピューターは巨大化するでしょう。電力も予算もかなり必要になります。そこにはまだ限界があります。
またAIも人間と同じように自然にはかなわない。もし竜巻が発生したら、隕石が衝突したら? それさえ予測し準備をしたとしても、地上に縛られている限り何らかの影響は受けてしまうのではないでしょうか。
ちょっとオーバーですが、SFでい言われているような、AIが人間世界を支配するような状況になるには、さまざまな問題が残されているということです。
まず第一段階として「ロボットが看護の仕事をするようになる」ということ、第二段階として「人類の病の治癒率や老化させない技術が進む可能性がある」ということがあげられています。
前者に関して個人的な意見を述べるなら、看護の領域に限って言えば、絶対に「最後は人が人を看なければならない」と思います。心情的な部分だけではなく、実際に看護というのはどんなに思いやりのあるロボットでも、できない部分があると思うのです。
その理由として看護の現場で一番わかりやすい例で言えば、「ハンドタッチ」のチカラです。
ロボットもさまざまな科学物質を使って、人の手そっくりの食感や温度を手に入れることはできるかもしれません。しかし、「ハンドタッチ」には、ただ触れる以上の何かの交流があります。これは人間にしかできないものです。
遠い昔から「手当て」と呼ばれてきたケアには不思議なチカラが潜んでいることを、一度は経験されたことがあるのではないでしょうか。
また、「双子が離れて育ってたのに、まったく同じ言動をしていた」という実話が世界各地で報告されています。そこには人間同士が結ばれている「何らかの特別なチカラ」が働いていると思います。
そんな「人間の不思議なつながり」を科学的に実証しようとする「量子のゆらぎ」という研究があります。まだ未解明な部分が多い研究ですが、そこには「人間の不思議なつながり」があることは間違いないようです。
それは人間にも把握することはできていませんが、おそらくAIにできないものなのではないでしょうか?
医療従事者の人材不足は、高齢化が進む日本でも大きな問題のひとつですよね。
そんな人材不足をAI搭載ロボットが支えてくれ、例えば医療従事者の大きな負担のひとつである「重労働」や「夜勤などの不規則な勤務」の軽減に利用することができれば、これは有効な使い方と言えるかもしれません。
AI搭載ロボットが看護師の負担となっている仕事のサポートをしてくれれば、看護師はひとりひとり違う患者様の精神と身体を確認・状況を把握し、「心を通わすケア」という部分にしっかり時間をかけられるようになるかもしれません。
医療行為に関しては、AIが患者様の個人的特徴を詳細に理解し、正確な処置を行えるのではあれば、それは有効ですよね。
現在でもすでにウェアラブル端末による在宅診療の可能性が探られています。少子高齢化の時代に「遠隔診療」ができるメリットは確かにあるでしょう。これにAI技術が加われば、より親切な診療が実現でき、報告させるシステムがあれば、人間は時間と手間を省いて、多くの患者様を見ることができるかもしれません。
また一部では、手術前に患者様の臓器をAIによって映像化したものを観察して、手術のシュミレーションを行うということもすでに実現しています。これにより迅速で正確な手術が行える可能性が上がったと言われています。
このようにAIと人間の行う医療がうまくバランスを取れることが、現時点における理想と言えるのではないでしょうか。
宇宙規模で見れば、人間が二足歩行を覚え、道具を使用して自らの手で作物を作るようになってから、まだそれほどの年月が経ったわけではありません。
それでも科学は発達し続け、医療技術は発展し続けてきました。
この先の医療にAIは必ず関わってくるでしょう。そうなった時では遅いかもしれません。
今、「人間がどんな選択をしていくか」ということが、AIと生きいていく私たちの未来を大きく左右するのではないでしょうか?
これを機会に、人間がAIと進むべき道、倫理観などについて少し考えていただければ幸いです。
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