日本看護協会の調査によると、新卒看護師の離職率は7.5%(2013年データ)。退職理由として目立つのが、体調を崩して辞めていくケースが多いようです。
プレッシャーやストレスでメンタルをやられ、そんな精神状態のなかで過重労働に耐えられなくなって病院を去っていく新卒看護師は珍しくないようです。
さらに、上手く職場の人間とコミュニケーションがとれないことも退職理由として挙げられます。誰にも相談できず孤独感を抱き、心が折れてしまうパターンもあるのです。
そんな退職予備軍の後輩ナース、あなたの職場にも心配な後輩はいませんか? そんな後輩を救うにはどうしたらよいのでしょうか。
今回は、後輩ナースの扱いが上手い看護師は、どんな点に気をつけてコミュニケーションをとっているのかをまとめました。
多忙な業務のなかでの指導は、一方的に指示や注意をするだけになってしまいがちですが、意見を交換したり考え方を共有したりするのも大事なことですよね。
コミュニケーションが上手い先輩ナースは、こちら側の要件を伝えるだけなく、上手に質問して後輩ナースの本音を聞き出すのが上手という特徴があります。
どんな心境なのか、どんな悩みを抱えているのかが分かれば、指示や注意する際にも、その人に合ったアドバイスがしやすくなります。
後輩ナースにとって本音を引き出してくれる先輩ナースは“頼りになる先輩”ですし、不安をやわらげることにもつながるようですね。
コミュニケーションをとるうえで、話しかけやすかったり、相談しやすかったりする雰囲気をつくっているかは、後輩ナースにとって非常に重要なポイントのようです。
そのためには「聞き上手になる」必要があります。顔の表情一つでも話しやすい雰囲気を左右しますから、話を聞くときの目つきや態度は大事です。
また、一通り話が終わるまでは耳を傾け、聞くことに徹するのがコツ。なるべく口は挟まず、求められたら、そこで意見やアドバイスしてあげるといいかもしれません。
悪気はなくとも、「忙しいからあとでね」が日常的になると、相談しづらくなってしまいます。たとえ1分でも耳を傾ける姿勢を見せると、後輩ナースはそれだけで話しかけやすい雰囲気だと感じるようです。
「たまたま話す時間があったから」ではなく、意識的にこまめに声をかけてあげられるのも、コミュニケーションが上手い先輩ナースの特徴としてあげられます。
普段から話す時間を意識的にとることで、短い会話であっても積み重ね、自然と人間関係が深まっていくものです。
ちょっとした会話でも、定期的に繰り返すことで本音がみえたり、話しかけやすい雰囲気づくりにつながったりして、お互いにコミュニケーションがとりやすくなるのです。
積極的に声をかけてあげて、上手に後輩ナースを育てるのも、コミュニケーションが上手い先輩ナースの特徴と言えるでしょう。
自分が新人だったころを振り返ってみると、やはり先輩ナースとのコミュニケーションに苦労した人も多いのではないでしょうか。先輩ナースはいつも忙しそうで、なかなか話しかけづらくて相談できないことも多々あったと思います。
そうした自分自身の経験に置き換えて、後輩ナースの目線になってコミュニケーションをとると、どんなコミュニケーションを期待しているのかに気づけるかもしれませんね。
後輩ナースの成長は、きっとあなたに返ってきます。業務と指導の両立は大変だと思いますが、上手にコミュニケーションを図り、良好で建設的な関係を築いてくださいね!
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