
新人看護師として働き始めた看護師さんや転職やローテーションで職場が変わった看護師さんなど、新しい環境で仕事を始める看護師さんはたくさんいます。
働き始めて3ヶ月が経過した頃は、新しい環境に慣れてきてひと段落…という方も多くいるのではないでしょうか。
今回は、そんな職場に慣れてきた看護師さんに、3ヶ月間を振り返っていただき、どんな風に過ごしたか、どんなことを思ったかんど感想をお話しして頂きました。
学校を卒業し、総合病院の外科系病棟に配属となり3ヶ月が経ちました。国家試験に合格してやっと看護師になれたと思いましたが、「看護師の仕事は想像以上に大変だった」というのが正直な感想です。
最初は先輩と一緒に動いていましたが、3ヶ月経った今では、早くも一人立ちしています。
実習での受け持ち患者は1人ということがほとんどでしたが、今は日々担当する患者さんの数が多くてやることが沢山あります。
行動計画を立案しても時間通りに動くのは困難で、計画を何度も修正しても時間内に業務や記録が終わりません。また、フォローの先輩と1日を振り返ると多くの反省点があることに気がつきます。
家に帰っても、その日の反省の振り返りやまとめをしたり、わからなかったことや明日の準備のための学習をしなければならず、毎日が仕事に追われる日々です。
しかし、自分なりに頑張っていても毎日のように先輩に至らない点を指摘されます。命を預かる仕事なので小さなことでも指摘されるのは理解していますが、辛く感じることが多くてどうして看護師になったんだろう…と思います。
まだ働き始めて3ヶ月ですが、何度辞めたいと思ったかわかりません。
しかし、周りの人たちに支えられてなんとか頑張ることができています。同期の看護師がいて同じような状況なので、情報交換したり、励ましあい、時には愚痴りあっています。また、プリセプターさんが優しく頼もしい先輩で、一緒の勤務だと安心できる存在です。
さらには、患者さんにも励まされることがあります。「頑張ってね」「ありがとう」など、温かい言葉をかけて下さると、嬉しいです。患者さんの受け持ちをするようになってからは、受け持つ責任感を感じますが、やりがいもあります。
夜勤も始まりました。
朝から大量の採血で部屋周りが終わらないし、人数の少ないなかの勤務は不安がありますが、病棟や患者さんの1日の流れが見えて理解出来たと思います。
生活リズムが不規則になり、休みはクタクタですが、夜勤明けはなんとも言えない開放感があります。ナース仲間とランチをしたり、平日のショッピングに出かけて気分転換しています。
3ヶ月間頑張ることができたから、半年間は頑張れる。半年間頑張れたら1年間頑張れる。1年間頑張れたら、3年間頑張れる。そんな風に考えて、これからも頑張りたいと思います。
外科病棟で5年間勤務し、内科病棟にローテーションしました。同じ病院、同じ看護師でもところ変われば変わると感じています。
まず、ナース(ステーション)の雰囲気。なんだかナースやドクターが優しい印象です。外科は体育会系と言いますか、元気なドクターやナース達が多かったんだなと感思います。声を出してなんぼという感じでしたからね(笑)。
外科では入退院が多く患者さんの入れかわりが多かったり、手術患者の出し受けでバタバタとする忙しさがありました。もちろん内科でも慌ただしく仕事をしていることに変わりはないのですが、落ち着いて仕事をこなしているように見えます。
内科は採血の量がとても多いですね!疾患や病態はもちろん、使用する薬剤の種類も違いますし、検査も慣れないものがたくさんあります。
わからないことが多くて、5年間何やってたんだろう、私…と思うことが度々あります。まだまだ知らないことがたくさんあることを思い知らされました。新人の頃を思い出し、身が引き締まる思いです。
看護の基本的な技術や考え方が身についている分、新人の頃より要領よく学習できて今まで経験したことや学んだことが深まっていくように思えるところは自らの成長を感じます。
内科は外科と比較すると治療の経過が長かったり再入院の患者さんが多いです。その分患者さんとじっくり関わることができます。
治療方針が定まらないなど先の見えない状況となることもあります。患者さんの不安な気持ちを受けとめたり、前向きに治療を継続できるように支える役割が看護師にはあるんだと強く感じます。
何を看護目標としていくかなど悩むことがまだ沢山ありますが、患者さんの気持ちに寄り添い、他のスタッフの意見も聞きながらより良い看護が提供できるようにしていきたいと思います。
結婚を機に引っ越しすることになったため、今まで勤めていた総合病院を退職して特別養護老人ホームに転職しました。新天地、初めての転職だったのですが、自宅から近くて夜勤がないことを理由に職場を決めました。
今まで施設勤めの経験がなかったため、病院と施設の違いがあり、最初は大変に思うことがありました。
まず対象となる老人ホームの入所者さんやショートステイ利用者さんの多さです。顔と名前を一致させることが大変でした。今まで勤務していた病棟では、自ら名前を名乗れる方がほとんどで、処置や与薬など行う時には必ず患者さんと名前を一緒に確認していました。
しかし、施設では、自ら名乗ることができない方が多くいらっしゃいます。
安全にケアを行うためにも、顔と名前を覚えることは大事であり、ケアの都度他のスタッフに名前を確認しながら何とか覚えたところです。
自ら異常を訴えることができない方の異常を察知するために、普段の様子を知ることはとても大事になるのですが、少人数の看護師で多くの方の内服管理や処置を行っているために、入所者さんとじっくり関わることができない状況に悩みました。
そんな中、入所者さんの情報は先輩看護師はもちろん、入所者さんのそばにいる介護士やケアマネージャーから聞いて収集することも多く、他職種との連携が重要であることを改めて感じています。
ケアの方向性についても、色々な職種の方と相談しながら決定します。同じことでもそれぞれの視点で見え方も考え方も違うため、意見をまとめる難しさがあることを知りました。
ご家族やかかりつけ病院との連携も必須であり、調整役としての能力が必要であるとも思います。
あとは、夜勤がなくなり身体的な負担が少なくなったので体が楽になりました。
入所者さんの移動の介助や保清など身の回りの日常生活援助は介護士が行っています。褥瘡の処置等で体位交換する時も一緒に行ってくれるため非常に助かります。
また、急変などなければ病院よりゆっくりとした時間の中で働くことができます。
入所者さんに顔を覚えていただき、話かけてもらえるとやはり嬉しいです。医療に関する新しい知識や技術の獲得は外部の講習など受けないと難しい状況があるので、時間を見つけて自己学習を続けていければと思います。
看護師さんたちは3ヶ月という短い期間でも色々な経験をしており、どのような環境でもそれぞれ学びがあったようです。
新しい環境に飛び込むことは大変な事が沢山ありますが、その分得られるものも沢山あるのですね。
感想を聞かせて下さった看護師さん、どうもありがとうございました!
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