子供が発熱!?親が急病に!?急な欠勤や早退時に看護師が気をつけたい5つのこと

2016.12.1

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家庭を持つ看護師さんは、お子さんが突然熱を出してしまったり、親御さんの急な体調不良などの際、対処しなければならないときがありますよね。

とはいえ、決まった人数で勤務している看護師の職場を放り出し、駆けつけるわけには行かないもの。それでは急な用事が発生した時、看護師はどのようにすればよいのでしょうか。
家族の緊急時で、欠勤・早退しなければならない時に、気をつけたいこと5つをまとめました。

できるだけ人員確保を

当たり前のことですが、まずは上司に報告、連絡、相談を行います。同じチームやグループの仲間に相談することも忘れずに。
その際、看護体制を崩さないことが重要ですので、まずは代わりに入ってもらえそうな人に連絡を取り、その上で病棟に連絡し、その旨を伝えられるのが理想です。どうしても緊急時で、代わりの人を探す余裕がない場合は、主任やその時点でのリーダーなどに相談をします。
※フリーの看護師がいる病棟であれば、すぐに主任に相談でも大丈夫かもしれません。

早退が必要な場合も、代わりの人が来るのを待ってから出るなど、できるかぎり看護体制を守るようにできると良いのですが、難しい場合は、主任に相談してみてください。

職場に配慮し、簡潔に伝える

伝える際の注意ですが、職場に迷惑をかけてしまうことに「申し訳ありません」と謝罪します。ただし、長い謝罪や説明は控えること。現場に配慮をし、欠勤や早退の理由はできるだけ簡潔に伝えられるように、焦ってしまっている場合は、一度メモに書くと良いかもしれません。
言いにくいことでもだらだらと説明すると、かえって印象は悪くなるので、「何があって」、「どうしたいのか」を簡潔に伝えることが必要です。

また、早退を願い出る際には、引き継ぎや連絡事項などを明確に伝える必要があります。
現場が忙しすぎて伝えられる余裕のない状況の時は、メモなどに箇条書きで要点をまとめてください。メモは詰め所に置くのではなく、必ず誰かに直接渡すようにしてください。
さらにメモを渡したことは、後でいいので電話で主任やリーダーに伝えることも大切です。

現場が、あなたが急にいなくなったことで混乱しないように対策をしてください。

次の出勤時には、謝罪だけでなく感謝を伝える

欠勤や早退をしてしまった後は、職場に迷惑をかけたことにまずはしっかり謝罪を伝えます。
そのうえで、「本当にありがとうございました。助かりました」など感謝の気持ちを述べることもとても大切です。出勤した際は、師長や主任をはじめ、その日勤務していたメンバー全員にお詫びとお礼を伝えてください。

人間は謝られるよりも、感謝を伝えられた方が、心がスッキリするものです。謝罪だけでなく、「助かった」という感謝を伝えることで、負担を代わってくれた同僚も「大変だったけど、がんばって良かった」と思えるものなのです。

ありのままを伝える

伝える際に、確実に欠勤や早退をさせて欲しいがために、事実を過剰な言い方でするのは、あまりよい方法とは言えません。例えば、「父が不調を訴えているので病院へ連れて行きたい」と言うところを、「父が倒れたので病院へ連れていきます」など、大げさな話にしてしまうのは、よくありません。
円滑に話を進めるための嘘であっても、あとで矛盾が表に出てくることもあり、そうなるとあなたの代わりになってくれた人に不快な思いをさせてしまいますし、その後の信頼関係にも溝ができてしまいます。事実をありのままに伝える方が、真意が相手に伝わると思います。

「お互い様」の気持ちで誰かのために

もし誰かが急な事態で欠勤や早退をしなければならい時は、できる限り快く代わりを引受ることも大切です。職場は持ちつ持たれつ、困った時はお互い様です。いざという時の助け合いの精神を職場の中で育んでおけば、自分が困った時にも、助けを求めやすくなりますよね。

まとめ

限られた人員・体勢の中で働く看護師にとって、急な欠勤や早退は深刻な問題のひとつです。

しかし、家族の緊急時には、代わりのない身内としてすぐにでも駆けつけたいですよね。

限られた人数の中で回している現場だからこそ、日頃から助け合いの精神も持ち、簡潔な対応で、できるだけ現場の負担にならないように緊急時を乗り越えていけるといいですね。

 
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