
誰にでも新人の頃がありましたよね。みなさんはどんな新人看護師でしたか? かなり前の頃で思い出せないなんて方も、ちょっと思い出してみませんか?
思い出を巡るのは、脳が活性化されて、頭の体操にもなるらしいですよ。
今回はそんなちょっと懐かしい新人の頃をみなさんに振り返って頂きました。
私の看護学校は全寮制でした。365日24時間、顔ぶれは変わらず…学生寮は相部屋だったので、独り暮らしにずっと憧れていました。
看護学校を卒業した時、看護師寮に入らず部屋を探すまでの勇気はなく、看護師寮は個室なので入寮しました。いざ看護師寮に入寮すると、部屋には1人だけ…なんだか寂しくなりました。
同じ病院に就職した同期に電話をし、みんなで1つの部屋に集合。1人の部屋になったら、気楽で優雅な寮生活を満喫しようと思っていたのに…結局集まってばかりでした。1人でいると落ち着かないんですよね。
新人の頃、憧れていた独り暮らしは寂しくて、電話代の請求書には毎月驚きました。
夜勤が入り始めると、集まってばかりはいれなくなりましたが、勤務表を交換して、時々集まっていました。あれから何年か経った今は、すっかり1人に慣れてしまってい、人と相部屋はもう無理かも。
ウン十年前、私は新人でした。当時、整形外科病棟に勤務していて、抗生剤の点滴にまわっていたときのことは忘れられません。留置針をヘパロックしてあるのではなく、朝夕翼状針で行っていました。先輩看護師に2回失敗したら交代するように言われ、患者さんの部屋へ向かいました。
しかし、2回失敗…。お詫びして交代することを説明すると、「いいから、頑張ってやってごらん。
練習させてあげるから、緊張しなくていいよ」と、なんと大部屋の患者さんたち、みなさんが応援してくれたのです。そして、3回目で無事成功! 患者さんたちは私を娘のようにほめてくれました。
今では点滴や採血で失敗することはなくなりました。今でも、あの時励ましてくれた患者さんたちを思い出しますし、本当に感謝しています。
私が就職したのは実習病院でした。実習中のスタッフの雰囲気や興味のある科を希望したのですが、配置されたのは1番苦手で厳しかった指導者さんのいる病棟でした。
初日から落ち込み、オリエンテーションが頭に入ってきません。そんな時に、ナースコールが鳴り、私が対応することに。無事に対処でき、ナースステーションに戻ってその事を報告すると、「学生の時にはオロオロしていたけど、ちゃんと出来たわね」と、厳しい指導者さんが褒めてくれたのです!
私が学生の時の事を見ていてくれたこと、そして、褒めてくれたことにとても感動しました。単純ですが、その瞬間から厳しい指導者さんが、大好きが先輩看護師に変わりました。
新人看護師となって数日で、「こんな厳しくて優しい先輩になりたい!」と思った事を覚えています。
新人として日勤に慣れたあと、夜勤に入ることが決まりました。私が勤務していた病院では、当時は3交代。
日勤が終わり、一緒に夜勤をしてくれる先輩看護師に挨拶をしてから部屋に帰ったのですが、緊張してなかなか眠れずにいました。しばらくして、気づいたら電話の着信音がします。
寝ぼけ頭で電話に出ると、「起きてね。夜勤だよ!」と言われ、頭の中が真っ白に…!?夜勤初日、まさかの遅刻をしてしまったのです! いつの間に寝てしっまったのか? 目覚ましは鳴らなかったのか? 頭の中で考えながら、慌てて出勤しました。
夜勤の先輩看護師にお詫びをすると、「だいたいみんなやるから、大丈夫だよ。次は気をつけてね」と言われて、ホッとしましたが、あの時のことはとても印象に残っていて、今でも遅刻をする夢を時々見て、焦って飛び起きることがあります。
あれ以来、一度も遅刻はしていませんし、みなさん優しくしてくれましたが、夜勤に寝過ごたことは、今でもトラウマです。
新人の頃、私は3交代で当時働いていました。勤務表は記号で記されていました。確か深夜入りは黒丸、日勤は白丸、準夜勤は半分白黒の丸でした。記号に慣れるまでは、カレンダーに記号と一緒に『日勤』などと書き写していました。
新人として少し慣れてきた頃、深夜入りで帰ってきたのに、間違えてまた夜中に職場に行ってしまったことがありました。よく考えたらわかるのですが、新人の頃で夜勤明けのぼうっとした頭では、気づけなかったのです。
出勤してきた私を見た先輩看護師たちは笑って、「いいよ。働いていく?」と言っていました。
あの時はとても恥ずかしかったです。出勤しないといけない時に遅刻欠勤をしたわけではないので良かったですが、『慣れてきた時が危険だ』ということを強く思う出来事でした。
新人の頃、みなさんにはどんな思い出がありますか? 私の新人の頃の思い出は、患者さんや先輩看護師など周囲の方に優しく見守ってもらえたことかもしれません。
時々、新人の頃を思い出して初心に帰ってみると、色々なことに気づかされるので良いものですね。みなさんもぜひ、新人の頃に思いを巡らせてみてはいかがでしょうか。
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