
看護にはコミュニケーションスキルが欠かせないものだと思いますが、普段から人との会話が得意という方でも、病気や怪我などで身心のバランスを崩されている患者さんとのコミュニケーションは難しいものですよね。とくに新人ナースにとっては、「こんな時、どう対応したらいいのだろう?」と迷ってしまう時もあるかもしれません
そんな難しい状況に臨機応変に対応できるベテランナースを見かけると、感動しませんか?
今回は、新人ナースが感動した「ベテランナースはすごい!」と思ったコミュニケーション術を教えてもらいました。

「先輩のみなさんに言えることなのですが、とにかく患者さんのことがしっかり把握できているのがすごいと思いました。
患者さんの状態からご家族のバックグラウンドまで詳しく知っていて、コミュニケーションの際にさっと情報が出てくるんですよね。先輩たちのアナムネからの情報収集の上手さは、本当に見習いたいところです。どうしたらあんなに上手く自然と情報を引き出せるのでしょうか。いつかは私もそうなりたいです」
「私の親と同じ年くらいのベテランナースの先輩たちにとっては当たり前のことなのだと思いますが、どんな年齢の方に対しても、その相手を上手に立てて、けっして不快にさせない自然な気の使い方が、見てて本当にすごいなって感動します。それは社会人としての経験の差なのかもしれませんが、私にはまだ迷ってしまう時があるので、常識というか、そういうスキルもしっかり身につけて、先輩たちのようになりたいです」
「余命を宣告しないと決めた患者さんへのコミュニケーションは、新人の私には正直どうしていいのかわからない時があります。『表情に出さないように』と言われても、会話の中で言葉に詰まってしまうことがあって、うまくごまかせなずに変な雰囲気になってしまったこともありました。
そんな患者さんが相手でも、ベテランナースは元気よく冗談を返して患者さんを笑わせていました。その能力は本当にすごいと思います。『自分のことを主軸にせず、患者さん本位で考えて行動すればいいのよ』と言われましたが、なかなか難しいです」
「ベテランナースって何かが違いますよね。すごいんですよ。たとえば、食事拒否をされる患者さんがいて、理由を尋ねても話をしてくださらないので私が困っていた時があったんです。そのことを相談したベテランナースが、ある時、患者さんに『ちょっとあっちに行きましょうよ』と中庭に連れて行ったら、かたくなな態度だった患者さんが、ベテランナースにあっさり理由を話したんです。何人かのナースが困っていたのに…。ベテランナースには、そういうタイミングとか、どうすれば患者さんが話しやすいのかがわかっているんだと思います。すごいです」
コミュニケーションにマニュアルがないことはわかっていますが、ベテランナースの絶妙なコミュニケーションスキルを目の当たりにすると、それを学びたくなりますよね。
きっと多くの患者さんと接し、悩み、考えてきた集積が、ベテランナースをベテランにさせているのでしょうね。
つまり、今はまだ患者さんとのコミュニケーションで悩んでいる新人ナースも、その悩みのひとつひとつ、迷いのひとつひとつに、そして考えることのすべてが、ベテランナースのようなコミュニケーションスキルにつながっているのですね。
新人ナースのみなさん、悩みながらもあきらめずに頑張ってくださいね!
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