人々のより良い健康や接遇マナー、世界の医療をサポートする組織

2022.2.22

人の身体は個々で異なり、同じ悩みや問題を抱えていても原因が違うことは珍しくありません。そのため、一人ひとりに応じた解決策を見つけることがとても重要です。そうした患者の情報をしっかりと聞き出すには、看護師と患者の信頼関係が欠かせない要素と言えるでしょう。そこで、看護師には接遇マナーのスキルが求められています。また、看護師自身が疲れていると患者と向き合うことは難しいかもしれません。

そして、日本の医療面は患者への接遇スキル等細やかな部分においても発展してきていますが、世界を見てみると未だ医療自体が満足に受けられない国も存在しています。

本記事では、一人ひとりの足に関する悩みやトラブルをメディカルインソールを通して改善に導く企業、オンライン診療によってピル処方までサポートしてくれる企業、専門的な接遇マナーを指導してくれる企業、ネパールの医療課題の解決に向けて奔走する団体を紹介します。

目次

株式会社RIKI

株式会社RIKIはインソールやマットレスなどを通じて、みなさんの健康促進を提案している企業です。特にインソールの分野では、既製品のみならずオーダーメイドインソールも取り扱っています。自分に合ったものを求める方の足に、より適したインソールを提供できる体制を整えています。

身体のバランスを整える「メディカルU2インソール」

▲画像提供:株式会社RIKI

足は唯一、地面と接する部位です。足の形状が崩れていると、全身の負担が大きくなる可能性があります。また、左右の足のアーチバランスがそれぞれ違う場合も多く、それが要因となって身体の不調を訴える方がいるのが現状です。

そこで一度見直したいものとして、靴の中に敷くインソールが挙げられます。
同社のメディカルU2インソールは、3D足型測定器を用いたオーダーメイドタイプのインソールです。オーダーメイドでインソールを作ることにより、崩れていた足形状が整い、歩行時の負担軽減やケガ予防、スポーツ時のパフォーマンス力アップなどの効果が期待できます。

オーダー方法の流れとしては、担当者とカウンセリングを行いながら、測定器で利用者の足形状を診断し、インソールのデザインを決めていきます。そうして出来上がったインソールを利用者の元へお届けします。また、オーダーの際には身体的特徴・利用目的などに応じて、材料や厚み、サイズなどを細かく選択できるのも特長です。

市販品のインソールでは足に関する悩みやトラブルを解決できない場合には、自分にピッタリと合うオーダーメイドのインソールは特に有用と言えるでしょう。

オーダーメイド感覚で使えるインソール「AREIN」

▲画像提供:株式会社RIKI

インソールの大切さはわかっていても、測定できる施設までの物理的な距離や金額などにより、作製をあきらめてしまう場合も珍しくありません。そこで同社は、それらが原因で諦めてしまった方にも最適なインソールを届けたいとの思いから、AREINの開発に乗り出しました。

同製品の強みは、医療現場でインソールを作成していたからこそ培われたノウハウによる、身体特徴に合わせた複数のラインナップ。凹足や変形性膝関節症、扁平足など足の状態や症状に合わせて複数のタイプが設計されており、1人ひとりの悩みに応じたインソールを提供することができます。

そのほかにも、歩行時の衝撃を吸収・リリースする機能性、足の機能を取り戻すサポート性などを取り入れ、快適な足の動きの実現を支援しています。実際、看護師の方々にもインソールを提供する機会がよくあるとのことでした。

看護師は立ち仕事が多く、動き回らなければならないため、足が常に疲れているという方も多いのではないでしょうか。ハードな業務のみなさんの足の負担を軽減するためにも、インソールを検討してみてはいかがでしょうか?

詳細情報

メディカルU2インソール
AREIN
【診断】AREINの選び方

 
登録は1分で終わります!

mederi株式会社

mederi株式会社は、代表取締役の坂梨亜里咲氏が経験した不妊治療を機に、同じように妊活や不妊治療などで悩んでいる女性をサポートしたいとの想いからスタートした企業です。現在、女性ならではの悩みを解決に導くサービスやプロダクトを展開しています。

また、同社で働く社員は、ほとんどが女性。当事者としての経験もあることから、利用者の意見に真摯に耳を傾けてよりよいサービスの提供に尽力しています。

オンラインピル診療サービス「mederi Pill」

▲画像提供:mederi株式会社

女性の中には、毎月訪れる生理にともない、生理痛やPMS、生理不順などさまざまなトラブルや悩みを抱えている方が多くいます。生理日をコントロールしたい、自分で避妊をしたいという方もいるでしょう。
そうした悩みを解決できるのが低用量ピルというお薬です。mederi Pillでは現役産婦人科医とユーザーの架け橋となり、オンライン診療で医師がユーザーの悩みに適したピルを処方するサービスプラットフォームを運営しています。ピルの服用が生理トラブルの改善や、ユーザーのQOL向上につながっています。

予約から診療までオンライン上で完結するため、時間が取れず産婦人科を受診できない方でも利用しやすいのが魅力の一つと言えます。
さらに、処方されたピルによる体調の変化や副作用など気になることが出てきた際に、何度でも無料で再診を受けることが可能です。副作用が現れると焦ってしまうものですが、いつでも産婦人科医に相談できるのは心強いことでしょう。

診療後に送付されるピルについては、プライバシーが保護された状態で届けてもらえます。デリケートな商材だからこそ、こうしたきめ細やかな対応も、利用者が安心してサービスを受けられるポイントです。

そして、自分の身体を上手にコントロールし、穏やかに過ごしていくためには、カラダにまつわる正しい知識が必要となります。mederi Pillから定期的にピルや女性のカラダにまつわる正しい情報が届く点も魅力の1つです。

利用者の方から寄せられている声

▲画像提供:mederi株式会社

同サービスを利用している方からは、以下のような声が寄せられています。

「産婦人科医だったため、相談も不安も細かく伝えやすく、説明もわかりやすかった」
「先生が話を丁寧に聞いてくれ、自分に最適なピルを処方してもらった。お得なおまとめ便を継続しようと思う」
「サービスのサポートが丁寧。また、隙間時間にオンライン診療を受けられるので便利だった」
「自宅で受診できるフラットさから話しやすく、安心感もあった」

婦人科や産婦人科に勤めている看護師は、このようなサービスがあることを知っておくと、患者の不安を取り除くきっかけにつながるでしょう。もちろん、看護師自身が生理に関する悩みやトラブルを抱えている場合にも、仕事の合間を縫って利用できるオンライン診療サービスはありがたい存在と言えるでしょう。

詳細情報

mederi Pill(メデリピル)

株式会社 CAREER LABO

患者と信頼関係を築いたり、安心・安全に診療を進めたりするうえで、看護師には接遇スキルが求められます。そのため、医療機関では接遇研修が行われていることもありますが、それだけでは自信が持てないという方もいます。

そこで、受講者目線の接遇研修を通してスキル習得を支援しているのが、株式会社 CAREER LABOです。医療機関を中心に、法人や教育機関でもそれぞれの分野に則った、確かな人材育成を行っています。

接遇力アップを図る「医療接遇マナー研修」

▲クリニックでの研修風景/画像提供:株式会社 CAREER LABO

医療接遇マナー研修では、エアラインのファーストクラスに対応した接遇力養成メソッドをもとに、元客室乗務員が講師として指導にあたっています。

研修プランには、まず医療接遇の基本的な部分を体験できる「Trial Plan」と、医療接遇を十分に身につけるための「Executive Plan」の2タイプを用意。事前のヒアリングによって、問題点などを洗い出し、最適なプランを提案しています。

研修で行われるプログラムの内容は、「医療接遇マナー基本研修」「院内ロールプレイング研修」「第一印象アップ研修」などがあります。学んだことを研修内だけで終わらせず、本来の業務中でも発揮できるよう、いずれのプログラムも主体的に動くことに重点が置かれているのが特長です。
その結果、研修を取り入れた医療機関では、患者への対応力アップや、丁寧な言葉使いへのワンランクアップ、スタッフ間のコミュニケーション改善による運営の円滑化といった効果が現れています。

経験を活かしてマナー講師を目指せる「メディカルマナースタイリスト®︎養成講座」

同社が実施するのは、研修だけではありません。医療接遇のマナー講師養成にも取り組んでおり、ここでは医療現場での経験を十分に活かすことが可能です。

▲メディカルマナースタイリスト山本さん/
画像提供:株式会社 CAREER LABO

実際に、現役看護師として活躍している山本暁子氏は、メディカルマナースタイリスト®︎としても活動しています。初めは同社のビジネスマナーを学んでいた山本氏ですが、メディカルマナースタイリスト®︎養成講座が開始するにあたり、自身のキャリアを活かせること、そしてマナーも深く学べることが受講のきっかけとなりました。

※一般社団法人キャリアラボ認定 メディカルマナースタイリスト®︎として正式に資格認定されています。

受講の流れは、まず自らが基本的な接遇を身につけるための「ベーシックコース」からスタートし、次に医療接遇にまつわるカリキュラムが豊富に組まれた「アドバンスコース」へ進みます。医療接遇マナー講師としてデビューするまで研修講師としてのスキルや知識、起業のノウハウまでサポートしています。

講座はすべてオンライン上でマンツーマンにより行われているので、自分の目標に向けて充実した時間を過ごせます。また、土日を含めて日時を相談できることから、無理のないペースで進められる点も、忙しい日々を送る看護師にとって高ポイントと言えるでしょう。

詳細情報

医療接遇マナー研修
メディカルマナースタイリスト®︎養成講座

特定非営利活動法人 ASHA

特定非営利活動法人 ASHAは、ネパールの僻地で誰もがより簡単に、最適な医療を継続的に受けられるような仕組み作りに奔走しているNPO法人です。その場限りの医療を提供するのではなく、テクノロジーを駆使しながら現地の人たちの力で継続的に医療へのアクセスを向上させることを目指しています。

▲画像提供:特定非営利活動法人 ASHA

2月15日に内部交流イベント「ASHA Design」を実施しました。
「全員がワクワクできる環境」づくりを目的に、今回は①代表理事任の渡航報告と②各チームPJの情報共有・質問を実施しました。

2015年4月のネパール大震災発生後、大学院の同級生で震災の前日にネパールの話題で偶然意気投合していたサッキャ・サンディープ氏と任喜史氏(同団体の現共同代表)は、何かできることはないかとヘルスキャンプ(一日出張診療)を実施しました。しかし、「医療がその場限りになっている」「誰もどんな医療ニーズがあるかを把握できていない」というネパールの医療課題を目の当たりにした2人は、その状況を改善するサポートをしようと「ASHA Nepal Project Team」を開始。これが、同団体の前身となりました。

ネパールが抱えている医療課題とは

ネパールでは、近年増加する生活習慣病だけでなく、下痢性疾患に肺炎、結核などの感染症で亡くなる方が多くを占めています。また、乳児や妊産婦の死亡率も高く、特に僻地において満足に医療が提供されていないのが実情です。また、限られた資源で医療を提供しようにも、今どんな医療ニーズがあるかが分かっていないので、有効な手を打てていません。

同団体が活動地としているラジプールには、Health Post(以下HP)と呼ばれる医師ではない医療職による簡易診療所と、HPよりさらに簡易になったCommunity Health Uunt(以下CHU)という医療機関が複数箇所に点在しています。そのため、医療面はカバーされているように見えるかもしれませんが、同地域は山が多く、人々にとってそれらの医療機関にアクセスするのも容易ではありません。また、これらの医療機関にはHealth Assistant(准医師のような資格)や看護師、助産師ができる範囲でのケアに取り組んでいますが、医師がいないため、できることは限られています。
さらに、医療機器が充実していない、医療機器があっても電気が通っていないために使えないといった課題も残されているのです。

ただし、課題は地域のインフラや医療体制が十分に整えられていないことだけではありません。住民一人ひとりのヘルスリテラシーに対する意識の低さ、現状を改善するための情報管理や現状把握やそれに基づく施策を実施できていないことも、包括的に解決していかなければならない課題です。

医療問題解決に向けた取り組み

▲コミュニティヘルスワーカーの健康チェック/
画像提供:特定非営利活動法人 ASHA

同団体はパートナー団体である「Karma Health」と共に、テクノロジーを活用することで医療へのアクセスと質の向上を図る事業「Rajpur Project」を実施。医療機関や自治体に向けた、扱いやすいシステムの開発・導入を進めています。

まず、医療へのアクセスを改善するために、Karma Healthが各コミュニティの住民から雇用しているコミュニティヘルスワーカー(以下CHW:その地域の妊婦・子供・慢性疾患患者のケアを行う保健委員)向けに、問診アプリ「ASHA Connect」を開発しています。これは、医療の専門家ではないCHWが、入力された患者の状態に基づいて医療機関の受診の要否など取るべき対応を確認できるアプリで、訪問先の患者の情報やCHW自身の活動を管理できたり、医療機関に送信することもできます。
そして、医療機関向け情報管理ソフトウェア「Nepal EHR」は、医師や看護師が医療機関や出張診療といったシーンで、患者の情報を記録できる電子カルテのソフトウェアです。ネパールでは紙カルテを患者さんに渡す文化があり、再診時に持ってくる人は10~20%しかいないので、医療職が0からスタートすることが多くあります。情報管理を支援することで、この課題を解決すると共に、ここで登録された情報は、医療機関側が自分たちの医療機関がどのような診療を提供できているかの分析などにも活用されます。
さらに、この2つを「共有データベース」で組み合わせることによって、各患者の情報を全員で共有可能になり、地域ごとにどのような医療が必要なのかも可視化できるように、現在開発を進めています。

そのほか、「First Aid Project」という事業も展開。ネパールのヘルスリテラシー向上を目指して、家庭医学と応急処置の研修が行われています。対象は中学生ですが、それが地域に波及していくことで住民の人々が自らの健康を守っていけるよう貢献することを目指しています。

詳細情報

特定非営利活動法人 ASHA

 
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