「看護師やってていいのかな…」と後ろ向きな気持ちになったら改めて考えてみたい3つのこと

2017.1.22

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看護師は大きなやりがいや喜びを感じながら働ける仕事ですが、一方でどこかに行き詰まりを感じてしまったり、辛い経験から仕事を投げ出したくなるケースもあります。
仕事に真剣に向き合おうとしても解決の難しい問題があると、自分の力でできることは限られてしまいます。「これから先、どうやってやっていこうかな?」と考えたとき、つい目の前が暗くなってしまって、「看護師やってていいのかな…」と後ろ向きな気持ち(ネガティブ思考)になってしまうことも…。

そこで今回は、後ろ向きな気持ちになってしまったときに、改めて考えてみたい3つのポイントについて考えてみたいと思います。

1.後ろ向きな気持ちになる理由を考える

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まず、「看護師なんて…」という後ろ向きな気持ちの原因を考えてみてください。

●仕事が面白くない
●仕事に追いつけない
●職場が好きになれない

上記のほかにもさまざまな理由が考えられますが、これらの理由をあげたら、それを分析してみてください。その際は、個人的な感情は一旦、脇においやり、客観的に事実を考えてみてください。

●仕事が面白くない方は、なぜそう感じるのでしょうか?
たとえば、仕事内容がやりたくないことなのでしょうか。そもそも向いていない仕事についてしまったのでしょうか? 面白いと感じることはありませんか? それとももっとやってみたいことがあるのでしょう? 慣れ過ぎて飽きてしまったのでしょうか?

●仕事に追いつけないことが理由の方は、なぜそういう状況なのでしょうか?
教えてくれる人が周りにいない? 自分のスキル以上のことを求められているから? 周りの人がすごく仕事ができる人たちだから? あなたの理想が高いから? 自分に合っていない仕事をしているから?

●職場が好きになれない人は、どんな理由でそう感じていますか?
嫌いだったり苦手な人がいませんか? 安心して働ける環境ではない職場ですか? あなたの頑張りが評価されない環境ですか? 場所や建物などに問題がありませんか?

このように分析をすることで、少し自分の置かれている環境や心理状態を掴むことができるかもしれません。感情にふりまわされず、事実を客観視できるだけでも、気持ちをあるい程度、楽にすることができます。

ここで自分の後ろ向きな気持ちを理解したら、先へ進んでみてください。
ここからはより自分の内面を見つめていきます。

 
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2.後ろ向きの思考回路に飲み込まれていませんか?

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実は脳科学では、脳には変わった癖があると言われています。それは、「悪い結果を予測し、恐れる傾向」です。このせいで、人は変化を嫌い、古い考えに固執することがあります。
これは人間が生きていく上で、危険を避けるためのシステムでしたが、命の危険が太古ほどなくなった現在では、文化生活の妨げになってしまうことがあるのです。

この影響を受け、後ろ向きになっているケースでは、職場で新しいシステムを導入したり、今までにないタイプの人が入ってきた場合に、変化を許容しないという形で現れる後ろ向きな気持ちです。
でも、それはただの脳の癖。新しいものや変化は面倒でも、新しい可能性も眠っています。前向きに捉えることで、それらが今より良い状況をもたらしてくれるかもしれませんよ。

もう一つは、「環境が悪い」、「人が悪い」、「時期が悪い」など、人やものごとのせいにするという思考です。これをしてしまうと、自分の力で自分の道を切り開くことができなくなり、後ろ向きな気持ちになってしまいます。

確かに、自分の環境を悪くする要因が周辺にあるのかもしれません。けれど、何かや誰かのせいにしてみたところで、何も解決はしません。自分が現実を受け入れ、その状態の中で何をすればいいかを考え進んでいかなければ、前進することはないのです。

3.後ろ向きな気持ちを改善するには?

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目標を考えてみる

看護師として目標や理想の将来像を描いてみてください。小さな目標でも構いません。大きな目標を立てて、そのために今日できること、今週できること、今月できること、今年できること、と区切って目標を持つのも良いですよ。
または身近な人で憧れる人がいるのなら、その人に近づこうとマネをしてみるのもよい方法です。

人は目標があると前向きな気持ちになれますよね。
前向きな目標や志を持つことで、後ろ向きばかりの思考から脱出できるかもしれませんよ。

後ろ向きな気持ちの裏にある願いを見つける

目標と似ていますが、少し違います。後ろ向きな気持ちをもっているのは、叶えたいけど、叶っていない願いや欲望があるからではないかと考えてみるのです。

その願いや希望を見つけることで、前を向けるかもしれませんね。

今の幸せを探してみる

確かに日々生きていくことは大変ですが、実は気づいていないだけで、同じくらい幸せもやってきてるのではないでしょうか。
今日、自分に起こったラッキーなことを、毎日考えてノートに書き出してみたり、そこまでしなくても、「今、こういうことがラッキーだった」と考えるくせ付けをすることで、自分に起きたラッキーに気づけるようになり、幸福が増して、後ろ向きな気持ちから開放されるかもしれませんよ。
人間の脳は、繰り返し感じることで、傾向を変化させることができます。恐ればかりを感じる思考回路を、ラッキーばかりを読み取れる思考回路に訓練すると、不思議なことにより多くのラッキーを引き寄せることができるようになりますよ!

転職を考える

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ここまでお伝えしてきたのは、後ろ向きな気持ちをなんとか前向きにする方法でしたが、現実的にどうしようもできないこともありますよね。

もしかしてあなたが後ろ向きな気持ちでいるのは、あなたがいる場所があなたに合っていないからかもしれません。
その場合は無理に後ろ向きな気持ちを変えようとすることでストレスがたまり、余計に辛くなってしまい、心の疾患や身体に異変をきたしてしまうことも。

そんな時は、転職も視野にいれてみると良いかもしれません。
転職を考えることで、現在の自分を客観視jしやすくなりますし、本来、自分がどんな職場が合うのかを考えるきっかけにになります。

本当に転職するかどうかはさておき、まず考えてみるということだけでも、後ろ向きな日々から離れることができるかもしれませんよ。

まとめ

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医療の世界にはさまざまな環境、人間関係、働き方があります。人と接する仕事なので、人に関するトラブルや問題もありますし、責任もある仕事なので、精神的につらくなることがあるかもしれません。
しかし、後ろ向きな気持ちになってしまったときこそ、自分を知るチャンスです!
今よりもっと自分が自分らしく過ごせる方法を探して、後ろ向きな自分を見つめてみてはいかがでしょうか。

 
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