病床のある病棟には、各階に看護師が常駐できる「ナースステーション」が設けられていますよね。
最近では廊下などとつながったオープンな雰囲気のナースステーションも増えてきていますが、ナースステーションはお見舞いにやってきた方の受付所として、また患者さんのところにすぐに駆けつけるための常駐場所などとして使われています。
ナースステーションは、毎日自分たちがいる場所であり、患者さんからも見舞客からも見られる場所です。また看護に必要なものなども多く置かれています。
各病院ごとにナースステーションの使い方や決まりが微妙に異なっていますが、今回はナースステーションでの基本的なルールやマナーについて確認していきたいと思います。
ナースステーションはたくさんのナースが交代で使う場所なので、床やデスクの上の掃除や整理整頓などを行い、清潔に使うのは当たり前ですよね。
自分の後に交代する方が気持ちよく使えるように、汚れている場所は軽く掃き掃除や拭き取り掃除をしておくと他の看護師からの印象もよくなると思います。
また大切な書類やさまざまな器具や薬、設備などがあります。清潔かつ整理されていることで、その機能は向上できますので、つねにキレイにしておくことは、全員が心がけたおきたいですね。
ナースステーションは患者さんの情報を共有する際に、具体的な病名や症状、個人に関わる事柄が外に漏れやすい場所でもあります。
誰も聞いていないからといって大きな声で話をしていると、うっかり情報が外に漏れてしまう可能性もあります。申し送りの際は特に注意して、廊下を歩いている人に聞こえないよう配慮する必要があります。
病院には、看護師や医師などの医療スタッフだけではなく、患者さんやそのご家族、お見舞いにやってきた方など、たくさんの人が出入りしています。
日頃から他者の愚痴やネガティブな話題などを口にしていると、患者さんご本人やそのご家族などに聞かれてしまう可能性もありますので、不快感を与えないようネガティブな話題は慎むようにしましょう。
各病院のナースステーションには、「飲食禁止」「飲みもののみOK」「冷蔵庫内は自由に使えるが名前を記入すること」など、独自のルールを設けているところも多いです。
同じ病院でも病棟ごとにルールが違う場合もありますので、それぞれのナースステーションに設けられたルールを確認してみてください。
ナースステーションと休憩室でルールが違うというパターンもありますし、特にルールがなく自由に使ってOKという場合もありますので、転職や部署異動の直後はまず職場のルールをチェックする必要があります。
中には暗黙のルールと称して、「先輩に席を譲らなければならない」など、厳しい決まり事がある職場もあるようです。
ナースステーションにいると仕事をしていないとみなされるなど、難しいルールがしかれているところもあるようですが、ルールを守ることで院内の人間関係を良好に保つという側面もありますので、最低限の決まりごとは守るようにしたいものです。
スタッフ同士の仲が良いと、つい私語が増えてしまいがち。しかし私語をスタッフ以外の誰かが聞いている場合もありますし、「仕事をしていない」と不快な思いをさせてしまう可能性もあります。
まったく私語をしてはならないという意味ではありませんが、日常生活の話や恋愛、交友関係、趣味の話など、プライベートに関わる話は一度話が盛り上がり出すと長引きやすいものです。
気づかないうちに大声になっていたり、ナースステーションにやってきた患者さんやお見舞いの方を無視して話が盛り上がっている場合もあります。極力私語は慎み、必要な事だけを情報共有するように心がけてみてください。
ナースステーションは患者さんやお見舞いの方など、院内外の方に広く対応するための場所です。私語や大声などは不快な感情を持たせてしまいますし、患者さんは意外に看護師たちの動向やおしゃべりの内容を意識しています。
看護師は患者さんたちから「いつも見られている」という意識を持ち、それぞれのナースステーションのルールにしたがって、気持ちよくお仕事をしていきたいですね。
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