心身の安寧や健康や国外の医療を支援している団体

看護師さんの中には、普段の業務とは異なる面から、人々の健康に寄与したいと思う方もいるのではないでしょうか。

そこで本記事では、ヘアドネーションを通して髪を失った子どもたちの心と笑顔を支える団体、心身の健康を目指すホリスティックセラピーの普及活動を行う団体、世界中の人々が健康的に暮らせるように国内外で広く活動する団体を紹介します。

心身の健康に良い影響を与えるのは、自らが患者さんへ行う直接的な看護ケアはもちろんですが、それだけではありません。自分には何ができるかと考えている看護師さんは、ぜひ読んでみてください。

※1※2 調査方法:インターネット調査/調査期間:2024年2月7日~2月13日/調査概要:「看護師転職サイト」を対象としたユーザー満足度調査/調査対象:男女、全国、看護師・准看護師資格保有者かつ対象看護師転職サイト利用経験者、20~29歳 107s(※1)、20~34歳 175s(※2)/調査実施:株式会社エクスクリエ/比較対象サービス:「看護師転職サイト」主要10サービス(専用サイトのあるサービスのみ・求人結果の表示ページは除く)

NPO法人HERO

NPO法人HEROは、2011年3月に起きた東日本大震災を経験した子どもの「ヒーローに会いたい」という電話から始まった団体です。同年5月には「リュウプロジェクト」をスタートし、それ以来オリジナルキャラクターの「破牙神ライザー龍」が、宮城県・福島県・岩手県の被災3県を駆け巡っています。

しかし、活動の最中にプロジェクトメンバーががんを発病。治療のために入院したところ、がん治療により髪を失った子どもたちと接する機会があり、そのような子どもたちに向けて「何かできることはないか」との思いに至ります。

時を同じくして、リュウプロジェクトで定期的に訪れている先の医療施設に勤務する医師との面談で、同団体はがんと闘っている子どもたちが多いことを知ります。そうした経緯を経て2016年5月に開始したのが、病気やケガで髪を失った子どもたちに向けた「ヘアドネーションプロジェクト」でした。

子どもたちを笑顔にするリュウプロジェクト

▲画像提供:NPO法人HERO

同プロジェクトでは、被災3県の幼稚園や保育園、児童施設といった子どもに関連する施設で、年間200回を超える無償公演を実施。その内容は、「交通安全教室」「防犯教室」「防災教室」「リズム体操教室」と多岐にわたります。また、誰でも来場できるアクションショーや握手撮影会などのプログラム、さらに2014年からは大型会館でスーパーライブを開催しています。

また、破牙神ライザー龍は子どもたちのヒーローとして活動しているため、テレビに出てくるような質の高いクオリティを意識して制作しているのが特長です。向かう先々で出会う多くの子どもたちに、ヒーローは「勇気」や「希望」を与えています。

髪を失った子どもたちへのヘアドネーションプロジェクト

▲画像提供:NPO法人HERO

多感な時期にある子どもは、髪を失うことで塞ぎ込んでしまったり、これまで通りに生活できなくなったりと、心に傷を負ってしまうケースは少なくありません。そのため、化学繊維の市販ウィッグや、帽子を必須とするインナーウィッグが活用されます。ですが、場合によってはサイズが合わない、ひと目で本物の髪の毛ではないとわかってしまうなど、見た目にかかわってくる課題も残されているのが現状です。

同団体では、小児がんをはじめとする病気やケガで髪を失った18歳までの子どもたちへ、寄付された31cm以上の人毛を使い、完全オーダーメイドの医療用人毛フルウィッグを無償提供しています。完全オーダーメイド、そしてフルウィッグである背景には、子どもたちの心の拠り所としての意味が存在します。髪の毛で生まれる温かい繋がりが、髪を失った子どもたちを笑顔にしているのです。

髪を失った子どもたちと触れ合う機会がある看護師さんは、こうした活動があることを知っておくと、子どもたちの心の支えに繋がるかもしれません。もちろん、そのほかの診療科で活躍している場合でも、同団体の活動を通して看護師さんの思いを形にできるのではないでしょうか。

詳細情報

NPO法人HERO

 
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一般社団法人 国際ホリスティックセラピー協会(IHTA)

▲画像提供:一般社団法人 国際ホリスティックセラピー協会

人は生きていくうえで心身ともに健康であり続けたいと願うものですが、その際には健康に対する正しい情報を身につけ、各々が自ら健康維持・増進に取り組んでいく必要があります。そこで病気やケガを未然に防ぐための情報を発信し、人々が健やかな生活を送れるような社会づくりに貢献しているのが、一般社団法人 国際ホリスティックセラピー協会(IHTA)です。

同団体では、未病の段階にある身体を健康体へと戻す、予防医学的な役割を担うホリスティックセラピーを推進。セラピストやインストラクターといった人材育成をはじめとする幅広い活動を通して、ホリスティックセラピーの普及に尽力しています。

同団体が行う活動内容

同団体が行う具体的な活動としては、まず「IHTA認定資格制度」が挙げられます。分野は整体やアロマ、ヨガ、ベビーなどがあり、その中でもさらに細かく資格の種類が設けられているのが特長です。ホリスティックセラピーに関する確かな技術や知識を証明できることから、お客さまへの安心・安全な施術の提供が可能となります。

また、誰でも参加できるセミナーや講座、ワークショップも開催しています。受講した内容は日々の生活の中で役立てられるのはもちろん、認定資格保持者のスキルアップにも繋がるのが魅力です。ホリスティックセラピーに関心をお持ちの看護師さんは、まずはこれらを受講してみることから始めてみるのも良いかもしれません。

そのほか、認定校・指定校の普及活動や、独立開業をサポートなど、ホリスティックセラピーのさらなる発展を後押ししています。

幸せの輪を広げる「チャイルドボディセラピスト認定資格」

▲画像提供:一般社団法人 国際ホリスティックセラピー協会

赤ちゃんはママやパパと触れ合うことで安心感が芽生え、心身の成長面に良い影響をもたらします。さらに、触れ合いを通して赤ちゃんのことがわかってくると、育児にゆとりが生まれ、ママやパパの心身も癒やされたりと良い繋がりが生まれます。そうした幸せの輪を広げていくキッカケを作る役割を担うのが、チャイルドボディセラピスト認定資格です。

資格を取得するまでのカリキュラムでは、赤ちゃんの身体を理解したうえで行う「ベビーマッサージ」に加え、「ベビーヨガレッチ」「ベビーリフレクソロジー」「乳幼児食育マインド」が学べます。そして、コースは「チャイルドボディセラピスト1級コース」「チャイルドボディセラピスト2級コース」の2つ用意されており、取得する目的に合わせて選択することが可能です。

実際、チャイルドボディセラピスト1級コースはすべてのカリキュラムが学べるため、産婦人科や小児科で働く助産師さんと看護師さんからの申込を多数いただいています。資格を取得することで、仕事の幅をより広げられるかもしれません。

内側からの健康と知識量アップが図れるツアーを開催

▲画像提供:一般社団法人 国際ホリスティックセラピー協会

2022年5月21日~5月23日、千葉県八街市に位置する「ファスティングホテル 小谷流の森」にて「ファスティングツアー」が2泊3日で予定されています。ファスティングとは断食のことを意味し、体の内臓や細胞に休息を与えることが目的です。

同ツアーでは、ヨガや瞑想といったワークショップを開催。そのほか、老化防止や疲労回復などに対する効果があるとされるスイソニア、女性特有の体の悩みや冷え性などの改善が期待できるハーブ蒸しなどを体験することが可能です。自然の中で、ゆったりとした時間を過ごせるのも見逃せません。

また、同年6月8日~6月10日は、沖縄県宜野湾市にある「ラグナガーデンホテル」で2泊3日の「アーユルヴェーダツアー」が予定されています。一般的な観光ではなく、日々の疲れに対する心身のケアを意識したリトリートを、アーユルヴェーダを通して行うツアーです。

アーユルヴェーダ的ショッピングや食事、ワークショップなど、五感に働きかけるさまざまなプログラムが組まれているのが魅力。そして、ツアーでは「アーユルヴェーダセルフケア資格講座」が開催され、アーユルヴェーダビューティーカレッジから修了証が発行されるのもポイントです。

詳細情報

一般社団法人 国際ホリスティックセラピー協会(IHTA)

認定特定非営利活動法人 BRIDGE

認定特定非営利活動法人 BRIDGEは、十分な医療を受けることが困難な世界の国々に対して、現地の人々が自ら活動できるような医療の土台づくりに奔走している団体です。「各国の公衆衛生レベルを向上させること」「現地での持続可能なシステムを構築すること」「学術研究活動や広報活動によって必要性の高い医療技術の普及を図ること」、この3つをミッションとして掲げています。

日本国内では、各国での活動内容を評価したものを学術大会で報告することで、活動の質の向上を目指しています。それだけでなく、研修や勉強会、講義などを開催したり、コンゴ民主共和国文化の認知度向上のため、お祭りやイベントなどに参加して文化交流を行ったりしています。

さらに、WHO/ILOが立ち上げた職業性じん肺撲滅に向けた「AIR Pneumoプロジェクト」に対し、アジア諸国でのじん肺を診断するための技術指導および必要性の高い地域への人材派遣、資金提供にも取り組んでいるのが特長です。

ボニート地域を中心としたブラジル医療支援

▲画像提供:認定特定非営利活動法人 BRIDGE

ブラジルの地方においては、重症患者を診れる医療施設がない、そもそも医療施設がないといった課題が残されています。そうした状況を改善するべく、特に医療過疎地である南マットグロッソ州のボニート地域で、ギアロペス市立病院やギアロペス医学診療センターを設立したのが、当時ギアロペス市長だったホベルト・サラビ・ソウザ氏です。

ホベルト氏は、市長でありながら自らも医師として活躍しており、以来ボニート地域の地域医療を支えていました。しかし、2013年に突如として亡くなってしまいます。2010年よりボニート地域にて地域医療プロジェクトを開始していた当時任意団体だった同団体は、地域医療の支援を続けることで、交流のあったホベルト氏の想いを受け継ぎました。

ボニート地域での支援としては、主に人材や資金の提供を実施。同団体の創設に関わった医師の森部玲子氏が行う「パンタナール地域中核病院建設プロジェクト」への支援や、医学診断センターの再建事業、ニオアーキ地域の無料医療支援事業、州都市カンポ・グランデの最後の砦とされるサンタカーザ病院の医療機器整備事業に取り組んでいます。

生活の質の向上を目指すコンゴ医療支援

コンゴ民主共和国では、マラリアやHIVといった感染症が死因の半分以上を占めるのが現状です。予防が可能な感染症にもかかわらず命を落としてしまう背景には、公衆衛生と教育が十分ではないことが挙げられます。

▲画像提供:認定特定非営利活動法人 BRIDGE

そこで同団体は、住宅地周辺にできた水たまりやゴミなどを除去して、マラリアの原因となる蚊の繁殖を防ぐための環境改善に取り組んでいます。また、病院内での院内感染予防対策に向けた教育や、教育を受けられない子どもたちへの学習支援も実施しています。

日本にいると、こうした世界の医療の現状に触れる機会がないこともあるかもしれません。しかし、同団体が行う活動に参加してみることで、その視野をより広げることができるでしょう。

詳細情報

認定特定非営利活動法人 BRIDGE

 
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