ナースは医療の現場で、神経を使い、人を気遣い、さらに身体も酷使して、いつも頑張っているイメージがあります。事実その通りで、ナースの仕事は肉体的にも精神的にも疲労するものですよね。
結婚する時は、妻を理解し、守ってあげたいと思っていたはずが、夫婦として年月が経つほどに、「どうして~してくれないんだ?」「どうして~できないんだ?」と不満が出てきてしまうのは、ナースを妻に持つ夫には限らないかもしれませんね。
今回は、そんなナースを妻に持った夫のリアルな本音と、夫婦としての在り方について考えてみたいと思います。
まずはナースを妻に持った夫の「妻には言えない本音」の一部の声をまとめました。
読んで思わず言い返したくなるものもあるかと思いますが、「言えない」で留まっている夫に免じて、広い心で読んでくださね。
・「他の家庭は、男がこんなに家事をやっていない家もあるのにな~」
・「俺だって毎日仕事で頑張っているのに、ナースは大変という言い方はずるい」
・「いつもシンクに洗い物が溜まっているけど、ナースは清潔好きだと思ったのに」
・「時間もすれ違うし、疲れているのはわかるけど、たまには温かい手料理を一緒に食べる家庭っぽさが欲しい」
・「俺より患者さんの方が大事なのかな? 俺が具合悪い時は冷たい気がする」
・「本当は俺以外の男性の世話なんかして欲しくない…」
・「たまの休みが一緒なのにレポートとか勉強とか、休みの日までしなくてもいいと思うけど」
・「勉強会とか病棟会って…休みなのにどうして行くんだろう?」
・「家事に協力していることを少しくらい感謝して欲しい」
・「休日は気が抜けるみたいだけど、いつまでも結婚前みたいにキレイにしていて欲しい」
・「夜勤だと言われたら信じるしかないけど、浮気してないか心配」
・「普段稼いでいるんだから、ボーナスをストレス発散に使わずに、もっと夫婦の貯金を増やして欲しい」
・「仕事がら自分の意見を理論的に説明できる妻。言い負けるからつらい」
なんとも、夫はこんなことを心の中で思っていたんですね。
妻の方が比較的、本音を夫に伝えている傾向があるようですが、夫は妻になかなか本音を言いづらいことが多いようです。
女性が社会進出しても、家事の分担や分業に関する理解がまだまだ浸透していない日本では、「男性=働くもの、女性=家事を行うもの」というイメージから完全に脱却できていない部分があるようです。結婚したナースの中にも、常勤であっても家事の分担量が妻の方が多めという方が少なくないみたいですね。
家事には報酬がありませんが、365日休めない仕事。さらに育児もある方の負担はそうとうなものでしょう。
それでは、夫婦がもっと理解しあい、家庭が心やすらぐ場所となるためには、どんなことが必要かについて検証していきたいと思います。
夫婦がお互いの味方になるためには、どんなことがかけているのでしょうか? まずは問題点から洗い出してみたいと思います。※すべての夫婦に当てはまるものではありません。
夫側の主だった問題点
・ナース妻の仕事への理解がない
・家事のやり方がわからない
・本音を隠して、溜め込んで不満になる
・妻への労いや感謝の言葉が足りない
妻側の主だった問題点
・夫が家事をすると、早く終わらないからと手出してしまう
・家事が自分のやり方でないからと、キツく注意したり、自分で直してしまう
・自分もやっているのだから、夫もやって当たり前と思い、感謝の言葉をかけない
・夫の仕事先での大変さについて深く考えない
どちらも自分の気持ちだけを優先した時したときに出てくる問題かもしれませんね。
では次は、解決するための方法について考えて生きたいと思います。
誰よりも近い他人である夫婦ですが、近いがゆえに上手く言えない、表現できない、客観的に見れない、甘えてしまうといったことがことが原因となり、せっかくのパートナーが「自分の味方になっていない」という状態が起こることがあります。
広い世界で、「この人と家庭をもとう」と決めた特別な相手なのに、これでは本当にもったいないばかりか、安らげるはずの家庭でストレスが溜まってしまいすよね。
そこで、どういった点を変えれば夫婦の関係がよくなるのか考えてみたいと思います。
不満というものは、一方的な感情である場合が多く、怒っている時は、「自分が絶対に正しい」と信じて、相手の考え方や状況などは見えにくくなってしまうものです。
しかし、そんな一方的な不満を相手にぶつけても、反感を買うだけで、解決には結びつきません。相手も怒ってしまうと、解決からは程遠くなってしまうでしょう。
本音を伝える前に、まずは「自分の不満について客観的な検証をすること」が問題解決に有効です。
・何に対して不満を感じるのか、どうして欲しいのか。
・それに対して相手はなぜそれをしていないのか。相手の気持ちはどうなのか。
・相手は自分に何をもとめているのか
これらについて客観的に考えてみることが大切です。
相手の立場になって考えてみただけで不満が解消してしまうこともありますし、解消できなくても、相手に伝える際に、相手が受け入れやすい言葉で話せるようになるかと思います。
夫婦ほど不満が溜まっていても相手にはっきり伝えることは難しく、「わかってくれるはず」と勝手に期待をして、それが叶えられないと「どうしてわかってくれないの?」と被害妄想になってしまうものです。
頭ではそんなことはムダな心労だと気づいても、なぜか近すぎる相手に対して素直に気持ちを伝えることは難しく、気力がいるものなのです。
夫婦という絆に甘えていると、他人に対するような気の使い方をしなくなるためかもしれませんね。
しかし、本音を伝えることができると、「そんな風に思っていたんだ」と相手は気づいていなかっただけで、抱えていた問題がすぐに改善することも少なくありません。
この時、「本音を伝えるタイミング」と「話し合うお互いの状態」はポイントです。
不満を伝えるわけですから、言われた方は気分が悪くなり、「機嫌をそのまま出しても許される」と思っている親しい仲がゆえに、喧嘩腰になってしまうことがあります。
そうすると、余計な感情にふりまわされて、問題解決どころか本気の喧嘩になってしまうことも。
「伝えるタイミングと言い方」には、夫婦であるからこそ注意を払い、お互いが冷静に話せるタイミングで、相手に共感しながら言葉を選び、相手の気持ちと自分の気持ちを客観的に話し合えると、問題が解決し、夫婦の本当の絆を深めていくことが期待できます。
ナースは大変な仕事です。だから、理解してもらえるととても助かりますよね。
でも、そのためには夫婦の間で、お互い相手がどんな毎日を送り、どんなことを感じているかをたまには考えて、本音は隠すばかりではなく、冷静に客観的に話し合えると、より良い夫婦関係が気づけていけ、家庭が真の意味で安らぐ場所となっていけるかと思います。
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