社会の中にはさまざまな人が共に生きています。中には何らかの生きづらさを感じるている方や、障害を理由に生きづらさを感じている方もいるかもしれません。
NPO法人“エイブル・アート・ジャパン”は、障害をお持ちの方や、何らかの生き辛さを感じている方に対し、絵画などの芸術作品を創作を通し、自分らしさを表現に変え、発表する場を作り、支援しています。
今回は“エイブル・アート・ジャパン”の活動をご紹介していきたいと思います。
“エイブル・アート・ジャパン”は1995年に設立されたNPO法人です。障害を抱えている方や何らかの生きづらさを感じている方が芸術活動を通し、生きる希望を見出すきっかけを作っています。また、この活動は、社会に新たな芸術観や価値観を広めることも目的としています。
障害をお持ちの方に対し、積極的に芸術活動を勧めることで、自分の感情を自由に表現する環境作りに賛助しています。乗じて、無数にある可能性の中からより多くの選択肢を見つけることで、豊かな生活をおくれることをコンセプトに“エイブル・アート・ジャパン”は活動を続けています。
“エイブル・アート・ジャパン”代表理事/事務局長・柴崎由美子さんはNPO法人について、
「1990年代以降、芸術は作品としてだけでなく、多くの人の考えや環境に変化をもたらすことが可能なツールと認識されてきました。障害という差別などにも変化を与え、障害を抱える方たちが、前向きに表現者として、活躍できるようにしなければならない」
と語っています。
“アトリエ・ポレポレ”は障害をお持ちの方をはじめ、多くの人が自由に表現できることを目的としたアート空間です。
このアトリエはNPO法人が設立されてから現在に至るまで、開催が続いている“エイブル・アート・ジャパン”の代表的な施設であり、「ポレポレ」とはスワヒリ語で「ゆっくり」という意味があます。
“アトリエ・ポレポレ”では、全ての人が抱える孤独や排除感を芸術活動を通して取り除き、健康と文化的な生活をもたらし、ひとりひとりを尊重。
この世界に生きる仲間であることを実感するという意味を持つ言葉、“ソーシャルインクルージョン”に基づき、障害の有無は関係なく多くの人が自分の芸術を自由に表現しています。
また、毎月第2、第4土曜日には絵画教室も開講されていて、様々な背景を持つ方同士が集まり、お互いの個性を認め合いながら絵画を通し、自己を表現しています。
昨年9月、“アトリエ・ポレポレ”は20周年を迎え、9月29日から10月4日の短期間でしたが、世田谷美術館区民ギャラリーで『アトリエ・ポレポレ 20年の軌跡展 ポレフォニ―』を開催。
「ポレポレ」という名前のとおり、20年間ゆっくりと、芸術作品を通して人間の多様性を認め合うことを続けてきたことを、私たちに伝えてくれました。
冒頭にも述べたように、もし、あなたの身近に障害をお持ちで生き辛さを感じている人がいましたら、“エイブル・アート・ジャパン”のような活動を勧めてみると、自分に自信を持つことができ、障害を乗り越え生きる力を得られるかもしれません。
また、現役で看護師として働いている方で、障害をお持ちの方の看護に悩んでいるのでしたら、こういった芸術活動を病院で取り組むことを提案してみるといいかもしれません。
“エイブル・アート・ジャパン”は障害の有無を問わず、いろいろな人が表現の場所として芸術活動を楽しんでいます。
生き辛いと感じるのは障害をお持ちの方だけではありません。
もし、あなたが日々の生活に生き辛さを感じているのでしたら、“エイブル・アート・ジャパン”の活動に参加してみて、自身の芸術を表現してみてはいかがでしょうか?
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