仕事
2022.10.11
宇宙に飛び立つ宇宙飛行士は、日本にとっても人類にとっても誇りですよね。
看護師と宇宙は無縁…なんてことはありません。
実は宇宙飛行士を支える看護師もいます。医学管理担当看護師、通称フライトナースと呼ばれています。フライトナースの仕事内容やフライトナースになる方法をご紹介します。
宇宙飛行士は健康管理がとても大切で、パーフェクトに健康な状態でないと、宇宙に行くことができなくなってしまいます。また宇宙に行ってからも体調が悪くなったりすることがないように、ベストな状態をキープしなくてはいけません。
そのため、宇宙飛行士の健康を支える「健康管理グループ」というものがあります。グループ長を軸として、フライトサージャンと呼ばれる医師、BMEという医療システム技師、生理対策担当(運動トレーナー)、放射線対策担当(放射線チェック)、精神心理担当(心のケア)と分かれて、宇宙飛行士の体も心も健康な状態を損なわないようにしています。
実際にJAXAの健康管理グループには看護師が加わっています。基本的にJAXA職員の健康管理をすることが普段の仕事なのですが、併任という形で健康管理グループに加わっているのだそうです。
JAXAでは時々看護師の募集がかけられます。募集内容として書かれているのは、「招聘職員」という文字です。外から招かれている、という意味があります。採用にあたり任期が決められており、期間限定でJAXAが看護師を雇用する、という形です。
仕事内容としては、宇宙飛行士の健康管理を始め、健康相談や栄養指導などもおこないます。
看護師の資格を持っていないと仕事に就くことができないのはもちろんのこと、応募資格として絶対に必要なのが、生活習慣病に関しての知識、として健康相談などの実務経験2年以上です。
プラスして英会話能力があると望ましいと書かれています。
希少な求人のため、英会話能力は「望ましい」と書かれていますが、倍率を考えると「必須」と考えた方がよいかもしれませんね。
JAXAで働いてみたいと思ったけれど、何だか忙しそうで休みも取れないのでは…と心配になりますよね。JAXAで募集されているときの話を参考にしてみると、週休完全2日制、勤務時間は9:30~17:45となっています。
この時間も固定です。このことだけ見ると、とても安定している看護師の仕事ではないでしょうか。病棟勤務の看護師だと、なかなか規則正しい生活をすることはできません。JAXAで働くことができれば、比較的規則正しい生活が送れそうですね。
ただし気を付けなくてはいけないのが、賞与や昇給などはないという点です。それでもお給料があれば、しっかりとやっていけるだけの収入があるはずです。
はっきりとした年収についてはわかりませんが、高待遇で仕事ができるのではないかと言われています。
JAXAで看護師として働きたいなら、募集をかけるタイミングを逃さないようにチェックすると同時に、大事なのは今すぐにでもフライトナースになれるという覚悟と準備です。
宇宙飛行士を相手にする仕事なので、普通の医療現場とは異なることが起きる可能性があります。予期せぬことも起きても、冷静に対処できる精神と知識と技能が必要です。
JAXAで看護師として働くことができる人はごくわずかです。それでも興味のある方は、JAXAでの看護師に挑戦してみるのもいいかもしれません。
求人は希少、そして採用する人数も少ないので内定をもらうのは大変そうですが、看護師としてJAXAで働くことができれば、宇宙規模のキャリアップができそうですね。
「レバウェル看護」を使うと、より詳しく話を聞くことができます。どんな転職先があるのか等も事前に知ることができます。
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