看護師は、患者さんやそのご家族、医師や共に働く看護師、その他のコメディカルスタッフや複数の科にまたがったスタッフへ情報を伝えたり、状況を説明したり、話を聞くなどの機会があるかと思います。
情報共有という点で看護師には高いコミュニケーションスキルが求められますよね。
医師が忙しく話す時間がない状態で、医師の伝えたいことを理解し、誰かに連絡をしなければならない時もありますし、反対に看護師の方が忙しすぎて連絡に時間が割けない場合もあります。
多くの情報を申し送りで伝えなければならいこともありますし、患者さんやご家族の感情が乱れている時に、しっかり伝えなければならないというシーンもあるかと思います。
そこで今回は、患者さんやコメディカルスタッフとのコミュニケーションを取る際に、相手に伝わりやすい話し方のコツを紹介したいと思います。
日本語は表現が豊かな言語ですが、それゆえに主語を重視しないこともあるため、会話中の主語の脱落によって言いたいことが伝わらないというケースが実はとても多くみられます。
しかし、医療の現場では、簡潔で端的に性格な情報を伝えなければなりませんから、誤解なく伝わるよう「主語」を明らかにすることがとても大切です。主語を明確にすることで、相手に「何についての話か」という前提を明確にし、その後の話を浸透させやすくなります。
無意識に主語を略している方は実はけっこういらっしゃり、特にコミュニケーションが苦手な人に多くみられる傾向ですので、少し意識して、自分は「主語」を明確に伝えているか、意識してみるとよいかもしれません。
「いつ(When)、どこで(Where)、誰が(Who)、何を(What)、なぜ(Why)、どのように(How)した」という5W1Hを意識して会話することで、必要なことを簡潔に相手に示すことができます。
主語を入れ、さらに5W1H情報も盛り込むことによって、的確に相手に話が伝わるようになります。
また5W1Hを考えることで、物事を整理された状態で自分でも把握できるのもよいですよ。
急いでいたり、焦っている時というのは、無意識に早口になってしまうものです。早口でしゃべると重要な情報を落としやすくなってしまいますし、相手が聞き逃す可能性が高くなります。
ゆっくりを意識することで、相手に正確な情報が伝わるだけでなく、焦りを落ち着け、自分自身も冷静に言動を行えるようになるので、忙しく急いでいるときほど、ゆっくりを意識すると良いですよ。
相手がまだ何かを話しているのに、かぶせるようにして話し始めてしまうことがあります。
相手の話をきかっけに、大事な伝えるべきことを思い出した時など、つい自分の話をかぶせてしまうのです。
しかし、これはコミュニケーションの妨げになる可能性があります。
相手からの大事な情報を聴き逃したり、同じ話を繰り返させ時間を有効に使えなくさせたりする他、相手から「この人は話を聞いてくれない」という悪い印象を持たれてしまう可能性があります。
意識していなくても、また遮られたと感じることが蓄積すると、相手のあなたに対する評価が下がるかもしれません。
相手が話している際は、できるだけしっかり最後まで話を聞くこと。そして、その後、自分の意見を言ったり、質問をするようにできると、その後のコミュニケーションも取りやすい人間関係を築くことができますよ。
話す相手が男性でも女性でも、柔和で穏やかな話し方は好印象を与えます。
話すことはどうしても明確に的確にとなりますが、そのものごしを柔らかくすることで、相手が「話しやすい」、「頼りやすい」という印象を与えることができます。
またやわらかい対応を心がけていると、自分自身も冷静にゆとりを持って対応できるようになるのではないでしょうか。
上記のことができた上で、さらにやわらかさをプラスできると、看護師としてとてもコミュニケーションが取りやすくなるかと思います。
看護師にとってコミュニケーションスキルは必須です。コミュニケーションが得意という方は、上記のことを自然とできているのかもしれませんね。また苦手だという方は、できるところから、上記の項目を試していただけると良いのではないかと思います。
コミュニケーションを円滑にできると看護もとてもしやすくなりますよね。自分がまわりからどんな印象を持たれているのか、今いちど、客観的に考えてみて、よりコミュニケーションがスムーズに図れるよう意識的な言動を心がけてみてはいかがでしょうか。
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