
看護実習に出かける時、あなたはどのような気持ちでしたか? 「指導者になる現場ナースや担当のナースは怖くないかな?」、「 患者様との関係性はうまく築けるかな?」など、きっと不安でいっぱいだったと思います。
実習中の看護学生は、担当する患者様のこともよく観察していますが、現場のナースや実習病棟のことも鋭く観察しています。実習の経験から就職先を決める学生も多くいるようですね。
では、看護学生から見た現場のナースや病棟はどのように写っているのでしょうか?
今回は、看護学生から見たナースについてまとめました。
「優しく丁寧な指導のナースに憧れる」という看護学生の声はもっとも多く聞かれました。学生が悩んでいるときや行き詰っているとき、分からないことがあるときなどに、丁寧に話を聞いてアドバイスをくれたり、体験談を語ってくれたりするナースは人気がありますね。看護学生の頑張ったことや不安な気持ちを受け止めてもらえると嬉しく、やる気がでるようです。
また看護学生に対してのみではなく、患者様に対してもスタッフに対しても丁寧な対応をしているかどうかも、看護学生はよく見ています。そして、「この人に自分の担当になってほしい」と感じたり、「就職後もこの人のもとで働きたい!」と願うこともあるようですね。憧れるナースを、将来の目標にすることもあるようですよ。
ただ優しいだけではなく、”裏表がない”というのも重要なポイントのようです。
愚痴が多かったり、後輩スタッフ・先輩スタッフ・医師や事務さんに対する対応に裏表があると、信頼できないと警戒する洞察力の鋭い看護学生は少なくありません。
しかし、裏表が逆の場合は、看護学生の捉え方はまったく違うものになります。
普段厳しく感じるナースが、勉強してきたことに対してしっかりと応えてくれると、「この人は厳しくても、しっかり見ていてくれる、教えてくれる人なのだ」と尊敬されるようです。

外見的に綺麗だったり、可愛かったりする女性は、一般的にも憧れを持たれますよね。
でも、ナースの場合は外見が美人というだけではないようです。
「綺麗で清潔感があり信頼感が持てる」とか、「笑顔に愛嬌があってみんなに親しまれている」とか、「まとめ髪が手入れされていて仕事ができそう」など、外見にプラスしたナースとしての立ち居振る舞いなどにも注目するようですね。
実際、現場で会った素敵なナースを見て、「私もあんなナースになりたい」と、ナースの目標として憧れを持つようです。
「怖い」というのは、感情が表面に出てしまっている状態です。よく怒る(不機嫌になる)、言葉使いがキツい、態度が大きい(道や席を譲らないなど)などがあります。
学生にとって、ナースが怒っている理由がわからない状況や避けられない状況では気を付けようがなく、とても怖いと感じるものです。
ナースは、忙しく仕事をこなす中で看護学生の面倒も見なければいけない状況。学生は、実習という緊張状態のためわからないことがわからなくなってしまうこともあります。
ナースは忙しさの中で意図せず感情が言動に出てしまうこともあり、看護学生は緊張や混乱のせいで、ナースの感情を必要以上にキツく捉えてしまうことがあるようです。
学生指導担当のナースに報告した際、「それで?」や「はい、分かりました……」などコメントが少なかったり、反応が薄かったりすると、学生は正しいのか正しくないのかの判断ができず、緊張します。また担当看護師の反応が薄いと、何にも自信が持てずに萎縮してしまうこともあり、結果的に知識や技術の吸収が悪くなるという傾向があるようです。
実習中の看護学生には、正しかったのか間違っていたのか、良いと認めたのか違うと否定したのかなど、相手に届く反応をしてあげることが必要なようです。
看護学生は実習の中で、看護の知識や技術だけではなく、ナースの言動もよく観察しています。そして、それを基準に今後のナースライフを積み重ねていくことになります。
つまり、始めに見たナースの言動は、今後の看護の現場造りにとって、とても重要なものなのです。
実習の学生が来る現場では、ナースは看護学生が「ナースという存在をどう捉えるか」ということにも気を配る必要があります。つまり「良いお手本ナースになる」ということが求められるのです。
今回、看護学生から見たナースの姿についてまとめましたが、もし、あなたの職場に看護学生さんが来るようなら、忙しいとは思いますが、こうしたことを少しだけ意識して、「こんなナースになりたい」というお手本になれるといいですよね。
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