
看護業務を行うにあたり、患者の心に寄り添った配慮は常に求められます。相手へ親身になって対応するには、看護師として視野を広げ小さなことにも興味を持つといいかもしれません。そうすることで患者との距離が近づくでしょう。
本記事では、そうした妊婦や患者の思いに近づけるような製品を提供している企業を紹介します。産婦人科勤務の看護師や妊婦への理解を深めたい助産師、患者の気持ちを知り適切な対応で業務を行いたい看護師の方は、ぜひ最後までご覧ください。
1977年に創業して以来40年以上もの間、一心に母子の健康管理を目的としたスキンケア製品を開発してきた、マドンナ株式会社。
国産初であるマタニティ向けの妊娠線予防クリームは、助産師からの開発依頼がきっかけで誕生しました。提供する製品は医療関係者からの意見が反映されており、そのクオリティは高く評価されています。

妊娠すると体型や肌、体質が変化したり、においに敏感になったり、想像している以上に変化が現れます。そうした妊娠時期に悩みを抱える女性も多く、産科で働く助産師や看護師の方は耳にすることもあるのではないでしょうか。
同社は、創業当初から医療関係者と信頼関係を築いており、医師や助産師のほか、妊産婦からもさまざまな声を聞いてきました。
そうした声をもとに、1998年には国産オーガニックスキンケアの研究をスタート。10年もの研究期間を経て、同社の代名詞とも言うべき「オーガニックマドンナ」を完成させました。
同製品には、オーガニック認定されているアロエベラ葉水やシアバター、アルガンオイルといったオーガニック素材を厳選して使用されています。これらは、それぞれが保湿効果や美容効果を期待できる優れたオーガニック素材でありながら、贅沢にも1つの製品に数種類を配合されているのが特徴です。
注目すべきは、オーガニック成分の配合率。オーガニック基準は世界でもトップレベルで、水を一切使わず、全成分の60%以上にオーガニック原料を配合しています。
成分のほとんどが植物由来のため、妊娠期間中であっても安心できるのではないでしょうか。
また無着色・無香料・パラベンフリーで、日本人の肌質を考慮して作られていることも多くの妊産婦に支持されている理由かもしれません。
「においが強いものは避けたい」「肌に刺激を与える成分に肌が負けてしまう」という方など、あらゆる方に配慮がなされたオーガニックスキンケアだと言えます。
同製品はシリーズ化しており、セラムスーペリアやセラムオイル、アロマハンドクリームなど用途と使用部位ごとにさまざまな種類を展開しています。同社の妊産婦への強い思いと取り組み、製品を知ることが、スキンケアに悩む妊婦や患者へアドバイスするヒントに繋がるかもしれません。

観光・路線バスを中心とした乗り物用シートのトップメーカーであり、国内で初めて透析用チェアを開発した天龍工業株式会社 のグループ会社として、メディカルチェアの製造を40年以上手掛けている、株式会社ニューテンサン。
社会貢献と環境保全をモットーに、人々がより快適に社会生活を送れるよう、さまざまなかたちでサポートしています。

近年、緩やかではありますが透析患者数は増加傾向にあり、その総数は国内で34万人(※2021年時点)を超えています。原疾患としては、糖尿病性腎症や慢性糸球体腎炎が上位を占め、年齢で見ると70歳以上の患者の割合が多い現状です。
そうした人工透析を必要とする患者は、定期的な治療が生活の一部となり、長い透析時間を病院のベッドで過ごさなければなりません。だからこそ、医療現場には患者はもちろん、サポートする医療従事者も快適な時間を過ごせるような環境が求められます。

そこで、同社は治療時の患者の快適さと医療従事者の使いやすさに配慮した透析用「メディカルチェア YF16」を開発しました。
同製品は電動モーター式となっているのが特徴で、背当て部分と足載せ部分をそれぞれハンドリモコンで簡単に動作させることができます。通常のチェアモードから、背当てと足載せを水平にしたフラットモードへと自在に移行できるため、長時間の透析治療も姿勢をラクにして過ごせるのが魅力です。
通常は、足載せ部分を上げるとチェアの重心が不安定になりがちですが、同製品には転倒防止機能が備わっているため安心して使えます。
また貧血時には、フットペダルを踏み背当て部分をリクライニングさせることができます。こうした機能が備わっていることは、患者の安全を守りつつ業務にあたる医療従事者にとって重要な部分なのではないでしょうか。
ほかにも、同社ではさまざまなタイプの透析用メディカルチェアを展開しています。
医療現場の声を知っているからこそ生まれた多機能な製品の数々について知ることで、今一度、看護師として透析患者のニーズを汲み取るきっかけになるのではないでしょうか。
吸引関連製品や医薬品注入機器関連製品、気管内チューブなどの医療機器を手掛けている、大研医器株式会社。医療現場のニーズに応えるべく、多くのトップクラスの医師と深く関わり、本質的な問題解決に向け研究開発を行っています。
他にはない独創性とたしかな技術力を駆使したものづくりで、医療業界を支えている企業です。

オペ室がある病院で勤務している場合、配属先にもよりますが病棟では術後の患者に対応する機会も増えることでしょう。術後疼痛の程度や状態は、手術を受けた当事者である患者にしか分からない感覚で、痛みを緩和させたい看護師としては客観的に評価できないのが現状です。そのため、各病院で患者自身が痛みの程度によって鎮痛剤を投与できるPCAが導入されています。
ただし、PCAポンプは機械式で点滴スタンドを要する、比較的大きなものが多いです。
そこで同社は「クーデック エイミーPCA」を開発し、従来の機械式PCAポンプの小型化・軽量化を実現させました。
同製品は点滴スタンドを不要とし、PCAスイッチもワイヤレスで患者が肩から下げて持ち運ぶことができます。そのため移動が容易となり、患者の行動範囲を狭めることはありません。
また、専用通信モジュール(コムタッチ)を通じて専用スマホアプリ(エイミーズウィンドウ)を使うことで術後疼痛を管理でき、輸液状況の確認が素早く行えるのも、同製品の特徴です。スマホアプリには持続投与と間欠投与、プログラム投与の3つの投与モード機能が搭載されています。
スマートフォン1つで、簡単かつ正確に流量・予定量・PCAドーズとロックアウトタイムを設定できるのも魅力です。

同製品では、術後の患者の痛みを評価しにくく対応が難しかった点も、ペインレベル選択機能の搭載で、痛みの可視化を実現させました。そのため、より適切に看護を行え、患者の心に寄り添った対応が叶うのではないでしょうか。
同社のように、人の命の重みをずっしりと感じ、患者の痛みを無くしたいという強い信念で開発された製品は、看護師にとって患者の痛みを知り今一度、原点に帰って看護する意義を考えさせられるきっかけとなることでしょう。
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