仕事
2017.5.3
手や指先を使う仕事や、衛生管理が厳しい勤務環境では、アクセサリー類が禁止とされている場合が多いです。特に、看護師が活躍する病院やクリニックなどの医療機関では、感染症を予防するために厳しい規定が定められています。(一部の医療機関では、結婚指輪のみOKとしているところもあるようです)
しかし、結婚指輪や婚約指輪、またはファッション用のアクセサリーは、見ているだけでも気分を上げてくれるアイテムでもありますよね。
今回は、看護師が働く医療機関などでアクセサリー類が禁止されている理由や、アクセサリーを外さなければならない特有の事情について詳しく見ていきたいと思います。
医療機関や医療現場では、アクセサリー類からヘアカラー、メイク、服装などについて細かく規定がされているところが多いです。
勤務先によって可能な範囲はそれぞれ違いますが、患者さんが不快になるような派手なメイクや、アクセサリー類は「全面禁止」から「仕事に支障をきたさない程度」までが基本となります。
勤務環境によってはアクセサリーだけでなく腕時計もNGにされている職場もあるようですので、必ず勤務先のルールを守るようにしなければなりません。
具体的に、アクセサリーが禁止されている理由について見ていきましょう。
手指は普段から細菌が付着して汚れやすい部位ですが、そこに指輪などのアクセサリーを身につけることで、さらに細菌を溜め込みやすくなります。この細菌による院内感染を防止するために、指輪やブレスレットなど手元につけるアクセサリー類が禁止されているのです。
患者さんを持ち上げたり、近い距離で接することが多い看護のお仕事では、指輪は時に凶器にもなりうるアイテムです。患者さんにぶつかってケガをさせたり、指輪の装飾部分が当たって思わぬ事故につながるおそれもあります。
看護師がアクセサリーを日常的に身につけると、見た目からあまり清潔感が感じられない、派手に見えて病院勤務にふさわしくないという問題があります。
看護師のアクセサリー着用については「結婚指輪のみOK」と決められているところもありますし、職場環境によってはアクセサリーが全面的に着用禁止な場合もあります。中には常識の範囲内でアクセリーの着用を許容している職場もあるようですが、そのような環境にあっても、自主的にアクセサリーを外して勤務している看護師さんも少なくありません。
たとえば、患者さんに触れて感染症や汚物が付着するリスクもありますし、愛用している指輪が薬品などに触れて変色・変質したりするデメリットが考えられます。汚物や血液を管理する際はゴム手袋などをつけて手指をガードするのですが、アクセサリーが引っかかってしまい手袋が破れてしまうリスクはゼロではありません。
「指輪の管理がしづらいので、あえてつけていない」という意見もあります。職場でアクセサリーをつけ外しするのは面倒ですし、着替えなどの際にうっかり外れて、そのまま紛失するリスクもあります。高価で思い入れのあるアクセサリーなどは、プライベートでのみ着用するのが良いと思います。
ピアスのみ可能としている病院も多いのですが、厳密に言えばピアスホールもあまり清潔とは呼べない場所ですから、ピアスをつけずにお仕事をしている方も多いです。傷ついたピアスホールに汚れた指や爪から細菌が入り込んで化膿するリスクもあります。
以上、アクセサリー類が禁止になる理由や、看護師が自主的に着用を避ける理由について紹介しました。
お気に入りのアクセサリーは肌身離さず身につけていたいものですが、職場によってさまざまなルールが定められていますので、規定の範囲をしっかりと守っていくことが大切。
なぜ禁止されているのかという理由を理解していれば、納得したうえで適切な対応ができますよね。
また多少のメイクや装飾品がOKな場合でも、患者さんのことを優先に考えた適切なおしゃれができるといいですね。
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