外科の外来には、いろんな患者さんが来られます。時には、救急車で来院されることもあります。
患者さんによっては、比較的小さな傷でも、適切な治療をしないと感染やショックを起こす可能性もあります。
そんな外来に来られる患者さんで、比較的軽症のケガとそのリスクについて説明したいと思います。
春になると桜も咲き、暖かくなりとても楽しい季節ですね。花見にでかける人もいるのではないでしょうか。
また、公園や山など行楽地にお弁当をもってでかけることもふえますね。しかし、暖かかくなると、動物や虫たちの活動も活発になることもあります。特に気をつけたいのが、蜂の存在です。
毎年時期になると、蜂に刺された人が外来に急患として受診されます。蜂は、冬眠からさめた時期に活動を始めますが、すぐに活動が活発になるわけではありません。また、蜂の種類によっても多少異なりますが、時期によっては活発に活動し、攻撃性が強いこともあります。
また、オオスズメバチやキイロスズメバチの攻撃性が最も強く、ヒメスズメバチやコガタスズメバチは、おとなしい性質の蜂といわれています。しかし、おとなしい性質の蜂であっても、注意が必要です。場合によっては近づくだけで、威嚇や攻撃をしてくることもあります。
攻撃性が強い時期だけでなく、おとなしい性質の蜂でも刺されないように、近づかないことが必要ですね。暖かくなり出かけることが多い季節には、蜂に刺されないように気をつけたいものです。
しかし、気をつけていても刺されることもあります。蜂に刺された場合に心配なのは、アナフィラキシーショックです。
蜂の毒に対してアレルギーがなければ、痛みや腫れなどの症状は、数日で良くなります。しかし、アレルギーがあった場合には、浮腫や呼吸困難、場合によっては意識障害を起こし死にいたる場合もあります。
また、短期間に2回刺されると、アナフィラキシーショックを起こしやすくなります。よって、救急車で搬送されるなど問診の際には、既往歴として、以前蜂に刺されたことがあるかどうかも大切な情報の一つになります。
犬や猫に噛まれたという患者さんが外来に来られることもあります。比較的軽いと思われがちな、ケガになりますが、場合によっては縫合の処置が必要なこともあります。
また、犬や猫の歯は、人間の歯と違い鋭く、傷が意外と深い可能性があります。感染症を引き起こす可能性もあるため、傷が小さくても、病院に受診することをおすすめします。その場合には、念のため医師の判断で破傷風の注射をすることもあります。
また動物に噛まれた場合には、まず傷口をよく洗い清潔にすることです。外来に来られた患者さんに対しては、傷口の状態の観察から、発赤や炎症の有無、以前に破傷風の予防接種を行なっているかの問診も必要になります。
また、自宅などで飼われていない犬や猫に噛まれることもあります。外出中などで、犬や猫に出会うと、かわいくてつい触ることもありますが、噛まれた場合には狂犬病を起こす可能性もあります。
1日のうちに、猫や犬に噛まれた患者さんが続けて来られることがあるので、人間にはわからない犬や猫にとって時期があるのかもしれません。
外科の外来には、縫合が必要な傷の方や、小さい傷の方など様々来られます。
患者さんによっては、傷の程度や出血の量に関わらず、 感染症のリスクやアレルギーによる重篤なアナフィラキシーショックを起こす可能性もあります。
患者さんの受傷部位だけでなく、既往歴やその傷を受傷した経緯など、詳しい問診が必要になります。状況によっては問診の情報から、治療の方法にも影響することもあります。
多くの患者さんが来院される外来の看護において、看護師が患者さんや家族から、適切な情報を得ることは大切ですね。
外科の外来にはいろいろな患者さんが訪れます。救急搬送で重篤な場合もありますが、比較的軽症の患者さんが、外来にくることもあります。でも軽症だからといって安心はできません。
小さな傷だからといいって適切な治療が行なわれないと、感染症やショックをおこす可能性もあります。
また、今後通院が必要な患者さんに対しては、自宅での処置が必要になることもあります。
看護師が患者さんに自宅での消毒方法や注意点などを伝えることもあります。忙しい外来の看護ではありますが、いろんな看護が学べる機会にもなりますね。
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