
退職や転職が、ほかの業種に比べて多いと言われる看護師。
それはいったいなぜでしょうか。
実は、結婚、妊娠・出産などの家庭環境や、超過勤務・夜勤などのハードワークのほかに、人間関係の深刻な悩みも、看護師が職場を去る大きな理由なのです。
職場いじめやハラスメント、厳しすぎる指導、孤立など、看護師の人間関係の問題は実にさまざま。
けれども、現職の人間関係から逃れるために思い切って転職しても、新しい職場の人間関係で悩むようでは困りますよね。
そこで、看護師が人間関係のお悩みを解消するための、職場の選び方を考えてみましょう。
看護師の職場の人間関係にも、さまざまな側面があります。
ここからは、そのいくつかのポイントについて考えてみましょう。
子育て中の看護師さんから、「自分と同じようなママさん看護師が多い職場のほうが、お互いに助け合えるから好都合」とよくお聞きします。
急に子どもの具合が悪くなった時でも、スタッフ間で交替ができればお休みしやすくなります。
急なお休みでも人間関係に支障をきたさないことが、ママさん看護師さんが安心して働くための重要な条件なのです。
また、ママさん看護師さんが働きやすい職場は、託児施設も充実していることが多く、自然と同じような境遇のスタッフが集まるのです。
しかし、それとは逆に、「子育て中のナースに休まれると、業務のしわ寄せが来るから嫌だ」という独身の看護師さんの意見もあります。
「子育て中はお互い様」と考えるか、「子育てを理由に休まれるのは迷惑」と考えるか。
看護師さんそれぞれのニーズによって、求める人間関係も環境も変わってくるのです。
非常勤と常勤の看護師が混在する職場では、業務内容や時間外勤務に不公平感が生じる、という意見も耳にします。
看護師さんの雇用体系や働き方によって、職場のスタッフ間の業務負担に差が生じると、人間関係にもひずみが生まれやすくなります。
同じ現場の職員として働いていれば、労働負担が重い常勤看護師さんの方が、不公平感を感じやすいもの。
また非常勤の看護師にしても、常勤看護師が残業をしているのに毎日定時できっちり仕事を終えていては、気まずくなってしまうでしょう。
けれども、時給労働の非常勤看護師が、常勤と同じように残業の負担を強いられることになるのも不公平な話です。
収入や待遇に相応の違いがあっても、人間関係に響くような労働環境になってしまうようでは、問題があるかもしれませんね。
職場によって、看護師の年齢構成、出身や経歴、性別、他職種の割合など、人員の内訳には大きな差があります。
附属の看護学校を有する病院は、病棟スタッフの大半が卒業生であることが多くあります。
そのため、教育体制は整っていても、外部から就職する場合、孤立感を感じることも。
職場の雰囲気や人間関係は看護師の年齢層によって変わりますが、一概には言えずスタッフの経歴や性格によって人間関係が難しくなる場合もあります。
しかし、「同年代の看護師がいれば助け合える」という看護師もいれば、「同年代が少ない方が手厚い指導が受けられる」という看護師もいます。
「OTやPTなどの他職種がいた方が刺激が合って良い」という看護師もいます。
また、男性看護師が在籍しているかどうかも、職場の人間関係に影響します。まだ少数派の男性看護師にとっては、重要なポイントですね。
看護師が職場にどのような人間関係を求めるのかは、人によりけり。
まさに千差万別なのです。
看護師さんが新しい職場の人間関係でつまづかないためには、なんといっても情報収集が大切です。
まずは、看護師さんご自身が「職場環境に何を求めているか」を明確にすること。
スタッフの年齢構成、性別割合、常勤と非常勤の割合、離職率、有給休暇の取得率など、職場の人間関係の要素をさまざまな角度から検討することが一人ひとりの働きやすさにつながるのです。
条件や待遇だけでなく、人間関係や年齢構成、職場の雰囲気などの詳しい情報をつかむには転職のプロである転職サイトに登録するのも一つの手段。
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