看護部・院長ブログ紹介_vol.4

2022.7.29

スキルアップやキャリアアップを目指す看護師さんの中には、携わる科目以外の知識も深めたいと考える方もいるでしょう。そんな向上心旺盛な看護師さんへ、本記事では内科・整形外科、耳鼻咽喉科、小児科、腎臓内科と異なる診療科目を標榜するクリニックのブログをご紹介します。どの記事も興味深い内容になっているので、隅々まで目を通してみてくださいね。

 

(1)かわもと耳鼻咽喉科クリニックのブログ

兵庫県に拠点を構えるかわもと耳鼻咽喉科クリニックは、耳鼻咽喉科・アレルギー科の治療を行っている医療機関です。同クリニックの特徴は、患者さんのことを第一に考え「短期間で終わる治療」を大事にしている点です。経験豊富な技術、充実した院内設備を駆使し、1日も入院のない日帰り手術に対応しながら専門性の高い治療を提供しています。

▲受付/画像提供:かわもと耳鼻咽喉科クリニック

今回は、同クリニックのブログから《副鼻腔炎(蓄膿症) 手術が痛いと思っている方へ》の記事を紹介します。

副鼻腔炎(蓄膿症:ちくのうしょう)とは、副鼻腔が炎症を起こし膿が溜まってしまう病気のこと。
嫌な臭いがしたり、ドロドロの鼻水が止まらず鼻が詰まったり、頭痛・咳・痰が続いたりと、不快な症状を引き起こします。数ヶ月続けて薬を服用しても治らない場合、手術をする必要性が出てきます。

記事では、そんな副鼻腔炎(蓄膿症)の手術における麻酔方法や痛みのコントロールの話が詳しく綴られています。
その中で、全身麻酔と局部麻酔のメリット・デメリット、患者さんが手術中に痛みを感じるポイントが書かれているので、耳鼻科で働く看護師さんはぜひ一読されることをおすすめします。

手術前にしっかり麻酔の特徴を説明し、痛みの直前に声掛けをすることができれば、患者さんの不安を軽減させることができるでしょう。

(2)あいさか小児科のブログ

滋賀県蒲生郡日野町に拠点を構えるあいさか小児科は、小児科・アレルギー科・内科を標榜し、地域に密着した医療を提供しています。
地域のかかりつけ医として患者さんファーストの診療を心がけている同クリニックでは、木曜・土曜の午後診療の実施に加え、ワクチン接種のみの外来時間を設けるなど、さまざまなニーズに応えてきました。

▲画像提供:あいさか小児科

そうした患者さんへの思いや医療人としての信念は、同クリニックが運営するブログにもしっかりと綴られています。
たとえば、こちらの記事《便秘について その1》では、子どもの便秘をテーマに取り上げ、どのような状態のときに便秘を疑うべきかを具体的に解説。

全部で9つの症状が挙げられているのですが、記事によると、一般的に考えられるいわゆる排便がない状態以外にも、排便時の痛みやげっぷ、口臭なども便秘を疑うべき症状だと言います。
まだ上手く言葉にできない小さな子どもの場合は、こうした便秘のサインを見逃してしまうかもしれません。

小児科や保育園で働く看護師さんは、いち早く子どもの体の異変に気づき適切に対処するためにも、本記事に目を通して便秘に関する知識の引き出しを増やしてはいかがでしょうか。

なお、便秘をテーマに取り上げた記事には続きがあり、ブログには当該記事のほか5記事がラインナップされています。便秘になりやすい時期や当事者の気持ち、便秘治療の方法などがまとめられているので、ぜひ併せてチェックしてみてください。

こちらのブログでは、小児看護への認識が深まり、保護者へ適切にアドバイスするための知識が得られることでしょう。

(3)岩本クリニックのスタッフブログ

1993年に開設して以来、茨城県土浦市にて地域住民の方々の腎臓に関わる病気をメインに医療を提供してきた、岩本クリニック。
診療科目として内科・腎臓内科・人工透析を標榜し、在籍する腎臓専門医や透析専門医をはじめ、医療スタッフが一丸となって専門スキルを発揮し患者さんをサポートしています。

▲クリニック外観/画像提供:岩本クリニック

そうしたスペシャリストの集団とも言うべき医療スタッフの素晴らしさは、ポテンシャルの高さにあるのかもしれません。
同クリニックの発信するスタッフブログを見ても分かるように、常に成長し続けようとする医療スタッフの姿勢と意識が窺えます。

たとえば、こちらの記事《スタッフブログ第11回:救急対応勉強会をやりました》に綴られているのは、スタッフ全員で行った救急対応の勉強会の様子。
その日はAEDを使用し、スタッフ全員がシミュレーションを行ったと言います。
一般の方はなかなかAEDを使うシーンに遭遇する機会が少なく、万が一にも緊急を要する対応を求められたときに、思うように行動できないことがほとんどです。
一方で、看護師や医療従事者には迅速かつ早急な対応はもちろん、冷静で正確な立ち回り方が求められます。
この勉強会は、医療人にとっていかに1分1秒が大切かを改めて認識し、どう動けば尊い命を救えるのかを学び合う機会となることでしょう。
なお、いざというときに落ち着いて対処するために、同クリニックでは定期的にこうしたシミュレーションを交えた勉強会を行っています。

また別日には、透析医療ならではの知識を学ぶ機会を設け、スタッフ全体の底上げを実施しています。これらの取り組みが、通院患者さんへの日常ケアの向上の他、定期情報誌の発行などにつながっているのです。(こちらの記事⇒フットケア通信1-3号など)

▲院内の様子/画像提供:岩本クリニック

現状や保有するスキルに満足せず、貪欲に学んでいく姿勢と日頃からの準備が、看護師としてより自信をつけるために必要なのかもしれません。

(4)おおやぶ内科・整形外科の看護部ブログ


京都市西京区樫原に位置する大枝クリニックを前身とし、2021年に再スタートをきったおおやぶ内科・整形外科。

1954年より地域住民の方々に長年親しまれてきた寄り添う医療はそのままに、快適な時間を過ごせる空間づくりにも注力しているクリニックです。

同院が標榜する内科では、内科領域のさまざまな症状を対象とする一般内科・総合内科のほか、糖尿病や高血圧、肥満といった生活習慣病、および内分泌の専門外来を設置しています。

特に、生活習慣病の中でも糖尿病については同院が運営するブログで多く取り上げられており、たとえば《糖尿病と歯の関係のお話 ~歯の衛生週間~》もその一つでしょう。

この記事で語られているのは、タイトルにもあるように糖尿病と歯の関係性です。

記事によると、お口のトラブルで多い歯周病は、糖尿病の合併症の6番目に挙げられるほどなのだとか。

理由は、糖尿病患者さんの唾液の分泌量が減少することでプラークがつきやすくなり、歯周病の発症のみならず重症化もしやすくなると語られています。

歯周病の発症は血糖コントロールの悪化を招き、血糖値を改善する役割を果たすインスリンの感受性にも影響を及ぼしてしまうようです。

そこで大切になってくるのが、歯磨きや定期的な歯科医でのチェックとのこと。

記事には、口腔ケアの参考になりそうな情報が掲載されています。

糖尿病患者さんに関わる機会のある看護師さんはもちろんのこと、歯周病や口腔ケアに関心のある方もぜひ本文に目を通してみてくださいね!

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