自力で食事できない患者さんへの食事介助。どんなことに気をつけていますか?

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看護師として働き始めた方の中には、食事介助が苦手という方がいるのではないでしょうか。

食事介助をすると時間がかかってしまい、患者さんの食べるスピードと介助のタイミングがあわない場合には、患者さんがむせる原因にもなるので難しいですよね。

ここでは、先輩看護師の事例をもとに「食事介助をする前に抑えておきたいポイント」を解説します。

※1※2 調査方法:インターネット調査/調査期間:2024年2月7日~2月13日/調査概要:「看護師転職サイト」を対象としたユーザー満足度調査/調査対象:男女、全国、看護師・准看護師資格保有者かつ対象看護師転職サイト利用経験者、20~29歳 107s(※1)、20~34歳 175s(※2)/調査実施:株式会社エクスクリエ/比較対象サービス:「看護師転職サイト」主要10サービス(専用サイトのあるサービスのみ・求人結果の表示ページは除く)

安楽な体位を見つける

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看護師として働き始めてからしばらくは食事介助が苦手だったというAさん。今では、そのことが嘘のようにスムーズな食事介助を行っています。

Aさんが食事介助をうまくできるようになった秘密は、患者さんの状態や安楽な体位などをアセスメントし、食事介助に個別性を取り入れ、「患者さんにあった食事介助における体位」を工夫できるようになったからです。

看護師として働き始めたばかりのときは、看護学校で教えてもらった通りファウラー体位(30度)での食事介助を行っていました。

ファウラー体位とは、上半身を30~60度程度あげた半座位です。嚥下しにくい体位とされているので、食事介助に適していると考えられています。

真面目なAさんは、この教えに従い食事介助をしていたのですがうまくいかないことが少なくありませんでした。そこで先輩看護師に相談したところ、「食事介助のときは患者さんの個性に合わせたギャッジの角度を見つけることが重要なので、もっとしっかり患者さんを観察してみては?」と教えてくれたのです。

この教えをもとに患者さんを観察してみたところ、麻痺がある、円背がある、拘縮がある、姿勢が傾いている、首が倒れやすいなど、一人ずつ姿勢が異なることに改めて気づいたそうです。姿勢が異なれば嚥下しやすい姿勢や体位もことなると理解できたAさんは、食事介助の前に患者さんを観察して、ギャッジの角度や体位を選ぶようになりました。このような積み重ねを行う中で、苦手だった食事介助を克服したのです。

 
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患者さんを観察しながら食事介助の方法を考える

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療養病棟で働くBさん。食事介助の経験は豊富です。Bさんが食事介助で気をつけているポイントは、患者さんを観察しながら食事介助の方法を考えることです。

例えば、教科書などでは食事介助の1回量はティースプーン1杯程度と説明されています。このことが間違いではないのですが、最適な1回量はその人によって異なります。一人ひとり食べやすい量があるため、どのくらいの量であれば食べやすいか観察して、1回量を決めることが大切だとBさんは教えてくれました。

同じように食事のペースも人によって異なるので、どんなペースで食事を食べているのか観察することも必要になりますね。食事介助が上手くいかないときは何故むせるのか、何故食事がすすまないのかなど観察し、誤嚥性の肺炎を予防することが大切になります。コップでの水分摂取が難しい場合には吸い飲みを使用し、吸い飲みの使用が難しい場合にはストローを試してみるなど患者さんに合わせて工夫をしていくことが必要になりますね。

食事は日常生活援助であり、患者さんが「食べる」ことを通して、活動や運動などのリハビリをする機会にもなります。患者さんにとっての生活背景や個別性などを把握し、どんな環境であれば、誤嚥をおこさず食事を摂取することができるのか考え、食事介助をしていくことが大切になりますね。

そのためには、患者さんにあった食事の形態や姿勢、体位、食事介助のスピードなどを観察し食事介助を行っていく必要がありますね。

環境整備と信頼関係が大切になる

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最後に、Cさんの食事介助についても紹介したいと思います。Cさんは、食事介助で環境を整えることを大切にしています。食事前にカーテンを開けて部屋を明るくし、食事が始まることを患者さんに伝えています。

そして食事前に手を拭いてもらい、メニューを伝えるなどのコミュニケーションをとることで、患者さんの食事に対する関心を高めることもできます。食事介助とは言えないかもしれませんが、Cさんは食事介助を円滑に進めるための準備を行うことも大切にしています。

またCさんは、患者さんと信頼関係を築くため積極的に声かけなどを行っています。信頼関係があれば、食事がすすまない時でも「食べようとする意欲」がうまれることがあります。患者さんに安心して食事を摂ってもらうためにも、Cさんは信頼関係の構築に努めています。

食事介助を円滑に進めるために、環境整備と信頼関係の構築も大切になりますね。

まとめ

患者さんにあった方法で食事介助をすることで、誤嚥性肺炎をおこさず安全に食事介助を行うことができそうですね。

食事介助が上手くできないと悩んでいる新人看護師さんは、先輩看護師の行っている観察や工夫を参考にして食事介助を行ってみてはいかがでしょうか。

少しまよっていることが解決して、食事介助がスムーズに勧められるようになるかもしれないですね。

 
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