憧れの看護師としてデビューすると、先輩や上司の方からいろいろなことを教わるものです。
得手・不得手に対して鋭い指摘が入ることもありますし、先輩の性格によっては厳しい叱咤激励が飛ぶことも。
しかし必ずしも、「先輩=怖い存在」というわけではなく、中には一生の思い出に残るような優しい先輩や、みんなのお手本になるような方もいらっしゃいます。
今回は看護師さんたちが出会った「憧れの先輩看護師」との思い出を伺いました。
あなたには、思い出に残る素敵な先輩はいますか?
私が新人時代にお世話になった先輩は、「どんなに細かなことでも、絶対に手抜きをすることは許さない!」と言うのが口癖の厳しい看護師でした。
「そんなに細かいことまで?!」と思うようなこともあったし、看護とは関係ない職場のルールでも手抜きは絶対に許されませんでした。
正直、厳しすぎると思うこともありましたが、おかげで今の私は、「必要十分以上」の看護が当たり前のようにできるようになり、同僚からもとても信頼してもらえています。
先輩、ありがとうございました。でも、ちょっとやっぱり怖かったです(笑)。
難しい医療用語を説明なく使って、わからないと怒る先輩が多い中で、私のプリセプターの先輩は、「私がわかっていない医療用語だけ」をしっかり丁寧に伝えてくれるひとでした。
「私が何を理解していて、何がまだ不安なのかをちゃんと見ていてれくた」ということなんだと思います。
そんな先輩がプリセプターだったからこそ、「先輩に褒めてほしい」と思って、同期の新人の誰よりも勉強して、努力できたのだと思います。
1年が終わった時、先輩が「来年からは頼りにするからね」と言ってくださったことは、今でも私の頑張る源になっています!
看護師になりたての頃はどの先輩もとても怖く感じてしまい、いつも小声で引っ込み思案な態度をとってしまいました。その怯えのせいで余計に先輩に怒られて、時にはパニックになってしまうこともありました。
でも、そんな臆病な私に常に優しく接してくれた先輩がいました。
本当にいつも笑顔で、元気に声をかけてくれるので、その先輩がいる日は、私も落ち着いていることができました。
今は私も4年目にはいり、自信も多少はつきました。私は先輩のように元気いっぱいというタイプではないのですが、新人が怖がらないように、安心できるように接したいと思っています。
私の直接の先輩ではありませんが、子どもの頃、小児病棟でお世話になった看護師さんは、また小さかった私にも、わかりやすく怖くないように麻酔や注射などの説明をきちんとしてくれて、丁寧な対応をしてくれました。それで大人になった気分になり、私は弱音を言わずにいられた気がします。
その時、「看護師さんってかっこいい、素敵!」と憧れ、私の夢になりました。
看護師になって現実は…まあ、大変なこともありますが(笑)、病院で不安な患者さんが少しでも安心できるように、丁寧な説明や対応を心がけています。
あの先輩は今、どこにいるんだろうな。看護師になった私を見て欲しいですね。
亡くなった父が入院していた時、わがままな父の看護を丁寧にしてくれていた看護師さんがいました。
本当にわがままで頑固な父だったので、見ていて申し訳ないと思うことばかりでしたが、看護師さんは根気強く父に向き合ってくれました。
「私もこの人みたいに親切なケアができてるのかな」と自分の看護を考えるきっかけをくれたと思います。
今は、どんなに難しい患者さんに出会っても、根気よく、自分の家族だと思って大事に向き合うようにしています。
私を成長させてくれたのは、あの看護師さんだったのかも…。
救急センターに勤務しています。今同じ職場で働いている先輩がとてもすごいひとなんです!
本当に忙しい毎日なんですが、そんな中で私が苦手とする処置を完結にわかりやすく教えてくれたり、私がやれると判断したらしっかり見守ってくれたり(その間も自分の仕事はしっかりしているんです)、上手く言えないですけど、本当に尊敬しているし、本当に感謝しています。
今はまだまだ未熟ですが、私も将来先輩のように、どんなに忙しい状況でも余裕があって、正確な判断や迅速な対応ができる看護師になりたいです。
新人時代、自信のなかった私はいつも様子を見て、できれば人任せという部分がありました(今にして思うと、ですが)。そんな私にとても厳しい先輩が一人いました。
数ヶ月が過ぎ、夜勤デビューが決まった私は、その日、「とにかく自分から積極的に頑張ろう」という意欲で勤務に入りました。
夜勤のペアは、なんとその怖い先輩ともうひとり。さらにその夜は瀕コールに緊急オペなどわけがわからない中、ただひたすらに私ができることを探して、こなしていくという状況でした。
そんな夜がやっと明けて、看護記録をつけるのに残業していたところ、怖い先輩が来たので私は「何か怒られる」と思っていました。
ところが先輩は、『やればできるじゃない。これからも頑張ってね』と言われました。
今、私にも後輩ができて、やっとわかります。先輩は、いざという時に動けるように、大変な時にミスしないように、自信のない私にとくに厳しくしてくれていたんだと思います。
だけど今、私は後輩に厳しくできないよ~。怒るのも大変なんですね。
大好きで尊敬のできる先輩がいました。その人がいるだけで、ナースたちも、
患者さんも、安心できるような、強くて優しい先輩です。
そんな先輩が、ご家庭の事情で退職をされたんです。辞めると分かった時には、詰め所で号泣してしまいました。大人になって人前であんなに泣いたのは、初めてです。
退職の日には、すでに離職していた看護師やその日休みの看護師、患者さんのご家族もたくさん集まって、みんなでお見送りしました。
これからは先輩の後を継いで、私が心に余裕のある看護師に…なれるかな。
頑張ります。
看護師のみなさんには、憧れたり、感謝している先輩はいますか?
看護師さんの数だけ、それぞれドラマがありますが、憧れる先輩に出会えたことは、看護師として本当に幸せなことだと思います。
その先輩の憧れをあなたが受け継いで、後輩にもつなげていけるといいですよね。
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